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離婚して自分の人生を生きていく⑧
第八章裁判所での調停中に、私のように別の調停を起こされた場合、同一の調停委員で2件の調停を同時に実施することになる。前回の調停で、私が申し立てた婚姻費用の調停は終了したのだが、夫婦関係調整の調停の方は継続しているので、毎月同じ4名の『いつメン(調停委員2名と私とソウ)』での調停は、まだ続くことになった。
この頃になると、いつまでこれが続いていくのか不安になっていた。調停に来るためには、新しい職場
離婚して自分の人生を生きていく⑦
第七章転職と引越し
調停を申し立てた頃から5ヶ月ほど経過していた。その間に転職したため、新しい職場で正社員として働くことになった。
転職先は初めての職種なので、わからないことも多かったが、若いスタッフが多く活気があり、楽しく仕事することができていた。
何より嬉しいことに、安定した収入が得られる。今までよりも経済的に落ち着き、私のメンタルも安定していた。
さらに、引越し先も運良く決まり、ウィーク
離婚して自分の人生を生きていく⑥
第六章
調停4回目(婚姻費用、夫婦関係調整)
前回の調停で言われた通り、ざっくりとした1ヶ月の生活費を紙に記載して持参した。今の給料では節約しても毎月の赤字が7、8万円だった。今のままでは生活に不安があるため、転職活動をしていることを伝えた。
児童手当や保育園利用料については、両方とも私の口座となっていたので、児童手当は保育園利用料に充てた。人によっては、児童手当の入ってくる銀行口座が配偶者か
離婚して自分の人生を生きていく⑤
第五章 続く調停、子どもの様子調停3回目(婚姻費用、夫婦関係調整)
婚姻費用には算定表というものがある。裁判所のホームページに掲載されているので誰でも確認が可能だ。
夫婦のお互いの収入差
給与所得か自営か
子どもの人数
子どもの年齢
主に上記の情報に応じておおよその算定額が載っている。
夫婦が同等の生活ができるように所得の多い方が所得の少ない方に金額が支払われるイメージである。
私のパー
離婚して自分の人生を生きていく④
第四章 調停と転職活動婚姻費用調停2回目+夫婦関係調整調停1回目
思いがけず夫婦関係調整の調停を申し立てられ、申立人と相手方の両方の立場として調停することとなった。今回はソウから調停の部屋に呼ばれ、私は後から話すこととなった。ソウの話が終わるまで待合室で過ごす。30分40分後に、男性の調停委員が「お待たせしました」と私を呼びに来た。
「まず、婚姻費用についての話ですが、ソウさんは支払う意思は
離婚して自分の人生を生きていく③
第三章 婚姻費用分担調停+α裁判所という場所
調停というのはどんなものなのか想像できない世界だったが、経済的に不安もあったので、とにかく早めに申し立てを済ませ、ついに1回目の調停期日を迎えた。
各地方で家庭裁判所の内部は違いがあるのかもしれないが、私の管轄の裁判所に入るには、まず入り口に空港の手荷物検査と同じような構造のゲートがある。金属に反応する例のやつだ。手荷物もしっかり透視されて中を確