自分にやさしい自分でいる
自分に満足できる自分でいられていますか?
自分に嘘のない自分でいられていますか?
少し前の私は、NOでした。
いつの間にか、自分で自分を抑圧し、自分の気持ちから目を背けてきた。
みなさんも「自分にやさしい自分」について、一緒に考えてみませんか?
自分にやさしいということ
まず初めに、自分にやさしいというのは自分に甘いということではありません。
自分の心の声に聞こえないふりをしない。
「現在」に囚われて、「どうせ」とか、「自分なんか」と思わない。
自分が、自分自身を見放さないこと。
嫌だなって思っている状況に身を置き続けない。
誰かの視線を気にして自分を曲げない。
嫌なことや嫌な思いをずーっと続けていられるほど、人生は暇じゃないんです。
自分の人生は、楽しむためだけにある。それでいいんです。
このご時世、人との付き合い方もどんどんと複雑になってきて心がすり減ることも多くなったけれど、それでも案外、やさしい人は世の中にごまんとあふれているものです。
今回は、自己分析をして改めて自分のやりたいことに耳を傾けた私が、自分にやさしくなりたいと思った話を綴っておきたいと思います。
正直に生きてもバチは当たらない
思い返せば、幼少期から自分の意見も持っていたし人前で言うことも苦手ではなかったけれど、生き方はどこか窮屈でした。
教育熱心な母親。将来は当然のように国立大学か偏差値の高い大学の学部に入り、医療の道に進むんだと信じて疑いませんでした。
高校では大学受験に失敗しないように頑張って頑張って、最終的に卒業時には首席にまでなっていたりしました笑
でもその中で知らないうちに憧れや夢を手放して、ポケットからこぼれ落ちた夢たちはもう見つからないところまで歩いてきてしまったのです。
そうしてはたと気づきました。本当に私がなりたい姿とは?
音楽も続けたかったし、ダンスの習い事も大好きでアイドルになりたかった。(現実、なれるかどうかは別として笑)
でも、「どうせ私には無理」「そんな不安定に生きていけない」と、刷り込まれた何かに思考を奪われ、あらゆる夢に見て見ぬふりをしてきました。
でもきっと、そういう人って多いんじゃないかな。
そして、見て見ぬふりをして過ごしてきてしまったのは、他でもない自分のせい。
本当にやりたいことであったのなら、意地でも貫き通すべきだったし、それなりの努力と周りを説得できる材料を集めて突きつけるべきだった。
何もかも自分のせいなのに、今までの私は周りのせいにばかりしてきてしまいました。それに気づいた時の絶望といったら。笑
結局私は弱くて、ひとりで何かを考えて決断する力も、環境から抜け出す勇気もありませんでした。
そんな"弱々しい私"がやっと、遠い想い出になり始めたここ最近。
取り巻いていた環境から脱して自分ひとりで何もかもできるようになった今。
もう一度あの頃の夢を思い出して、自分に正直に生きてみよう。もうそうしても、バチは当たらないところまできたのではなかろうか。そう思ったのです。
だから始めた"第二の人生への歩み"
今の自分に不満なわけじゃない。
だけれどもっと、何か別のところに、私がもっと満足できる何かが絶対にあるはず。
根拠のない何かに手を引かれている感覚で、私はかつての朧な夢を手繰り寄せ、丁寧に形にしてみることにしました。
文章を書く仕事。デザインをする仕事。
それでいて、誰かの役に立てる仕事。
今までに過ごしてきた環境とは全く違う世界を覗いてみた時、本当に多種多様な生き方があることを知ってワクワクしました。
会社に入って安定的な収入を得ることだけが幸せではないと、私は思います。
価値観はそれぞれだけれど、自己分析をする中で「あなたは死ぬ間際、どんなことを考えていたいですか」という問いに、私はこう答えました。
心から信頼できる家族や仲間に囲まれて、今まで頑張ってきてよかった。そう思いたい。
今の会社にいるままで、それが実現できるのかな?
純粋な疑問が生まれてしまった瞬間、私はやはり私のやりたいことに素直に挑戦するべきだという確信も生まれたのです。
正直、今の仕事をしながら全く新しいことを始めることは、本当にメンタルも体力もつらいです。
だけれど、何か変わりたい。一歩を踏み出したい。
そんな気持ちに気づいてくれた自分のためにも、私は私の夢を叶える義務がある。
だからこそ、私は第二の人生のために頑張ることを決意しました。
自分にやさしい自分でいる
今までお金をかけて、何不自由なく育ててくれた親を裏切ることになるかもしれない。
それが、私の唯一の懸念点であり後ろめたさでした。
だけれど、ずっと聞こえないように耳をふさいできた自分の心の声に、せっかく耳を傾けてあげられたのだから。
今度は自分自身を大切に、自分自身にやさしい自分になってみたい。
何よりも、新しい自分で新しいフィールドで、これまで以上の姿で生きていくことが、それはまた別の形の親への恩返しになればいいなと思っています。
なにも、今持っている資格を完全に棄ててしまわなくてもいいのです。私にとって今持っている資格は、路頭に迷わないための”非常電源”。そう考えてみると、後々安心して自分の好きなことに挑戦できる環境を整えるためにこの資格を取ったのではないかとすら思えてきます。過去の私、頑張ってくれてありがとう。
周りの考える「当たり前」や時代の流れに囚われて、自分の生き方を決めなくていいんです。自分の欲に素直になることが、自分にやさしい自分でいることだと私は思っています。
そうは言ってもなかなか難しいことだけれど、まずは小さなところから自分の心に嘘をつかないこと。
自分にやさしくできる人が一人でも増えてくれることを願っています。
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