小4から不登校で公務員になった話⑦公務員試験を受けると決める
こんにちは、結(ゆい)です。
このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。
このシリーズは、不登校を経て社会人になっている私のことを振り返っています。
初回 小4から不登校で公務員になった話①「いい子」のエネルギー切れ
今回は、不登校になって以来、ほぼ勉強をしてこなかった私が、高校卒業後の進路を考えたときの話をお伝えします。
大切な注意事項
これは、当時の私が自ら必要性を感じて選択していったというお話です。
不登校でエネルギー切れを起こした子どもが動き出すタイミングはその子によって違いますので、これを読んで「うちの子も、こうやって励ませば○○出来るかも!」と思ってしまうと親子共に苦しくなります。
あくまでも一つのケースとしてお読みください。
試験に受かれば就職できる!
通信制高校に通いながらほとんどの時間をジャズダンスに使っていた私は、気づけば東京のダンスコンクールに出場したり、海外の舞台に立つ機会をいただいてました。
私自身は相変わらずどんくさく、みんなに付いていくのがやっとだったので、すべては素晴らしい先生と仲間たちのおかげです。
そうして夢中でジャズダンスに打ち込んでいるうちに、高校最終学年が近づいてきました。
小学校4年生で不登校になって以来ずっと抱えてきた「ちゃんとした大人になれるのだろうか」という不安と真正面から向き合うときです。
「普通のルートに乗っていない私に普通の民間就職は無理だろう」と考えた私は「それなら、試験に合格すれば就職できる公務員を目指そう」と思いつきました。
今思うと何とも短絡的で無謀な結論ですが、当時の私にとっては唯一の突破口を見つけた気持ちになり、とてもワクワクしたことを覚えています。
独学では無理と気づく
さっそく書店で公務員試験のテキストをパラパラめくりましたが、知らないこと、わからないことだらけでどこから手を付けたらよいかすらわかりません。
独学では無理があると気づいた私は、公務員試験予備校に向かいました。
学力ゼロの自分が合格するためには、全日制でみっちり勉強するしかないだろうと思ったからです。
意気揚々とパンフレットを見てたところ、そこには自分の貯金では到底賄えない学費が書かれています。
自分の人生を切り開くための費用は自分で用意したかったのですが、どうにも出来ず両親に相談すると「結がやると決めたことだから」と支払い手続きをしてくれました。
そうして私は試験までの10か月間、すべての時間と集中力を注いで勉強することになるのですが、そこまで出来たのにはいくつか理由があると思います。
自己決定と親からの信頼
一つ目は、自分自身で試験を受けると決めたこと
二つ目は、自分で調べた結果、予備校の力を借りないと無理だと悟ったこと
そして三つ目は、両親が私の選択を無条件で応援してくれたことです。
それまでまともに勉強せずジャズダンスに打ち込んでいた娘が、ある日いきなり「公務員試験を受けたい、でも学費が足りない」と相談してきたら「いやいや、受かるなんて無理でしょ」と言いたくなると思います。
それでも両親は私の選択を尊重し、金銭的な負担まで負ってくれたのです。その金額の大きさを自分で調べていたからこそ「ここまでしてもらったのだから、何が何でも結果を出すぞ」と覚悟が決まったのでした。
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次回は、公務員試験のための勉強が、当時の私にとってどのようなものだったかについてお伝えします。
↓次回↓
「普通のルートに乗っていない私」という表現については、こちらの記事で掘り下げています。
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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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