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「初めての人生の歩き方――毎晩彼女にラブレターを」(有原ときみとぼくの日記) 第212話:新しいメガネと新しい夢。

「恐れてはいけません。暗いものをじっと見つめて、その中から、あなたの参考になるものをおつかみなさい」夏目漱石

 彼女が新しいメガネを買ってくれた。
 それが今日できたので、みんなでお店まで取りに行った。
 だからぼくは今すごく嬉しい。
 メガネだから自分では見えないけど、新しいメガネをかけているだけでなんだか胸がドキドキするんだ。

 人生はいいことしかおきない。

 いつかの誰かのセリフを思い出しながら、ぼくは家に帰って一人で新しいメガネを拭きながらニヤニヤしているんだけど、本当に嬉しいんだ。

 本当に嬉しい。

 今日、彼は氣がすごい人のところに行って大腸に氣を当ててもらった。
 それからずっと大腸が針でツンツンされているような感じで痛くて冷や汗が出ちゃうけど、メガネを新しくしたおかげでなんとなく強くなった気がして、だから大丈夫なんだ。

 きっとすべてはいい方向に向かっている。

「俺、夢を叶えたい」

 ぼくは帰りに、彼女にそう宣言した。 
 月の見えない夜だった。
 彼女はうなずいた。

 ぼくは彼女に惚れている。
 すごく好きだと思う。

 傍にいるだけでドキドキしてくるんだ。

 ▲ほぼ100字小説▼(202)

 悲しい夏だった。海に捨てた手紙はきっと今でも海底から私を恨んでいるでしょう。
 しかし今年の夏は捨てた手紙をまた拾うこともなく、あなたへの言葉はただ海に溶けていくようで、だから私は汗を流しながら何だかドキドキしているのです。

#小説 #ほぼ100字小説 #恋愛

有原悠二のTwitterより

 恋と呼ぶときもあるし、愛と叫びたいときもある。
 異性として欲情するときもあるし、親友として尊敬しるときもある。

 新しいメガネできみを見る。
 新しいメガネで空を見る。

 新しいメガネは新しいきみたちを見せてくれる。
 新しいメガネは新しい夢を見させてくれる。

 ただきみを守りたい。

 その思いは恋愛から一歩先にいった場所にある感情な気がするんだ。
 今まではたあきみの傍にいたかった。
 今からはきみの傍でなにができるのかと考えていくのがぼくの次の夢だと思っている。

 真夜中の玉手で豆乳を買う。
 不思議ときみのことを考える。
 新しいメガネに付着した汗をぼくは後で優しく拭う。

 誰でもない、今夜もきみを想いながら。

本当にありがとう。

メガネ大切にするよ。

また明日ね。

愛してるよ。

おやすみなさい。

初めての人生、嬉しい! と思えることが

一体どれぐらいあったのだろうか。

ぼくは今とても嬉しい。

なんだかドキドキするもん。

生きててよかった!

今日もありがとう。

今年も、残り138日。

またね。

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