パリの学生街、カルティエ・ラタン散策とひとりごはんの日曜日
久しぶりに青空の見えた週末。
日曜日はパリ5区の南にある激安薬局に用事があったので、一家総出(といっても人間ふたりとカバンに入るイヌ一匹)でメトロにのってカルティエ・ラタン界隈まで。
カルティエ・ラタンはパリのセーヌ左岸のシテ島南にある地区。ソルボンヌ大学をはじめとする教育機関が多くあり、言わずと知れた学生街。
どこを切り取っても歴史の長い建物ばかりが並ぶパリだけど、特にこのあたりはその歴史が長く、中世の面影を残している印象。
7年前パリに赴任した際、住まいはリュクサンブール公園の近くがいいなと思ってパリ5、6、7区あたりのアパルトマンを探していて、このあたりのお部屋もいくつか内見した。けれど、どれも古くは16世紀築だの17世紀築だので、かなり年季のかなり入った物件だった記憶。
そして古い物件に限って価値が高い・・・ので、結局決めたのは1850年代築の6区にあるアパルトマンだった。それでもじゅうぶん古いか。
薬局で用事を済ませたあと、特に目的もなくさまよう。こういう散歩時間は悪くない。
いつも学生&観光客で賑わっているはずのRue Mouffetard(ムフタール通り)。日曜日なのもあるけれど、バーなどは今コロナで営業禁止中なこともあり、とても静か。
通りから一本入ったアートなドア前にて
派手なバー。ここはおそらく営業できてないんだろうな
パンテオンの裏側にある、Saint-Etiennne-du-Mont(サンテティエンヌ・デュ・モン)教会。「教会前の人だかりは、Communion(コミュニオン、聖餐というらしい)をしているところだよ」、とOtto氏。宗教のことは何度聞いてもさっぱりわからない。
パンテオンの裏側
これがたくさんの偉人が眠るパンテオンだよー🐶
胃に穴があいてしまいそうなくらいの空腹を覚えたので、パンテオン近くのバーガーキングでランチ。中世の雰囲気から一気に現代アメリカン。たまに無性にジャンキーなものを欲するのは人間の常なのではないか。
リュクサンブール公園恒例の写真展示を眺めながら、かわいいオコジョみたいな動物の写真の前で一緒にうちのかわいい犬を撮りたかったのに、期せずして心霊写真が撮れてしまった。
最近のマイ瀕死iphone6Sのカメラブレは震度10レベル(あるのか)。明日だよね?新作iphoneの発表会。。。
雨がふりそうな気配がしたので、少し腹ごなしして、帰宅。
あっという間に夜になり、Otto氏は前から行きたいと言っていたボランティア活動に出かける。が、待てど暮らせど帰ってこないので、ひとりごはんすることに。
Yたんが送ってくれた粕漬けのもとなどの救援物資の中に入っていた、茅乃舎さんの炊き込みご飯の素「あごごはん」。ひとりごはんのときは、日本の美味しい頂きものを堪能することにしている。しかも1合用なので、2、3食分でちょうどいい。
説明書きどおり、米を研いで水をいれて、添付のタレをいれてよく混ぜ、真空パックされているあご(調べたら、トビウオのことか!)を慎重に取り出して、のせる。
あとは普通に鍋でご飯を炊く要領で炊き上げる。魚の美味しそうなかおりが、ただよう。
炊き上がったら、しゃもじでよく混ぜて、お茶碗に盛る。三つ葉とかあればいいのだけど当たり前にないので、目の前にあったパセリを散らす。
本日おともにするのは、自家製粕漬けとちりめん山椒。味噌汁は、乾燥味噌汁の具とマルコメ料亭の味の液味噌タイプにお湯を注ぐだけ。この液みそ、簡単にお味噌汁ができてとても重宝している。ちょこっと日本酒も添えよう。
しっぽりと、胃が整う感じがする、日曜の夜
そうだ最後に。インスタのストーリーに写真をアップしたら、このアクロバットな相撲取りの箸置きに反響があったので、他の力士さんたちも並べたものを。
渋谷のヒカリエで一目惚れして、購入した。これ、5連なんですよね。
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