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今夕の注目記事(2021/6/24)分身ロボットカフェ、パラ公式ゲーム、EY自閉症人材活用、Bluetooth点字ブロック、#駄言辞典

今夕のビジネスとダイバーシティに関わる注目記事を紹介します。

オリィ研究所の開発した分身ロボットOriHimeが接客する常設店が初めて、東京・日本橋に22日オープンしたことを伝えるPC Watchの記事。オリィ研究所代表の吉藤オリィ氏はオープニングセレモニーで、交通事故で首から下が動かなくなった親友(故人)のエピソードに触れ、「目指すは脱分断」と述べた。常設店のプロジェクトには、OriHimeを本社受付に導入するNTT、バイオジェンジャパン、三井不動産の3社が特別協賛する。常設店のメニューはローストビーフなどの肉料理やクッキーなど。

世界初のパラリンピック公式ゲームが配信開始されたことを伝えるTechCrunch日本版の記事。タイトルは「The Pegasus Dream Tour」。スマートフォン用(iOS、Android)で、開発は日本のJP Games。オンライン仮想都市ペガサスシティを舞台に、アバターを操作しながらキャラクター「Mine」をサポートし、他のプレイヤーと交流しつつ、陸上やボッチャなどのパラスポーツを楽しみながら、Mineをパラアスリートとして成長させる。JP GAMES COプロデューサー⾨⽥瑛⾥氏、アートディレクターの⽯崎晴美氏、元スクウェア・エニックスでJP Games代表取締役CEOの⽥畑端氏、国際パラリンピック委員会理事⼭脇康氏、ブリヂストンオリンピック・パラリンピック推進部鳥山聡子氏らは、ゲームを通じてのパラリンピックの認知拡大に期待を示した。

世界有数の会計事務所EY(アーンスト・アンド・ヤング)米国法人が、自閉症人材の活用のため、従来の面接を行わず、適性、創造性、チームワークを試す問題解決型のチャレンジを行っていることを伝える米GOODNETからのたーとるうぃずによる翻訳記事。同社はこの方法で、米ボストンのオフィスにおいて、人工知能、サイバーセキュリティ、ブロックチェーン技術などの分野で数十人を雇用。ボストンオフィスのマネージングプリンシパル、ジェーン・スタインメッツ氏は、クライアントに同様のプログラムを開発するよう勧めたいと考えているという。

都内で開催された交通インフラ展示会で、Bluetooth搭載の点字ブロックが提示されたことを伝えるアイティメディアの記事。このBluetooth搭載点字ブロックは、健常者にも障害者にも役立つ物だという。Bluetoothビーコンを受信したスマホでLINEを開くと、今いる商業施設のクーポンやイベント情報を受け取れる仕組みを開発中であるほか、クーポンだけでなく位置情報も発信するという。スマホで受信すれば、現在地をアナウンスする音声が流れるうえ、受信と同時にLINEの公式アカウントから点字ブロックがある場所の情報をテキストで送信するという。既にJR大阪駅で実証実験中。

2021年6月10日に発売された『早く絶版になってほしい #駄言辞典 』は、ジェンダーにまつわるステレオタイプから生まれる400を超える「駄言」を、エピソードとともに紹介。ジェンダー問題に発言してきたジャーナリストの治部れんげ氏は、「内容をどう受け止めるかは、その人の考え方の基本的なスタンスをよく反映する。『この本は良い本だけれど、内容が鼻につく人もいるかもしれない』とか、『そんなに目くじらを立てなくてもいいのでは?』と反応する人は、自分が駄言を言っているという自覚がどこかにあるからこそ、そうした発言をしてしまうのではないか」と述べる。

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