見出し画像

小4から不登校で公務員になった話⑥通信制高校を選ぶ

こんにちは、結(ゆい)です。

このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。
このシリーズは、不登校を経て社会人になっている私のことを振り返っています。
初回 小4から不登校で公務員になった話①「いい子」のエネルギー切れ

今回は高校を選ぶときのお話ですが、私が進路選択をした20年数年前に比べ現在はオンライン高校など選択肢がとても広がっています。
ですから、具体的なノウハウというよりは、進路についての捉え方をお伝えできたらと思っています。

仕切り(黄緑葉っぱ)

先生から「行ける学校」の提案

中学生活をジャズダンス漬けで過ごした私は、高校進学を考える時期が来ます。当時の担任の先生は、「私立の女子高であれば出席日数が無くても進学出来ます」と紹介してくださいました。

そこで私が考えたことは2つです。

一つ目は、ずっと不登校だった私が全日制の学校、しかも思春期の女の子ばかりの環境に馴染めるか?ということです。
少し頭の中でシミュレーションしてみましたが、中学校の時と同じようなことが起きることが簡単に想像出来たので「うん、無理だな。」と結論が出ました。
(中学のことは 小4から不登校で公務員になった話④中学に行ってはみたものの をご参照ください。)

二つ目は、毎日学校で過ごす時間とジャズダンスをする時間、どちらが今の私にとって大切だろうか?ということです。これもすぐにジャズダンスを選びました。

もちろん、普通のルートに戻るチャンスだという気持ちや、このまま学校に通わずちゃんとした大人になれるのだろうかという葛藤もありました。
ですが、どうなるかわからない将来のために今の自分をすり減らすよりも、自分が本当にやりたいことに時間を使う方が大切だと考えたのです。

「行きたい学校」を選び取る

そうして入学した通信制高校の同級生は、社会人になってから学び直しに来る大人や、ヤンチャしているんだろうなーという気合の入った男の子まで、本当に多種多様でした。

通信制高校は、月1~2回の対面受講と毎月の課題提出を通じて、高校卒業に必要な単位を取っていくシステムです。
受講の有無や課題の提出状況について学校側はいちいちチェックせず、あくまでの学生本人の自主性に任されています。

「学校」という場所に所属するはありましたが、久しぶりに感じる一斉授業の雰囲気や、毎月届く課題に取り組むことはすべて新鮮で楽しく感じられました。そもそもほとんどの時間をジャズダンスに捧げていたため、高校の勉強は『隙間時間にチャチャッと終わらせるもの』でした。

ちなみに、「親がここに入れって言ったんだよねー」と話していた同級生たちはいつの間にか見かけなくなり、入学時に沢山いた同級生たちは卒業するころ半分になっていました。

自己選択の重要性

ここで感じたのは、はやり自主性・主体性の大切さです。
小学校4年生から不登校で勉強も全くしていない私が行ける高校は、限られた私立高を除けば、定時制か通信制しかないでしょう。
でも、私は「通信制の学校に行きたい」と自分で選び取ったのです。

「ここしか行けないから行く」と「ここがいいから行く」
客観的に見れば同じ通信制高校に入学するという行為でも、本人の内面から湧き上がるモチベーションは全く異なります。

自分には高校卒業という資格が必要だと感じて、自ら決めたことだからこそ、卒業まで行きつくことが出来たのだと思います。

私は中学卒業と同時に高校に進学しました。
しかし、本人の気力・体力が整っていないのであれば、急いで進学する必要があるのかどうかを含めて、選択肢に入れていけたらいいと思います。

仕切り(黄緑葉っぱ)

関連記事

今回は、高校の進路を選ぶときに考えたことと、通信制高校を卒業するまでに感じたことについてお伝えしました。
次回は、公務員試験を受けると決めて始めた勉強についてお伝えします。
↓次回↓


現在、学校外の学びの選択肢はどんどん増えてきています。
でも、それを選ぶときに大切な視点について、こちらにまとめています。
↓こちら↓


「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
↓こちら↓


この記事が「いいな」と感じたら下の♡を押していただけると励みになりますし、他の方に届きやすくなるのでとても嬉しいです。
さらにフォローボタンも押していただければ、新しい記事が更新されるたびにお知らせが届きます。