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#エッセイ
写真エッセイ〜2024年5月〜
この1ヶ月、どんなことがあっただろうか。和歌祭、運動会、あと29日もあるけれど、そのほとんどが日常を過ごしていたから、記憶にある通勤電車の風景が一体いつのことなのか分からない。帰宅途中で電車が止まり鍼灸院に行けなくなったときは、車内に大きな蛾が迷い込んできたけれど男子学生が壁をドン!っと叩く音が聞こえてからは姿が見えなくなった。こうして僅かな記憶を辿っていけば、忘れやすいボクでも今ならまだ思い出せ
もっとみる写真エッセイ〜2024年3月〜
「ウインナーか、ツナマヨかな?」
閉店後のパン屋さんの前で、メニューを指さしながら老父婦が話をしていた。本屋さんで定期購読している「スピン」という雑誌を受け取り、図書館で本の返却、貸し出しを終えたボクは、楽しそうな雰囲気を感じ取り自転車の速度を落とした。そうして聞こえてきた惣菜パンの話をもっと聞きたいと思いながらも、近くに自転車を停めてスマホをいじるのも会話の邪魔になるだろうから軽快に自転車を漕
写真エッセイ〜2024年2月〜
サイン本をメルカリで転売して欲しくないいきなり写真と関係ないことから始まってしまい、ごめんなさいなのですが、本当に見るたび悲しくなるんです。作家さんが読者のことを思って1冊1冊気持ちを込めて書いたサインであって、お小遣い稼ぎのために書かれていません。ボクのnoteを読んでくださっている方には、「そんなの当たり前でしょ」と思われることだと思うから、ここに書いても正直意味はないのだけれど、「そういう時
もっとみる写真エッセイ〜2024年1月〜
散歩はしているけれど、写真を撮る気にならないことが増えた。ただ散歩しているだけで楽しい。散歩好きだから当然なのですが。
写真が撮れないわけじゃなくて、惹かれる風景に出会っても「きれいやなー」と思うけれど、手がシャッターを押そうとしない(おい!どうしたボクの人差し指! 押すだけで写真は撮れちゃうんだから押しちゃいなよ!と言っても全然反応してくれない。もしかして反抗期か?)。
同じような状態になっ
写真エッセイ〜2023年2月〜
将来の夢
「パンダの飼育員さんになりたい。」
長女に「大きくなったら何になりたい?」と聞いたらこう答えてくれた。赤ちゃんのころから、毎年一回和歌山のアドベンチャーワールドへパンダを見に行っていることと、お世話好きの性格が相まってそう考えるようになったのかもしれない。
今年のアドベンチャーワールドは天候に恵まれず雨だった。駐車場から入り口に向かう途中にある記念撮影エリアでパンダの大きな置物と一
写真エッセイ〜2023年1月〜
昨年末から書こうと思っていた写真エッセイ。いざ、書き始めてみたのは良いが、いろんなところをくすぐられているような感覚をまだ拭えていない。だらだら長い文章は書く気力があれば誰でも書けるといつか本で読んだ。一方で、簡潔に、そして的確に、さらに効果的に言葉をまとめるためには相当な努力が必要らしい。これは書き始めたことで、嫌というくらい思い知らされている。そんなボクが最低でも5年間、毎日文章を書くことに決
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