将棋めしとおやつの旅~東京・その1(11)パティスリー・サダハル・アオキ・パリ
(2021年12月の記録です)
東京ミッドタウンの駐車場は長蛇の列。並んでからが長いこと長いこと。時間通りに予定が進まなくなるのでコインパーキングの方が良かったと思いつつも、列から出ることもままならない。
さて、ここに車を停めたわけは、東京ミッドタウン内のパティスリー・サダハル・アオキ・パリに寄るためである。第4回Abemaトーナメントのチーム木村のお花見動画で佐々木勇気七段が持参したマカロンを買いたいからだ。
やっと入った店内のショーケースにはカラフルなマカロンがひとつひとつ綺麗に並んでいる。しかしチーム動画で見た華やかな5個入りは見つけられず、自分で選ばなければならない。
どんな色合いだったかよく覚えていない。ただ、レモンと抹茶らしいマカロンはあったはずだ。木村九段がレモンと言ったマカロンが店ではシトロンという名前だったことは調査済みであるが、それ以上は深めていない。
とりあえず家族と自分が好きな味をいくつか選び、簡易な紙ケースに詰めてもらった。流行っていたカヌレも求めた。
なお、高級感のある店内で写真を撮る心の余裕は皆無であった。
さて、自宅に持ち帰り開けてみたが、ショーケースの実物を指差して選んで箱詰めしてもらったはずなのに、色と名前がどう対応していたか覚えていない。
いいのだ。池永五段同様、私も家族も、どうせ食べても種類はよくわからないだろう。
だが、甘くて美味しいことは間違いない。チーム木村のメンバーがそう言っていたではないか。
マカロンというものは、コロンとした形とカラフルな色、そんな可愛い見た目の価値が大部分を占めていると思う。
どら焼きだったら皮と呼ばれるところの食感は、外側がカサッとして、内側はホロッ、ウニュッといった感じで、それらが挟んだ香りの良いベタッとした餡(餡?餡なの?)とのハーモニーが売りだ(と思う、多分)。
味はまあ、甘いと決まっている。その甘さの中に、それぞれの名前に対応する特徴があり、強めの風味が鼻に抜けていく。
シトロンはレモンの、フレーズはいちごの…フランボワーズは…えーと、まあいいや、とにかくこの餡が濃い。
カラフルでシャレオツな税込み1個324円のマカロン。子どもの大好物なので半分以上食べられてしまった。
悔しかったのでお正月に木更津のパティスリー・サダハル・アオキ・パリ・アウトレット店に行ってきた話を付け足そう。
その日も駐車場まで大渋滞。いったい何の祟りか。
ショーケースではなく店頭の小さな冷凍庫でひっそりと売られていたマカロンは2種のみだったが、大好きな味だったので3ケースほど購入した。よく見ると少しだけ大きさが不揃いだろうか。
流石に同じ味を食べるとちょっと飽きるし、有り難みもなんとなく薄れてしまったのだが心は満ち足りた。
なんせ4個入りで864円、つまり1個216円である。(2022年1月当時)
実は冷凍のクリスマスケーキも割引で販売していたので買ってしまった。
このお得感を知ってしまったら、もう…以下略。
(つづく)
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