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将棋めしとおやつの旅~東京・その1(10)おつな寿司
(2021年12月の記録です)
都市センターホテルを出て向かったのは六本木。ここには第4回Abemaトーナメントのチーム木村のお花見動画内で木村九段が持参した、いなり寿司と巻き寿司の折詰を販売している『おつな寿司』があるのだ。上京したらぜひとも味わいたいと思っていた品である。
まず、店構えが和モダンである。何しろ六本木、人通りが多く、写真を撮ろうとするとフレームに人や車が入ってしまう。近寄っ
将棋めしとおやつの旅~東京・その1(8)都市センターホテル
(2021年12月の記録です)
宿泊に選んだのは都市センターホテル。ここは、2019年、木村九段が初タイトルを獲得する王位戦最終局が行われたホテルである。ところは永田町。千駄ケ谷から歩いて来ることも可能な立地と王位戦ブログで知ったが私には絶対に無理だと思う。ここは都内には珍しく和室のあるホテルだから、よく対局に使われるそうだ。
なお、対局室となった部屋への宿泊はお高いので、普通の部屋で我慢し
将棋めしとおやつの旅~東京・その1(7)東京将棋会館売店
(2021年12月の訪店記録です)
東京将棋会館。初めて聖地へ足を踏み入れる。いや、関西将棋会館を先に訪れているのだから、もはや緊張などしなくていいと自分に言い聞かせるも、やはり自動ドアの先に行くとなると勇気がいる。「売店だけだから許してください。(あと、トイレ貸して!切実!)」と心で唱えながら、桐山零くんのボードを横目に手を消毒。
1階のカウンター奥の事務スペースに数人の職員らしき方が
将棋めしとおやつの旅~東京・その1(6)鳩森八幡神社
(2021年12月の参詣記録です)
甘く香るモンマスティーを片手に「神様失礼します」とつぶやきながら鳥居をくぐった。失礼ながらずずずと紅茶をすすりつつ歩くつもりだったが、なんせ初の参詣、あちこちに目が移り都度都度スマホを構え、カップは同伴者に預けたままだ。
12月。大きな銀杏が美しく、足元に黄色がちらほら。掃き掃除は毎日大変なのではなかろうか。
まずは祈願祭の動画などでよく目にする八角形
将棋めしとおやつの旅~東京・その1(4)おけいすし
『おかしやうっち~』を出た後、昼食に選んだ店『おけいすし』へ向かった。場所は神宮外苑前。千駄ケ谷から充分歩いていける距離だ。
こちらの店、将棋めしかどうかと言えば違うかもしれない。しかし、某有料チャンネルの2021年2月に放送された番組で木村一基九段がお勧めしていた寿司店だ。ファンとしては将棋めしの括りに無理矢理にでも入れる所存である。
さて、予約の時間まで40分。『おけいすし』までの道の
将棋めしとおやつの旅~東京・その1(1)マンホール
昼前に千駄ヶ谷に着いた。コインパーキングに車を停め、千駄ヶ谷大通り商店街に向かって歩き始めて驚いた。結構な登り坂である。普段から運動不足の身体には堪えるが、美味しいもののためなら、なんだ坂こんな坂である。
住宅街の中のあちらこちらに小さなコインパーキングがあり、料金も様々。なので、滞在時間と目的地までの距離に折り合いをつけて選んだ。
坂を登り切ったところに鳩森八幡神社があった。将棋プレミア
将棋めしとおやつの旅~東京・その1(プロローグ)
2021年11月。男は困っていた。行きたいライブが結婚記念日と被っていた。切り出したら妻はどんな顔をするだろう。去年は妻の提案で秦野市へ1泊旅行した。今年も何らかの期待があるに違いない。
うまく許しを得ることができたとしても、行ったが最後、「結婚記念日なのにあんたひとりでライブに行っちゃったよね」とネチネチ言われるに違いない。それも、そこから毎年。
しかし、彼はツイていた。ある日、妻の方から