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<ラグビー>2023ラグビーワールドカップ(準々決勝)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 ドイツ(ヨーロッパ)におけるユダヤ人差別は、何もヒットラーのナチズムに限定していない。新約聖書ヨハネ伝第8章44節に「汝(なんじ)らは己(おの)が父、悪魔より出でて己が父の慾を行はん(おこなわん)ことを望む。彼は最初(はじめ)より人殺しなり」とあり、これを忠実に解釈したマルティン・ルターは、「彼らユダヤ人の会堂や学校に火をつけよ」と1543年に書いた『ユダヤ人と彼らの偽りについて』で述べている(『デカメロン』河出書房文庫の平川祐弘の解説から)ことが、大きく影響している。
 
 ルターが、いわゆる聖人君主型でなかったことは、若いころから禁を破って妻帯し、その後は多くの信者に囲まれて飽食したため、晩年の肖像画を見ると、でっぷりと太った悪しき金持ちのイメージそのものになっていることからもわかる。

 本来は「寛容」とか「隣人愛」を旨とするはずの宗教が、なぜ憎悪を煽ることにつながるのか。おそらくは、「神」と「人」が直接つながっているのであれば、そうしたことが避けられたのにも関わらず、その間に「僧侶」・「教会組織」という社会的政治的機能が入り込んでしまったからではないか。例え文盲であっても、「神の言葉」は通訳・翻訳してもらわずとも、心で理解できるのものであるはずだ。そして、それこそが「神の言葉」であることの証左である。


1.RWC準々決勝結果

10月14日

ウェールズ17-29アルゼンチン(HT10-6)

 ウェールズは、怪我のSOダン・ビガーが先発に戻った。また、リアム・ウィリアムスもFBで先発する。しかし、タウルペ・ファレタウが怪我で大会を離脱したため、NO.8にはアーロン・ウェインライトが先発した。

 アルゼンチンは、怪我のパブロ・マテーラに代えて、フアンマルティン・ゴンザレスを6番FLで先発させた。また、SHをベテランのトマス・クベーリに交代した。22番には大ベテランのニコラス・サンチェスが引き続き入って、その貴重な経験値を生かした。

 試合前の国歌斉唱が、これまでの録音から、実際の少年少女合唱団がスタジアムで歌う形になった。また、ウェールズの背番号がことごとくはがれてしまうという、みっともない光景の前半になってしまった(後半に着替えて、この酷さは解消された)。

 試合は、13分までにウェールズが7-0と順当にリードした後の15分、レフェリーのヤコ・パイパーが怪我でカール・ディクソンに交代してしまう。そして、ここから流れがアルゼンチンに傾くという、勝負の綾が起きたように見えた。それでも、前半を10-6で終えたウェールズだが、後半はアルゼンチンにPGを刻まれて、47分には10-12と逆転されてしまう。

 しかしウェールズは、56分にSHトモス・ウィリアムスのトライで逆転して、再び17-12とリードし、試合を面白くしてくれた。そして63分に、アルゼンチン4番LOグイド・プッティがウェールズ12番CTBニック・トンプキンスに対して、ラックで排除する際にプッティの肩がトンプキンスの頭に当たるプレーが起きた。誰もがTMOでチェックした結果、最低でもシンビンになるかと思ったが、トンプキンスが頭を下げたのが原因として、PKすら出ない判定となった。決勝トーナメントに入ってから、それまで厳格過ぎたオッフィシャルの判定が、かなり緩やかになっている証拠の一つとなった。

 この恩恵を受けたアルゼンチンは、そのまま攻撃を継続出来た結果、67分にトライ&コンバージョン成功で17-19と再び逆転する。ウェールズもそう簡単には流れを渡さないとばかりに、73分にウェールズ14番WTBルイス・リーザミットがインゴールに飛び込むが、アルゼンチンの23番WTBマティアス・モローニが値千金のトライセービングタックルでトライを防いだのが大きかった。

 さらに、サンチャゴ・カレーラスと交代した22番SOニコラス・サンチェスが、経験値の低いウェールズ22番SOサム・コステロウのパスをインターセプトするトライを見せつける。この時に勝負が決まってしまった。追い打ちをかけるように、79分にサンチェスはPGを決めて、ベテランの真価を見せつけたアルゼンチンが激戦を制した。

