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春のグリーン・ガトー・ダミエ

春風吹き荒れるフランスの北国より、ボンソワー!

明日5月9日(日)、日本は母の日。
日本の母の日は基本、5月の第2週の日曜日、でしたな?

フランスにも母の日はあるけれど、日本と違い、基本は5月の最終日曜日。
Pentecôte(聖霊降臨祭)の休暇と重なる場合は6月の第1週にずれ込むこともあるけれど、今年は基本どおりに5月最終日曜ってことで5月31日。まだまだだ。

今週頭にコンフィヌモンが明けて速攻、PCRを受けて北国へ向かうことになった我が家。フランスの母の日はまだ遠いけど、先月義母は誕生日だったので、遅ればせながらお祝いのケーキでも焼いていくことにした。

パリから約200kmの長距離移動を経験したケーキといえば、年末に作ったこちら。昨年のじょり家のおやつ最高傑作、サンセバスチャンケーキとも呼ばれるらしいガトー・ダミエ。

持ち運びの技も使えるし、これを春バージョンで作ってみよう。
使うのは、残り少なくなった自家製ピスタチオペースト

このピスタチオペースト、ピスタチオマカロンのガナッシュ、モネの庭に咲く藤の花パフェに使ったピスタチオアイスと重用してきた。フィニッシュはガトー・ダミエのジェノワーズ(スポンジケーキ)にて有終の美を飾っていただくことにしよう。


頭の中で描いた画としては、プレーンとピスタチオグリーンのガトー・ダミエをホワイトチョコでコーティング、上にピスタチオを散らすだけの至極シンプル・シックなもの。

ピスタチオペーストを使ったスポンジ生地ってどうしようかな・・・と検索してみたら、いいものみーっけ!その名も、「モネの庭の緑のケーキ」。こちらを参考にレッツ・ロング・ジャーニー、アゲイン!


基本のスポンジ生地はたまごと砂糖、薄力粉、バター、牛乳。

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ざっくりとした工程。
湯煎にかけながら全卵とグラニュー糖を白くもったりするまで泡立てる。

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薄力粉をふるいいれ、ヘラで切るようにささっとさっくりと混ぜ合わせる。

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溶かしバターと牛乳を入れて、さらにささっとさっくりと混ぜ合わせる。
ピスタチオバージョンは薄力粉を入れるところまでは同じで、バターとピスタチオペーストと洋酒をあらかじめ湯煎で混ぜ合わせておいたものをここで入れて混ぜる。

型に入れてオーブンで焼き上げる。

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ん??


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プレーンは理想的な仕上がりっぽいけど、ピスタチオバージョンぺしゃんこ!
最後ペーストを混ぜ合わせたとき、泡がみるみる消えてしまって嫌な予感はしたんだよなあ・・・。

すくなくとも1.5cmの厚さが2枚ほしいから、こりゃーダメだってことで、もう1回焼く。ピスタチオペーストが少ししか残っていなかったので、青と黄色のパウダーで着色を試みることにしよう。

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できた、トータル3台。ぺしゃんこでも2台スポンジ生地があればダミエ用の厚さ1.5cmは2枚取れるだろうとの算段。

プレーンはしっかり膨らんでくれたので楽勝で1.5cm×2、いけそうだ。
気合いれてまっすぐ平行に切る。

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問題のグリーンなんですけども、

緑の着色に失敗して緑2種できちゃったよの図。。。

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あらあら、まあしょうがない。予想よりカラフルな断面になるのかな。

プレーンとグリーン、この4枚を使って、このケーキで一番楽しいパート、移植手術を始めますよ。

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前回のガトー・ダミエで全貌はお届けしているので、今回は割愛するけど、外周がほろほろしてしまった以外、移植手術そこそこ成功。失敗はしてない。

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組み立てに入る。ここも作業的には割と好き。

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アプリコットのジャムと水と洋酒で作ったシロップを塗り塗りしながら重ねていこう。

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4段積み上げたら、ラップをして冷蔵庫で一晩。

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翌朝、出発前に移動用の準備を。今回は前回と異なり先にコーティングするとチョコが溶けたりするのが怖いので、最後のコーティングは現場で行うことにした。

大きめのケーキ型にラップで厳重にくるんだガトー・ダミエをセットし、林家ペーパータオルを緩衝材がわりにして周りを敷き詰める。林家さんも日本のサランラップも大活躍である。

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そういえば、スポンジを焼いて冷やしていたときに恒例のマ活もしていた。前回、アースデーのみつばちマカロンでレモン汁加えたらうまくいったので、水分をちょい足しで色は春らしくピンク。数えきれないくらい作っているので、だいぶ安定してできるようになってきたぞ。

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マカロンのコックも持参して、レッツ北国。

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到着日、深夜にひとりキッチンでホワイトチョコレートを溶かして生クリームと合わせてコーティング。

あれれ?もっと真っ白になるイメージだったんだけどな。。。近所のスーパーにそのまま食べる用のホワイトチョコしかなくてそれにしたけど、ちゃんとコーティング用のチョコ買わなきゃいけなかったかも。

天面はピスタチオでなんとなく隠れるにしても、側面は見た目がよろしくないので、ピンクのマカロンで隠すことにした。

ってことで、当初の画とはだいぶちがうんですけど、完成。

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さらに一晩冷蔵庫でかためて、翌日の昼のデザートに。
バースデーキャンドルも運んできた。

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恒例のいざ入刀。

おー、一応ダミエになっている。

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移植からの組み立ては成功していたな。
デコったときにほろほろの外側部分が崩れてしまったのが残念。
今回はふわふわ系のスポンジにしたけれど、前回みたくどっしり系のスポンジで作ったほうがガトー・ダミエには安定感ありで向いているということかな。

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手作り感満載だけど、義母はとても喜んでくれた。私もうれしい。

それにしてもマ活しておいてよかった。
マカロンは七難隠す、ありがとうマカロン。

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最後に今日の俺

チミが代わりに文章を書いてくれるのかな??

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昼過ぎくらいから急に天気が良くなったので、夕方のロングお散歩。

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他の犬に気をとられて一切カメラ目線をしてくれないのでインカメラで撮ってみたら、案外いい感じに撮れてる感じの俺。

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やっぱ首、アルパカ系だな。





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