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国際女性デーとサバの日に〜ミモザ風サラダと鯖のラグーパスタ

ヘローエブリワン、サヴァ?168時間ぶりにパリに戻ってきましたユイじょりーな・ジョリーよ💋
先程コメント欄にてロシアの女帝エカテリーナっぽい呼び方をしてくれたケイチェルのおいたんに感化されてみたけど、じょりじょりうるさい感じがするネ。


さてと。1kgのLay'sポテチと、5kgのじゃがいもと、6kgのショートパスタ(トルティ)、8kgの小麦粉、ビール瓶40本と他野菜もろもろとともに、北国からパリに無事帰還した我が家。

これは北国のロードサイドにある普通の大型スーパー・カルフールなのだけど、もうなんか色々と単位が違うんですよ。そもそも本来1kgの小麦粉の一袋が2kgでそれが4連になっているプロモ。

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私よりもずっとスーパー主婦的なOtto氏は、ちらし的なものを隈なくチェックして、ここぞとばかりに色々と買い込むわけで。自分のおやつのTwix(チョコ&カラメルバー)も忘れずにXLサイズを買い込む。

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これは序の口で、このカートは最終的にいっぱいに


我が家に生息しているヒト科ヒト、知ってます?ふたりよふたり。しかも片方は最近胃が小さくなってかつてほど食べられないというのに・・・まあ水、じゃなかったビールはいくらでもウェルカムだけれども。


自宅に日用品や食料をストックするかしないかは個人で意見がわかれるところだろうけど、私は必要最低限以上のストックは持ちたくない派で、Otto氏は真逆をいく。ストックのせいで生活空間が狭まるのが嫌なのだ。

そりゃ確かに、氏のおかげでトイレットペーパーを抱えて歩く必要もないし歯磨き粉を切らすこともないのでそれは多大に感謝しているのだけど、いくら保存がきくとはいえパスタがトータル10kg以上あるのはさすがにどうなんだと。生鮮食品しかり。生活空間を脅かしてまでストックするべきなのかは謎。

でもこのご時世、いつ外出禁止になるかわからないし、そこは私が歩み寄ったほうがよいのであろう。我が家の場合は特にお互い一人暮らしが長いこともあるせいか、他人と一緒に住むというのはこういう細かなところが難しいのだなと常々思う。


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パリへ向かう道中。風力発電。


さて本題。本日3月8日は、国連が定めた国際女性デー。International Women's Day。

フランスだとこの日は「Journée internationale des droits des femmes」と呼ばれている。「droits(権利)」の単語が入っていることから察するに、先月のバレンタインのようなマーケティング的な要素は私個人の肌感覚ではそこまで感じられない。

この日は、イタリアでミモザを送る習慣があることから日本でもその動きが広まっているようで、今日はSNS上でたくさんのミモザをみかけたけど、フランスでは贈るとしたらミモザじゃなくバラな気がする。

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さて、パリに戻る道すがら、手持ち無沙汰なのでTwitterをみていたら、こんな素敵ツイートを発見してしまった。


3月8日、たしかにサバ(38)の日じゃないの!


イカソーメン、エイヒレ、はんぺん、明太子と、「なければつくればいいのよ〜海の仲間編」に果敢にチャレンジし続ける自称他称パリのユイじょり水産的には、たまらない職場ですよ水産庁様…🐟絶対してくれないだろうけどこのネクタイOtto氏にプレゼントしたいYO…。

サバの日と知ってしまってからというもの、ミモザもバラもふっとんで頭の中はサバ一色となった私。花より団子よりサバだ!夜はサバで一品つくることに決めた。

ただバッドタイミングなことに、今日は月曜日。日本もそうだけど、魚系は月曜日NGなのである。パリについたのがすでに15時くらいだったし、ピカールで冷凍サバ買って解凍してというのも手間なので、ここは手っ取り早くサバ缶で。

PATA師匠に倣うタコのラグーからのイカのラグーからの、海の仲間つながりでサバのラグーといこう。


閉店間際のスーパーでサバ缶だけ買ってきた。マスタードやハーブ風味などいくつかバリエーションがあったけど、ナチュラルをチョイス。

セロリスト的セロリと、ズッキーニ、エシャロット、にんにく、ミニトマト、アクセントはケイパーを出しているけど、最後に心変わりしてオリーブに変更。トマトピュレは使わず、今日は生トマトオンリーで。

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師匠から真似びた、「ズッキーニ and/or ナスをオリーブオイルがけしてオーブンでグリルの技」を本日も。

パスタの具と一緒にいためるとぐにゃっとしてしまうけど、あらかじめオーブンで焼きをいれて最後に加えるだけにすると、いい感じに水分も抜けてちゃんと食感も残る。最近はもっぱらこちらを真似している。

今日は少し大きめにカット。

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にんにくエシャロット鷹の爪をオリーブオイルでくちゅくちゅっと炒めたら、セロリを加えてさらに炒めてサバを半量どーん。Otto氏はアペロ食べ過ぎでパスタのみでいいとの発言により、急遽私の分のみとなったため半量。

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白ワインと茅乃舎の野菜だしパックの顆粒、お好みのハーブ(私はタイム)を適量入れてぐつぐつさせたら、トマトをいれる。

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茹で上がったパスタと茹で汁を適量投入して具と合わせ、オーブンで焼いたズッキーニを忘れずに。

今日の緑は北国で買ってきたフレッシュセロリの葉の部分。千切りにして上にこんもりのせる。

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ここで、時を戻そう。

パスタを茹でている間に、ゆで卵をミモザ化した。

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府中のパリではロシア発祥の本格ミモザサラダを作っていて、そりゃもうさすが世界料理研究家!と思ったけど、今日はサバラグーが主役なので我が家はごくごく簡単に。


レタスとグリーンピースをあえてオリーブオイルとビネガーを塩胡椒で和えたら、ゆで卵で作ったミモザを上から散らして黒胡椒をごりっごりしたら完成。

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はい、こちらが3月8日、国際女性デーとサヴァの日に捧ぐなんちゃってミモザ風サラダとサバのラグーパスタであります。

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ちなみにこのちょい見えミモザ(花)は、バレンタインデーにOtto氏がくれた花束のミモザをドライフラワー化したもの。


フランスでサバ缶を初めて食べたけど、身がふっくらしてて意外にそのままでもいける美味しさ。途中でレモンをきゅっとしぼるとよい。ミモザサラダは箸休めにグッドでーす。

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こうして2021年の女性デー&サバデーは、花もサバもで幕を閉じたのである。



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北での最後のお散歩、北出身のシャルル・ド・ゴール像の前にて


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