 アルゼンチンのサンチェスの活躍とウェールズのコステロウのミスという現実からは、エディー・ジョーンズがオーストラリアでやったような、経験値の低い若手主体のスコッドではRWCのような大会では通用しないことを、まざまざと見せつけ、そして証明してみせたゲームとなった。

アイルランド24-28オールブラックス(HT17-18)

 アイルランドは、激闘のスコットランド戦からLOジェイムズ・ライアンを怪我で欠いた以外、変更のないメンバーとした。WTBマック・ハンセンとジェイムズ・ロウの二人は、軽度の怪我を抱えているが、出場した。

 オールブラックスは、1番PRに出場停止処分が明けたイーサン・デグルートが戻ってきた。また、オールブラックス最多キャップのLOサムエル・ホワイトロックが、19番のリザーブに入っている。SHはアーロン・スミスが先発し、イアン・フォスター監督によれば「ラック周辺のディフェンスが良い」との理由で、絶好調のキャメロン・ロイガードではなくフィンレイ・クリスティーを21番のリザーブに入れたが、結局プレーしないで終わった。

 また、WTBマーク・テレアはチームの規律に違反したためメンバー外とし、11番WTBにはレスター・ファインガヌクが先発した。リザーブでは、22番にウルグアイ戦でMOMに選ばれてダミアン・マッケンジーが入っており、交代出場したときの爆発的なアタックが期待されたが、最後まで出番がなかった。

 壮絶な、そしてRWC史上またラグビーの歴史からも、永遠に語り継がれる素晴らしい試合となった。こんなラグビーを見せてもらったことに感謝したくなる、そんな最上のエンターテイメントであった。

 試合は、オールブラックスが2つのPGを先制し、その後11番WTBレスター・ファンガアヌクのトライで、18分までに0-13とリードを拡げる。このままオールブラックスのペースかと思われたが、アイルランドもPGと12番CTBバンディー・アーキのトライを返し、あっという間に10-13と3点差に迫る。ところがオールブラックスは、少ないチャンスにNO.8アーディ・サヴェアがトライを返して、10-18とリードを再び拡げた。

 しかし、36分にSHアーロン・スミスが、インテンショナルノッコンをしてシンビンになり、この間にアイルランドSHジャミソン・ギブソンパークがトライを返して、17-18のわずか1点差で前半を終えた。まさに取り取られつという展開で、勝負は白熱した。

 後半オールブラックスは、14番WTBウィル・ジョーダンのトライで17-25と引き離す。しかし63分、アイルランドにゴール前のモールを押され、ペナルティートライを取られて24-25の1点差に迫られた上に、HOコーディ・テイラーがシンビンになってしまう。オールブラックスは数的不利の大ピンチに立たされた。しかし67分、12番CTBジョルディ・バレットのPGで24-28として、PGの3点では逆転されない点差にして、一息ついた。

 そして71分、アイルランドは猛攻を繰り返し、ゴール前のモールをゴリゴリ押しまくった末に、ついにインゴールにボールを持ちこんだ。この時、2007年RWC準々決勝の世紀の大誤審で「NZ人の敵」になっていたイングランド人レフェリー、ウェイン・バーンズは、冷静にボールヘルドの判定をする。ジョルディ・バレットがボールの下に身体を差し込んで、タッチダウンさせなかったのだ。オールブラックスの危機は救われた。そしてバーンズは、これで「NZ人の敵」という看板をようやく下ろせることになった。

 この後は一進一退の息詰まるプレーが続いた。そして75分に、ジョルディ・バレットがDGを失敗した後は、最後の力を振り絞ったアイルランドが、82分までの37フェーズに渡る猛攻を最後まで続けた。オールブラックスは反則をせずに執拗に良く守りきり、最後は、オールブラックスの最多キャップ保持者である、19番LOサムエル・ホワイトロックが勝利を勝ち取るジャッカルに成功して、ノーサイドとなった。

 泣き崩れるアイルランドの選手たち。そして彼らをいたわるオールブラックスの選手たち。そこには単純な勝者と敗者ではない、ノーサイドの言葉そのままに、ただラグビーと言うゲームに全てを賭けてきた人々によって創り出された、限りなく美しい舞台の終焉があるのだった。

 特に、この大舞台に臨んだ最高の役者は、オールブラックス7番FLサム・ケーンだろう。彼の80分を通じた獅子奮迅の活躍は、キャプテンとしてまたオールブラックスとして、その誇りと存在を賭けた極上の演技(プレー)だった。試合後、偉大なオールブラックスであるリッチー・マコウは、「ケーンの、これまでで最高の、そしてほんとうに素晴らしい試合だった」と称賛した。

