<ラグビー>日本対ワラビーズ,アメリカ対オールブラックス,結果
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<ラグビー>日本対ワラビーズ,アメリカ対オールブラックス,結果

きーやん

日本23-32ワラビーズ

7分,ワラビーズ10番SOクエード・クーパーのオフロードパスから,14番WTBトム・ライトがトライ。クーパーのコンバージョン成功で,0-7。
16分,日本10番SO松田力也がPG,3-7。
23分,ワラビーズ23番FBジョーダン・ペタイアがトライ。クーパーのコンバージョン成功で3-14。
26分,日本14番WTBロマノラヴァ・レメキがキックパスを取ってトライ。松田のコンバージョン成功で,10-14。
33分,松田がPG,13-14。
40分,クーパーがPG,13-17。

前半,日本13(1T1C2P)-ワラビーズ17(2T2C1P)

これだけのメンバーを揃えていれば,ザ・ラグビーチャンピンシップで調子を上げているワラビーズ相手でも,ホームの強みもあって十分勝ち負けのできる前半となった。トニー・ブラウンは,もしかするとラグビー史上最高のコーチかも知れない。日本は,ザ・ラグビーチャンピンシップに十分参加できるのではないか。

外国人の多さを批判する勢力もいるが,ラグビーという競技の特性(国籍主義ではなく協会主義)を考えれば,このサンウルヴズを発展させたような日本代表は,文化的政治的にも多様性及び民族の融合性という観点から,あらゆるスポーツが目指すべき理想的な「ワンチーム」ではないか,と思えてきた。

43分,ワラビーズ3番PRタニエラ・ツポウがトライ。クーパーのコンバージョン失敗で,13-22。
50分,日本14番WTBレメキが,ショルダーチャージでシンビン。
51分,ワラビーズ6番FLロバート・レオタがトライ。クーパーのコンバージョン失敗で,13-27。
57分,日本12番WTB中村亮土がインターセプトからトライ。22番SO田村優のコンバージョン成功で,20-27。
69分,クーパーがPGをポストに当てて失敗。
74分,田村がPG,23-27。
79分,ワラビーズ16番HOコーナル・マキナーニーがモールからトライ。22番ジェイムズ・オコナーのコンバージョン失敗で,23-32。

後半,日本10(1T1C1P)-ワラビーズ15(3T)
合計,日本23(2T2C3P)-ワラビーズ32(5T2C1P)

南アフリカ・スプリングボクスに連勝したオーストラリア・ワラビーズ,74分まで4点差の負け。しかも,その4点差は,シンビンの間に取られたもの。このトライがなければ,23-22だった。もっとも最後にモールからトライを取られて9点差にされたが,日本が勝つチャンスが十分あった価値あるゲームとなった。

日本は,2019年RWCのベスト8入りがフロッグやホームアドバンテージではなく,真の実力のあるチームに成長し,それを維持していることを見事に証明できたと思う。また,トップリーグ=リーグワンに,世界トップクラスの外国人プレヤーが参加することによって,日本人プレヤーやベン・ガンターのような成長途次のプレヤーが,世界トップレベルと互角に戦えるまでに成長できたことは,大きな成果となった。これまでのサンウルヴズでのスーパーラグビー参加,松島幸太朗や姫野和樹のような海外チームへの参加,そして,リーグワンの充実によって,日本代表は確実に強化された。今後もこの流れを継続したい。そして,これから対戦する対スコットランド,対ポルトガル,対アイルランドがさらに楽しみになってきた。


アメリカ14-104オールブラックス

試合前に,アメリカ女子代表キャシー・フロアーズ及びマオリオールブラックスのショーン・ワイヌイを追悼して,黙祷があった。また,アメリカ代表キャプテンのブライス・キャンベルが,ワイヌイの11番のジャージを前に弔意を表した一方,オールブラックスはハカの前に11秒間の黙祷を捧げた。

1分(0分29秒),オールブラックスが,自陣22mでキックオフをレシーブした後,15番FBダミアン・マッケンジー→11番WTBジョージ・ブリッジ→9番SHフィンレイ・クリスティーとつないで,最後に6番FLルーク・ジェイコクブソンがトライ。10番SOリッチー・モウンガのコンバージョン成功で,0-7。
6分,オールブラックスが,12番CTBクイン・ツパエアの突進でできたゴール前ラックから,SOモウンガ→5番LOツポウ・ヴァアイとつないで,アメリカの選手がパスカットしたボールを拾って1番PRイーサン・デグルートがトライ。モウンガのコンバージョン成功で,0-14。
10分,オールブラックス14番WTBウィル・ジョーダンが,ラインブレイクした後自らのショートパントを再獲得してトライ。モウンガのコンバージョン失敗で,0-19。
13分,オールブラックスが,8番NO.8ホスキンス・ソツツ→12番CTBツパエアとつないで,最後に15番FBダミアン・マッケンジーがトライ。モウンガのコンバージョン成功で,0-26。
20分,オールブラックスが,SHクリスティー→14番WTBジョーダンとロングパスでつないで,最後6番FLジェイコブソンがランニングスキルを発揮して2つ目のトライ。モウンガのコンバージョン成功で,0-33。
25分,オールブラックスSOモウンガのショートパントを14番WTBジョーダンがキャッチし,これを再びモウンガにつないで,トライ。モウンガのコンバージョン成功で,0-40。
30分,オールブラックスが,SOモウンガ→FBマッケンジーとロングパスでつないで,最後に14番WTBジョーダンが個人技で抜いて2つ目のトライ。モウンガのコンバージョン失敗で,0-45。
34分,オールブラックスが,12番CTBツパエア→14番WTBジョーダン→SHクリスティーとつないで,最後に3番PRアンガス・タアアヴォがトライ。モウンガのコンバージョン成功で,0-52。
37分,オールブラックス12番CTBツパエアが,アメリカが落としたオールブラックスのパスを拾ってインゴールに入り,TMOの結果,トライ。モウンガのコンバージョン成功で,0-59。
40分,アメリカが,12番CTBブライス・キャンベルの好走から出来た中央40mのラックから,9番SHネイト・アウグスパージャーが偶然に抜けて,トライ。10番SOルーク・カーティのコンバージョン成功で,7-59。これは,アメリカがオールブラックスから史上初めて取った記念すべきトライとなった。しかし,ビデオを見る限り,アメリカ4番LOネイト・ブレイケリイが,ラック左でオールブラックスのディフェンスに対してオブストラクションしており,まるでアメフトのようにディフェンスをブロックしてもらったアウグスバージャーが,レフェリーの見逃しで抜けたように見える。

