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ジャズアドリブのススメ Vol.16 ジャズスタンダードを吹いてみよう【All the things you are #2】 Diminish Cordとは
前回に引き続きAll the things you areを題材に、ディミニッシュコード(Diminish)について紹介したいと思います。
ディミニッシュコードとは
All the things you areの最後から5小節前に出てくるコードでB°7やBdimなどと表記しますが、これらはディミニッシュコード(Diminish cord)といいます。
ここに4つのディミニッシュコードがありま
Talking about trombone #7 Andre Hayward
今回紹介するのは現代のトロンボニストの中でも正統派なビバップスタイルを得意とするAndre Haywardです。
世界的に有名なジャズのコンペティションであるThelonious Monk Institute of Jazzで2013年にグランプリを獲得。あのWynton Marsalisにも「バターのような音色だ!」と絶賛されたほど、ファットで魅力的な音色を持ったプレイヤーです。
お手本のよ
Talking about Trombone #6 Bob Brookmeyer
今回も世界の色々なトロンボーンプレイヤーを紹介したいと思います。
今回はジャズでも珍しいピストン式のバルブトロンボーン使いの名手でもあり、ビッグバンドの歴史を語る上でも欠かすことのできない偉大なアレンジャーでもあるBob Brookmeyerを取り上げたいと思います。
Bob Brookmeyer
もともとはビッグバンドでピアノを弾いていたようですが、クロード・ソーンヒル楽団への入団を機にトロ
ジャズアドリブのススメ Vol.12 ジャズスタンダードを吹いてみよう【The days of wine and roses #3】
今回はVol.9、Vol.10と紹介してきた酒バラのアナライズの完結編です。
この曲のチェンジ全体を振り返りソロのアプローチをおさらいしましょう。
STEP1. ダイアトニックコードを見分けよう
緑でマークされた部分は全てFメジャーキーのダイアトニックコードです。
コードファンクションを無視したかなり強引なやり方ではありますが、この部分はFのメジャースケール一発で演奏することもできます。同じス
Talking about Trombone #5 Delfeayo Marsalis
今回も世界の色々なトロンボーンプレイヤーを紹介したいと思います。
今回紹介するのは名門マルサリスファミリーの三男、Delfeayo Marsalisです。
祖父にピアニストのEllis Marsalis、兄弟にはWynton Marsalis、Branford Marsalis、Jason Marsalisとジャズ界を牽引する音楽一家の出身で、大変優れたトロンボニストです。
非常にオーソド
ジャズアドリブのススメ Vol.8 ジャズスタンダードを吹いてみよう【There will never be another you #2】
今回は前回に引き続きThere will never be another youを題材にガイドトーンを使ったソロの練習方法を紹介したいと思います。
ガイドトーンとはガイドトーンとはずばりコードトーンの3rdと7thの音のことです。
例えばCを主音としてメジャー、マイナー、ドミナントの基本的な3種類のコードを比較すると、コードのキャラクターが変化した時に一緒に変化する音としない音の二つに別れる
Talking about Trombone #4 Carl Fontana
今回も世界の色々なトロンボーンプレイヤーを紹介したいと思います。
今回紹介するのはDoodle tonguing(ドゥードゥルタンギング)によってトロンボーンの奏法に革新をもたらしたCarl Fontanaです。
Carl Fontana
ウディハーマン楽団からキャリアをスタートさせ、ライオネルハンプトン楽団やスタンケントン楽団など名だたるビッグバンドで活躍しました。
同時にソリストとして
ジャズアドリブのススメ Vol.7 ジャズスタンダードを吹いてみよう【There will never be another you #1】
今回からは実際にジャズのセッションでよく演奏されるジャズスタンダードを題材に練習する方法を紹介していきたいと思います。
今回紹介するのはThere will never be another youです。
まずはどんな曲か聴いてみましょう。
テーマを練習しようジャズスタンダードでアドリブを練習する時に最も重要なのは、まずその曲のテーマ(主旋律、メロディー)を覚えることです。
そもそもアドリブ