 この試合で、アイルランドの連勝記録は17で止められた一方、そしてまたしてもRWCの準々決勝を勝つことができなかった。試合内容から見れば、仮にオールブラックス以外が相手であったら、勝っていておかしくないレベルのプレーだったが、ようやく乗り越えたかに見えたオールブラックスという強固な壁は、そう容易に壊れるような壁でなかったことを、改めて思い知らされることになった。

 またアイルランドは、オールブラックスのラグビーを模倣する一方、それを精度高くプレーすることでこれまで勝利を重ねてきたが、最後に精度が落ちたことで、それをリカバリーする力のない選手たちは、オールブラックスの選手が持つ個々の底力に屈する結果となった。やはり、オールブラックスのラグビーは、オールブラックスにしかできないのだろう。

 この試合をターゲットにしていたオールブラックスは、元アイルランド代表監督のジョー・シュミットの知恵を借りて、アイルランドのラインアウトのサインを分析し、またスクラムやブレイクダウンで良いプレッシャーをかけ続け、SOセクストンに良いボールを供給させなかったことが、直接の勝因となった。また、シンビン2枚を出しながらも、最後まで粘り強いディフェンスを、強いメンタルで継続して全員で行ったことが、最大の勝因だったと言える(前半にインテンショナルノッコンでシンビンとなったSHアーロン・スミスは、これで消極的になることなく、後半に見事なインターセプトをしてみせた。その強靭な精神力!)

 世界ランク1位のアイルランドを倒せるのは、真の世界ランク1位であるオールブラックスしかいないことを、世界中のラグビーファンに知らしめた試合として、後世まで長く語り継がれることだろう。私はこの試合と同時代に生きていたことを、心の底から感謝したい。

10月15日

イングランド30-24フィジー(HT21-10)

 イングランドは、オウウェン・ファレルをSOにし、プールマッチのアルゼンチン戦で活躍したジョージ・フォードを22番のリザーブに下げた。また、FBフレディー・スチュアートがメンバー外となり、本来SOのマーカス・スミスがFBで先発した。23番にはオリー・ローレンスが入っている。

 フィジーは、不調が続くトライゲッターのセミ・ラドラドラを11番WTBで起用した。一方、8月のイングランド戦勝利で活躍したWTBセレスティーノ・ラヴタウマダはメンバー外となった。

 黒と赤のセカンドジャージのフィジーは、イングランドのキッキングゲームに対応できず、前半に2トライを先取される一方、27分にようやくトライを返す。しかし、イングランドSOオウウェン・ファレルにPGを刻まれ、前半を21-10とリードされて終わる。

 後半もファレルがPGを刻み、24-10の14点差まで拡げられたが、63分と67分の素晴らしい連続トライで、フィジーは24-24の同点に追いついた。しかし、勝負所でミスや反則が出てしまい、老獪なイングランドに72分にはDG、78分にはPGをファレルに決められて、あっという間に7点差を付けられて勝負は決した。

 なお、80分にファレルがフィジーボールをパスカットした反則は、インテンショナルノッコンと判定されてもおかしくないプレーであり、もしそう判定されていれば、フィジーの攻撃を継続してトライを取れれば、スコアは30-29となり、さらにコンバージョンの2点で大逆転というシナリオもありえたように見えた。しかし、これに対するオッフィシャルの判断は、時間がかかった末にPKのみの判定となり、フィジーの逆転は消え去ってしまった。

 このことに代表されるように、準々決勝以降、プールマッチでは厳しかった判定が、ラインアウトのノットストレートを含めて、かなり緩くなっている気がする。イングランドは、オッフィシャルに助けられ、フィジーは足を引っ張られた結果となったが、それが実力でありまた伝統の力というのだろう。

フランス28-29南アフリカ(HT22-19)

 フランスは、頬骨骨折から復帰初戦となるアントワーヌ・デュポンが9番SHで先発した。フェイスガードは付けずに、ヘッドキャップだけだった。この結果、マキシム・リュクが22番のリザーブに下がった。なおリザーブは、FW6人+BK2人にして、激しいFW戦に備えた。

