子どもに料理をさせるのが大事なワケ:STEAM教育の基礎(1)

子どもの頃、お料理していましたか?両親はうまく私たち兄弟を誘導して日曜のブランチカフェを営業させていました。こんな感じです。日曜の朝、一つ下の弟と私は知恵を絞り、メニューを考えて朝ごはんを作り、その時々のテーマで正装して両親を迎えたものでした。これは7歳くらいかな。

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ちょうど面白い記事があったので、経験と織り交ぜながら料理とSTEAM教育についてお話しします。America’s Test Kitchen Kidsでは料理を通したSTEM教育に取り組んでいます。

料理自体がアートだと言われます。それだけではありません。批判的思考、創造性、コラボレーションなど、21世紀の重要なスキルを子供たちに教えるのにぴったりなんです。 「私たちの食べ物はどこから来たのか?」「このレシピの歴史は?」と問いかけることで、子供たちがより広い世界とつながりを持つように促すことができます。

子どもに料理をさせるのは、大人にとってはイライラするものです。たまごは落とすし、粉は飛び散るし、思い通りに行かないことばかりです。でも、ちょっと心の余裕がある時なら挑戦してみてください。メリットだらけです!

算数のスキルが試される

子どもの頃使っていたレシピブックです。すっかり年季が入っていますね。アメリカの子ども向けの本を与えられていたので、料理は英語の本で学ぶしかありませんでした。(5歳から、日本語と英語の本を交互に読ませる教育方針でした)

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中身はこんな感じ。

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400°って!!!!なんと、アメリカ製なのでポンド表示!そして摂氏ではなく華氏なんです。仕方ないので、全て計算し直すことになります。1本度は453グラム。カップも温度も全て3桁以上の計算が必要です。

材料の軽量、レシピの増量や削減、生地を決まった大きさに伸ばすこと、どれもよく使う手法です。子どもにとっては分数の理解を試されることにもなります。例えば、スプーン3/4必要な時、それは4/1が3回分だとすぐに理解するでしょう。

分数や大きな数の掛け算、実際の大きさや重さ、密度など学ぶことはたくさんあります。例えば、同じ1カップでも小麦粉と牛乳、バターでは全然違いますね。

科学的な概念を日常に結びつける

料理は、科学的コンセプトに満ちています。熱を加えたり、乳化させたりというのは理科で習っていても実際のところどうなのかイメージしにくいもの。料理をすることで科学的概念が日常へと応用されます。

料理は科学の概念にも命を吹き込みます。マヨネーズを例に取ります。卵黄、レモン汁、マスタード、砂糖、塩をフードプロセッサのボウルに加えた後、一部の子供たちはフードプロセッサにゆっくりと油を加え、クリーミーで滑らかなマヨネーズを作りました。他の子たちは適当に油を一気に加え、分離してぐちゃぐちゃに。彼らは油と水が通常混ざり合わないこと、そして、少しずつ油を加えれば、うまく乳化するかを知ったのでした。

大切なことは?

でも、一番大切なことはなんでしょう。早く知りたい方はリンクから元記事をお読みくださいね。それではまた明日!





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