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写真エッセイ〜2024年5月〜

この1ヶ月、どんなことがあっただろうか。和歌祭、運動会、あと29日もあるけれど、そのほとんどが日常を過ごしていたから、記憶にある通勤電車の風景が一体いつのことなのか分からない。帰宅途中で電車が止まり鍼灸院に行けなくなったときは、車内に大きな蛾が迷い込んできたけれど男子学生が壁をドン!っと叩く音が聞こえてからは姿が見えなくなった。こうして僅かな記憶を辿っていけば、忘れやすいボクでも今ならまだ思い出せることがある。でも、ボクは思い出して何かしようという気はないし、どちらかというとこのnoteを書くよりも、今日買ってきた最果タヒさんの新刊が読みたい。和歌山でも買えるのに、わざわざ大阪市内までサイン本を今回も買いに行った。サインと一緒に添えられた詩の一節は買って表紙を捲るまで分からない。どんな詩が書かれているか分からないから、手書きの言葉を見たあとは、本文での出会いを待ちながら読み進め、読み終える頃には最初に読んだ言葉を忘れてしまっていることも多い。もしかしたら、気付いたことがないかもしれない。だけど、今日は違った。帯に書かれている「好きだと思う瞬間、流れ星になる。」と銀色のペンで書かれていた。何度も読んだからか、すっかり覚えてしまった。それでは、ボクが「あぁ、流れ星になったわ〜。」と思った風景を紹介します。写真を編集する気力がないので、FUJIFILM X100Vの撮って出し写真です。「あぁこんな風に写るんだねぇ」とか、「あぁ、これはわたしも撮るかも」とか、ひとりで呟きながら見てね。もちろん、誰かと一緒に「どうしてここで撮ったと思う?」「そりゃ赤い色に惹かれたからでしょ」と話のネタにも使ってください。ネタになるような写真が1枚くらいはあるはずです。

色合いが南大阪っぽくなくて新鮮だった。近所だけど、行ったことのないエリアはまだまだたくさんあって、他府県に行くよりも物理的な距離は近いけれど、心理的には遠く感じて、その理由は「いつでも行こうと思えば行ける」に尽きるんだけど、そう思っているうちは絶対行かないから、今年はもっと身近だけど知らない場所を訪れたい。Googleマップで表示される道を全て歩きたいと気持ちだけが先走っている。どなたか一緒に大阪のマイナー地区を散歩しませんか?
植木とホースのコラボレーション! どちらも好きなボクにはたまらな風景だけど、柵の中へ入れないことがボクとの距離に感じて、「手を伸ばせば届きそう!!」だと思っているうちは手が触れ合うことはなくて、一歩踏み出さなきゃ始まらない。柵の内側に入ってしまったら、望まない場所での新しい生活が始まってしまうから、一歩踏み出すときは勢いに任せず、冷静に状況を判断してから踏み出すことをお勧めしたい。もちろん、メルカリでずっと欲しかった商品を見つけた時も同じだ。焦ってしまい送料別、匿名配送じゃない状態で購入してしまうと、当分そわそわした感情が付きまとうから。
さすべえが付いてるから、おばちゃんの自転車なんやろうけど、なんかおばちゃんが乗っている様子がイメージできない。木の影から発せられる生命力のせいだろうか。
自転車と影が共存する風景に多く出会えた。誰にも見てもらうことなく忘れられる風景があることは寂しいけれど、寂しいと書いた割にはどんな風景だったか思い出せない。別の表現を選んだ方がボクの感情を正確に伝えられるのかもしれない。寂しいんじゃなくて、その瞬間、好きに出会えた時点でもう完結していて、新しい感情を上書きする必要なんてないんだと思う。あとから見たときに、感じたが変わればそれを受け止めればいいし、何もないならそれでいい。無理する自然体で向き合うことが写真を愛するということなんだと思う。
なんでこんなに膨らんでるの? もうボクの好奇心が膨らみすぎて破裂しそうだった。
本当に自転車が好きなんだなと思った。良い場所に止まってるんだよね。
また自転車!
またまた自転車
原チャ!と思ったら、右隅に自転車!
最後も自転車! しかも、さすべえに傘ついてる。これは間違いなく大阪のおばちゃんの自転車ですね。後ろのカゴのある無しで、ほんまに印象変わる。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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