 南アフリカは、SHファフ・デクラークとSOアンドレ・ポラードを、リザーブの21番と22番にし、SHの先発はコブス・ライナッハ、SOの先発はマニー・リボックという、後半に勝負をかける布陣にした。また、先発NO.8には大ベテランのデュアン・ファルミューレンを入れ、ジャスパー・ウィーゼはメンバー外となった。

 試合は、両チームともにトライを取り合った末、前半39分の南アフリカのシンビンにより、22-19とフランスが3点をリードして終わる。しかし後半は、南アフリカが先手を取るべく選手交代を戦術的に行っていき、これが功を奏していく。一方フランスは、52分のPGで25-19とリードを拡げて安堵した後、56分にSOマチュウ・ジャリベールが、自陣PKからのタッチキックをまさかのミスをしてしまう。距離を出すつもりのキックが自陣に留まることとなり、南アフリカに流れを与えてしまう。

 そして66分に、南アフリカ4番エベン・エツベスが力強いトライを挙げ、22番SOアンドレ・ポラードがコンバージョンを決めて南アフリカが逆転する。さらに67分には、ディフェンスの圧力から得たPGを決めて、25-29とリードを拡げた。しかし、初優勝に燃えるフランスは、70分にPGを返して28-29の1点差に迫り、ラスト10分の正念場を迎えた。

 南アフリカは、キャプテンの6番FLシヤ・コリシが45分に交代するなど、厳しいメンバー事情ながら、最後の10分間、必死にディフェンスを粘りぬいて勝利をつかみ取った。巨人たちが地道なタックルを反則なく繰り返す、まさにアームレッスルの連続であった。ただし、スタンドからブーイングが湧いたのは、75分のことだった。南アフリカ21番SHファフ・デクラークが得意とするプレーなのだが、ラックからの球出しに際して、故意にフランスの選手にパスを当てた。残念ながら見事な勝利に傷をつけるプレーであったが、それでも勝ちは勝ちだ。

 南アフリカの選手でプレーを特筆すべきなのは、4番LOエベン・エツベスの最後まで衰えない激しい闘争心や6番FLシヤ・コリシの献身的なプレーに加えて、11番WTBチェスリン・コルベの攻守にわたる大活躍(コンバージョンキックのチャージ!)と、そして要所要所で効果的な働きをした13番CTBジェッシー・クリエルの仕事には、称賛以外に言葉がない素晴らしいものだった。

 一方、準々決勝で負けた開催国のフランスは、この大会で優勝するために長い時間をかけて準備してきたが、ここまでだった。パワハラ指導者のファビアン・ガルティエの力もさすがに限界があった。フランスは最初の自国開催であった2007年大会は、不本意な4位に終わったが、今回はさらに悪い準々決勝敗退という結果になった。このことは、ラグビーのそしてRWCで優勝することの難しさを良く現わしているように思う。

〇準決勝の組み合わせと予想

アルゼンチン対オールブラックス

 ザ・ラグビーチャンピオンシップで何回も対戦している組み合わせとなった。そして、アルゼンチンがオールブラックスに勝ったのは2回しかない。誰がどう見ても、油断さえしなければ、オールブラックスが順当に勝利して、4度目の優勝に向けて決勝に進むだろう。またオールブラックスは、アイルランド戦でメンバー外としたWTBマーク・テレアとSHキャメロン・ロイガードを起用してくると思われる。

イングランド対南アフリカ

 準々決勝までの戦いぶりから、いっそう固いゲーム運びになる気がする。つまり、ヘビー級同士による壮絶なFW戦。そして、相手チームが反則した後のPG合戦。さらにトライを取らずにDGで得点を刻んでいく、単調な得点経過(まさに3の倍数!)。こうした戦い方は元々イングランドにアドバンテージはあるが、FW戦なら巨人ぞろいの南アフリカが最も得意とするところ。そして、僅差で南アフリカが勝つのではないか。

2.その他ニュース等

(1)プールマッチ終了までの、フランス大会の感想など


 プラネットラグビーが、プールマッチ終了に伴い、様々な観点からフランス大会の感想を述べている。特に後半部分に各賞?が挙げられている。

 その中で面白かったのは、ベストスキル賞で日本の斎藤直人の背面キックが、またベストコスチューム賞で、日本のファンが選ばれていたことだろう。

 また、最も人気が無かった賞でエディー・ジョーンズ、最もフランスらしかった賞で、イングランド対サモア戦のハーフタイムで店を閉めた、ナントのバー店主が選ばれていた。また、リヨンのスタジアムは飲食が充実していたが、他は満足いくようなものでなかったとしている。やはり「食い物の恨みは怖い」?

