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「初めての人生の歩き方――毎晩彼女にラブレターを」(有原ときみとぼくの日記) 第264話:眠れない夜とアイマスク。

夢を掴むことというのは一気には出来ません。小さなことを積み重ねることでいつの日か信じられないような力を出せるようになっていきます」イチロー


 ひっさしぶりに朝の五時に目を覚ました。
 外はまだ暗く、少しして真っ赤な光が遠くに見えた。
 ぼくは少し前から頑張って五時に起きることを目標にしていたんだけど、やっぱりなかなか起きれるものではない。だって寝るの遅いんだもん。それに寝るの大好きだし、ショートスリーパーとかじゃないから短時間睡眠とかもうマジ無理なわけで……。

 引っ越ししてからずっと寝る時間が遅い。
 まだ彼女と娘との同棲に慣れていないのももちろんあるけど、ぼくはそれでもずっと早く寝たかった。だから彼女にずっと言い続けてきた。

「早く寝たい。今晩こそは寝よう! 欲を言えば九時! 出来たら十時!」

 ほなお前が子供の面倒見て寝かせろ! と突っ込まれそうになりながらも、どうにか早く寝れないかなぁと日々考えていた。
 と、そんな矢先の昨晩、彼女と娘のおかげで予定通り十時には布団に入ることができたのだ。

 結局遅くなってい原因はぼくが一人でわちゃわちゃやっていたことだったらしく、その気になればみんな早くお布団に行けるみたいで、ぼくはものすごく彼女に申し訳ない気持ちになったんだ。

 だって彼女が悪いみたいに言ってたんだもん。
 うん、本当にごめんなさい。

 そして消灯。
 やっと眠れる。
 ぼくはアイマスクをして布団に潜り込んだ。
 夢にまで見た早寝。
 彼女に早く寝たいと言ってみてよかった。

 と、思いながら布団の上でコロコロしていると、妙な感じに……。

 あれ、これあれじゃない?
 もしかして眠たいのに眠れなくなるモードに突入してない?

 まじ勘弁してくれよ。
 せっかく早く眠れるのに、というか彼女に申し訳ないっすよ。散々早寝したいと吠えておきながらいざ眠るとなると眠れないなんて……。

 まじごめん!!

 ぼくは布団の中で彼女にテレパシーで謝ると、あとはもうトイレに行ったりウトウトしたりを繰り返して、そして結局いつもと同じぐらいの時間に眠りについた。

 朝。
 五時にアラームがなる。
 眠たい。
 いつもなら絶対に無理だ。
 起きれるわけがない。
 しかし昨日は早く寝た体になっている。

 起きるしかないじゃん!!

 だからぼくは今猛烈に眠たい。
 今夜こそは早く眠れますように。

もう笑っちゃうよね。
ごめんね、そして感謝です。
今夜はたぶんスコーンと眠れると思うよ。

娘が帰ってきて、たくさんお話して、そして今昼寝している。
その寝顔を見て、ぼくはなんだか幸せを感じるんだ。

きみにも見せたい。
早く帰ってきてね。

愛してるよ。
今日も一日お疲れ様でした。

あ、卵よろしく!

始めての人生、

なかなか予定通りには物事は運ばない。

でもそれすらも予定の範疇だと考えれば、

人生の見え方はガラッと変わる。

イライラも不安も恐怖も、

捉え方ひとつでプラスにもマイナスにもなる。

大丈夫。

もし今苦しい人がいたら、

それはきっと幸せへの伏線だから。

未来の自分は

その悩みをきっと

ほほえましく眺めているよ。

今日もありがとう。

今年も、残り87日。

またね。

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最後まで読んでくれてありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。

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