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生活習慣病も老化も、糖化と酸化が原因のひとつ!!

 人間の体は、主にタンパク質でできています。また、体を機能させる酵素
なども主にタンパク質で作られています。

 そのタンパク質に糖質がくっ付くことを、糖化といいます。(こげ)
糖化されたタンパク質は、体の中で生じる活性酸素で極めて酸化されやすくなります。(さび)

 機械でも、こげたり、さびたりすると機能が低下して、うまく機能しなくなったり、見かけも汚くなります。それと同じことが、糖質が多いと人間の体でも起こるのです。

糖化されたタンパク質は、何十倍も酸化されやすくなります。

タンパク質が糖化された状態は、目で見ることもできます。顔のシミです。
顔のシミは、皮膚のコラーゲンというタンパク質に、糖質がくっ付き染み出したものです。
最近、脳血管障害の患者さんの顔は、男も女もシミのある人が多いと思います。つまり、血管もコラーゲンというタンパク質でできているためシミのある人は、動脈硬化が進んでいる可能性があります。

シミは糖化や酸化したコラーゲンが皮膚に現れたものであり、動脈硬化が進行している可能性があります。

 また、糖尿病の検査でHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という検査があります。これは、赤血球のヘモグロビンというタンパク質が糖化された、パーセンテージを表しています。つまり、外来の血液検査で、できる糖化度として、私は、利用しています。この値が、6.5%以上が糖尿病です。
5.7から6.4%とを糖質過多と考えています。患者さんには、この値から、糖質制限食(低糖質食)を進めるようにしています。生活習慣病の始まり肥満を予防するためです。炎症性のサイトカインをばらまく、内臓脂肪を減らすためにも低糖質食を勧めます。

糖化と酸化が、生活習慣病や老化の原因の1つと考えています。これが、低糖質食をお勧めする理由のひとつです。

 私は、低糖質食5年目になります。低糖質食とは、野菜とタンパク質(肉 魚、卵、豆類)などを主食にして、炭水化物をほとんど取らない食事です。また、油は、エクストラバージンオリーブオイルと中鎖脂肪酸オイル(MCTオイル)、オメガ3オイルを気にせずにとっています。
糖質をエネルギーにするのではなく、ケトン体をエネルギーにして生きています。人間が、木から平地に降りて、約669万年間してきた、食生活をしています。心は、安定して、集中力 記憶力などが、よくなってきた気がしています。低糖質食(糖質制限食)の良さは、やった人のみがわかるもので、いくら理屈をこねてもわかってもらえません。

※ただし、糖尿病の治療をされている方は、低糖質食 糖質制食は、しないでください。低血糖発作を起こすと、命を落とす可能性があるからです。
肝機能障害がある人もむいていないかもしれません。
今のところ、低糖質食は、糖尿病以外の糖質過多の人にしか、お勧めしていません。



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