 なお、ベストゲームの一つに日本対アルゼンチン戦が、南アフリカ対アイルランド、ウェールズ対フィジー戦ともに候補に挙げられていたが、初勝利を挙げたポルトガルのフィジー戦がベストに選ばれた。まあ、記者個人によるご祝儀相場ということか。

(私見)
 次回、日本でRWCが開催されるどうかは不明だが、2019年大会が成功裏に終わったことや、WRの世界戦略という観点からは、日本で再び開催される可能性はけっこう高いと見ている。

 それで、もし次回日本で開催された場合は、前回大会の「おもてなし」として実施された「ナショナルアンセム」応援等に加えて、飲食面の充実はマストではないかと思う。まず、ビールは大会スポンサーというしばりはあるとしても、スタジアム周辺では問題ないはずだから、チケット提示によるスタジアムの出入り自由という方法にして、多種類のビール(またワインや日本酒も)を大量に買える環境にしたい。

 それから、つまみや御飯類だが、日本的なラーメンや立ち食いそばの屋台があれば素晴らしいが、スープをこぼす問題が出るので、テイクアウェイ(アメリカ英語なら「トゥーゴー」、持ち帰り)は厳禁にするしかないのが残念だ。しかし、汁がでないものであれば、おにぎり各種、焼きおにぎり、海苔巻き各種、稲荷寿司、焼き鳥、唐揚げ、枝豆、串揚げ、さつま揚げ各種、焼き(茹で)トウモロコシ、フランクフルト、フライドポテト(できればチーズをかけた「ラクレット」)、炒りピーナッツ、かまぼこ各種、イカ焼きなど沢山用意して欲しい(つまり、安い居酒屋メニューだ)。そして、これこそ「ジャパンウェイ」として世界に誇れるのではないか。

(2)WRが新たな名誉の殿堂入り選手を発表


 ダニエル・カーター(オールブラックス)、ティエリー・デュソトワール(フランス)、ジョージ・スミス(ワラビーズ)、フアンマルティン・ヘルナンデス(アルゼンチン)、ブライアン・ハバナ(南アフリカ)がそれぞれ選ばれた。

 簡単に個々の選手を紹介すれば、カーターはおそらくラグビー史上最高のSO。2011年と2015年にRWC連覇をしている。デュソトワールは、2011年RWCで準優勝したときのフランスのキャプテン。スミスは、ジャッカルというプレーを世界に広めた最初の選手。ヘルナンデスは、2007年RWCでアルゼンチンが3位に入ったときのSO。ハイパントなどのキックを得意にした。ハバナは、RWCの一大会トライ記録8個を、ジョナ・ロムー及びジュリアン・サヴェアと分けあう快足トライゲッター。

3.次期日本代表想定(余興的な感じで)

 まだまだ次の2027年大会まで代表として頑張れる選手がいるだろうが、今回はある程度年齢で切らせてもらった上で、私のプレーの好みにより勝手に代表23人を選んでみた。まあ、乞一興というところ。

(ポジションは1番から23番の順で記載)
シオネ・ハラシリ、坂手淳史、具智元、
アマト・ファカタヴァ、ワーナー・ディアンズ、
ジャック・コーネルセン、福井翔太、姫野和樹(キャプテン)、
齋藤直人(バイスキャプテン)、山沢拓也、
シオサイア・フィフィタ、長田智希、ディラン・ライリー、尾崎晟也、
松島幸太朗
(リザーブ)
堀越康介、小林賢太、細木康太郎、サウマキ・アナマキ、ベン・ガンター、福田健太、廣瀬雄也、高橋汰地

 この中で特に廣瀬雄也には、高校時代から注目しており、いうなれば「日本のオウウェン・ファレル」になれると期待している。また、山沢拓也も「日本のフィン・ラッセル」だと見て大いに期待している。

4.WXV(女子ラグビーの世界規模のリーグ戦。今年から始まった)試合結果

WXV2
イタリア28-15日本
スコットランド31-17南アフリカ
アメリカ36-26サモア

WXV3
フィジー67-13コロンビア
アイルランド109-0カザフスタン
スペイン32-0ケニア

WXV1(イングランド、オーストラリア、カナダ、ウェールズ、NZ、フランスが参加するトップレベル)は、20日から始まる。


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