前半,アメリカ7(1T1C)-オールブラックス59(9T7C)

オールブラックスのアタック練習のようなミスマッチのゲーム。しかし,オールブラックスとしては,前半最後にあっさりとトライを取られたことは要反省になるだろう。5番LOツポウ・ヴァアイ,12番CTBクイン・ツパエアの若手2人が躍動している。SOリッチー・モウンガ,WTBウィル・ジョーダン,FBダミアン・マッケンジーのBKは,格の違いを見せている。個人的には,NO.8ホスキンス・ソツツと13番CTBブライドン・エンノーのトライを見てみたい。100点ゲームとなるような一方的な試合内容から,後半早々に19番LOジョシュ・ロードのオールブラックスのデビュー,サム・ケーンの久々の復帰など,多くの選手交代が予想される。

アメリカは,一方的にディフェンスするだけで,タックルミスも多い。トライを取っただけで,満足してしまうような内容となっている。まるで,かつての日本代表のようだ。

41分,オールブラックスが,キックオフからFBマッケンジーが抜け,3番PRタアアヴォにつないで,2つ目のトライ。モウンガのコンバージョン成功で,7-66。これでモウンガは,オールブラックス歴代得点記録で7位になった。
48分,オールブラックスが,自陣からSOモウンガがラインブレイクし,FBマッケンジーを経由して,最後に7番FLダルトン・パパリイがトライ。モウンガのコンバージョン成功で,7-73。
49分,オールブラックス20番FLサム・ケーンが登場。また,1~3番を全て交代。
53分,アメリカがゴール前10mのPKからの速攻で,11番WTBライアン・メイティアスがインゴールに入り,TMOの結果,オールブラックス14番WTBジョーダンのタックルを受けて,ゴールライン1m手前でタッチダウンし,その後ジョーダンによってタッチに押し出されながらダブルモーションでインゴールに入ったように見えるが,トライの判定。カーティのコンバージョン成功で,14-73。
55分,オールブラックスがPKを得て,16番HOダン・コールズが速攻。12番CTBツパエアからのパスで23番CTBアントン・リエナートブラウンがトライ。モウンガのコンバージョン失敗で,14-78。
59分,オールブラックス19番LOジョシュ・ロードが,テストマッチにデビュー。
67分,オールブラックスが自陣から,14番WTBジョーダン→NO.8ホスキンス・ソツツ→21番SHのTJ・ペレナラとつないで,最後は22番SOボーデン・バレットがトライ。FBマッケンジーのコンバージョン成功で,14-85。
70分,オールブラックスが,ラインアウトから16番HOコールズが,14番WTBジョーダンにリターンパスでつなぎ,そのまま抜け出して3つ目のトライ。マッケンジーのコンバージョン成功で,14-92。
79分,オールブラックスが,FBマッケンジーがルースボールを拾って,16番HOダン・コールズに山なりのロングパスをつないで,コールズがBKレベルのスキルを使ってトライ。マッケンジーのコンバージョン失敗で,14-97。
82分,オールブラックスが,FBマッケンジー→NO.8ジェイコブソン→13番CTBエンノーとつないで,最後に21番SHのTJ・ペレナラがトライ。マッケンジーのコンバージョン成功で,14-104。

後半,アメリカ7(1T1C)-オールブラックス45(7T5C)
合計,アメリカ14(2T2C)-オールブラックス104(16T12C)

交代したFW1列の息が合わなかったのか,スクラムでPKを取られたこと,不要なPKやアタックのミスでトライを取り切れていないこと,アメリカの2つ目のトライを与えたことなどが,後半の反省材料。点差が離れたことが原因か。しかし,最後の最後に100点に到達して,とりあえず面目を保った形となった。

次のウェールズ戦に向けて強くアピールできたのは,LOツポウ・ヴァアイ,FLルーク・ジェイコブソン,FLダルトン・パパリイ,SOリッチー・モウンガ,CTBクイン・ツパエア,WTBウィル・ジョーダン,FBダミアン・マッケンジーなど。FWでは,ジェイコブソン,BKではモウンガがMOMか。なお,HOダン・コールズの経験値に裏付けられたHB団レベルのパススキル,BKとしても使えるスキルはよく目立っていた。

アメリカは,前半の防戦一方から少しはゲームになるプレーができたのが,将来に向けての好材料になるかもしれない。また,オールブラックスから2トライを記録したのも,将来につながるだろう。

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きーやん
オールブラックス、ハリケーンズ、ウェリントン、日本代表ブレイブブロッサムズ、神戸製鋼、明治大学、東京高校を応援する、もう41年間も続く熱狂的ラグビーファンです。NZラグビー関係投稿の合間に、映画、絵画、クラシック音楽、クラシックバレエ、読書、そしてたまに小説も書きます。