気分だけでも南国へ〜ラングスティーヌのトマトクリームパスタと海苔パン粉焼き
ニコるんにゆかにゃに羽生王子に、なんか今日結婚する人多くない?とニュースの通知が来るたびにつぶやいていた2023年8月4日。
今日は久しぶりに太陽が顔を見せてくれていたので、ちょいと不調気味の俺を連れ、ここぞとばかりに家を飛び出す。
金曜日だし、目的地は港の常設魚マルシェとしよう。
坂を降りながらふと、noteをはじめてから唯一お会いしたことのあるシチリアのkaorinaさんの記事を思い出す。
うんうん、おっしゃるとおり。「慣れ親しんだ土地でも、いつもの決まった道から飛び出して、自らの足で歩いて新しいことを発見するよろこび」ですよ、今必要なのは!だってどこにも行かないんだもん今年の夏。まあ、シチリアみたく素敵なビーチは天と地がひっくり返ってもここには現れないだろうけど!
そうと決まれば、iPhoneをズボンの後ろポケットに仕舞い込んで、いつも通らない道をずんずん進む。
ずんずん、ずんずん。
道中俺ピーピー💩、私泣きそう。でも進む。
ずんずん、ずんずん。
なんだか身なりの怪しい男性数名グループがこっち見てる。やっべー。
ずんずんずん、ずんずんずん。
すると、目の前に見たことのない橋が現れた。
橋の先が離小島のようになっていて、ランニングするムッシューや休憩しているマダムたちがいる。
ほんの小さな発見でも嬉しいものだな、と心はほくほく。
日々いろいろあるけどこういう悦びとかうれしさだけをうまいこと積み重ねていければよいのにな、と思いながらさらに進む。ずんずん。
そうそう、散歩しながら聞いていた日本のラジオで、沖縄の台風が大変だと聞いた。
私にとっての「大変な台風」といえば、2019年の9月9日、忘れもしない成田床寝事件。
これは今思い出しても冷や汗がでるし、このときのタクシーの領収書はまだ大事にとってある。
なお、地獄のあとは天国ってことで、この続編はこちら。
ニューカレドニア旅行のことを思い出していたらば、パブロフの犬がごとく無性にエビが食べたくなりましてね。
今夜の心は決まった。
目的地の魚市場で買ったのは、ラングスティーヌ。
日本名ではアカザエビというのですね。
ここの魚市場、オマールも常にたくさん売られているのだけど、さすがに1匹買う勇気がないのでね。。
バカのひとつ覚えで申し訳ないけど好きなんだもんってことで、メインはトマトクリームパスタ。もう一品はシンプルに海苔パン粉焼きといこう。3匹ずつ使うよ。
本当は一品ずつ出して食べたいけど、一度食べ始めてまた料理にもどるというのが激しく苦痛、かつその時間でお腹がふくれてしまうので、ひとりごはんだともれなく全出しになりますわな。ということで同時進行。
まずはラングスティーヌ・トマトクリームソースから。頭と腹部分と脚に分けたら、にんにくオリーブオイルとともに火を通して白ワインでジュワッと。
あとはここに種をとった角切りトマトとトマトピュレを半パックくらい加えて水をちょい足ししながらトマトがくたくたになるまで煮込む。エビエキス出ろ〜の怨念を忘れずに。
生クリームを加えて調味したら、パスタと茹で汁少々と合わせて完成。
最初に火を通して取り出しておいた腹部分を最後に加えるのを忘れずに。私は危うく忘れるところだった(おい)
パスタを茹でている間に、パン粉焼きを。これはジャスト思いつきなのだけど、半分に切ったラングスティーヌの上に、前に作っていた海苔にんにくバター(有塩バターを柔らかくしてにんにくすりおろしと青のり加えてよく混ぜて細円筒状にしてラップで巻く)をスライスしてのせて、パン粉を振って、オーブンで焼くだけ。
はい!気分だけは南国。
エビエキスがたっぷりしみこんでいて、やっぱりこのパスタは鉄板。
思いつきだったけど、バター合わせもよかった。
実は今日の午後、まれにみるワタシ激オコ案件も発生したのだけど、料理して食べてお腹いっぱいになったらどうでもよくなった(本当はよくないけど)。これも料理の効用かしらね。リセット、リセット。
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