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ゆとり世代に学ぶ、QOLの高い生き方

同じ職場で最近、30歳前後の人と一緒にいるのが心地いい。でも、年齢だけのことじゃないんです。若くても「おっさん」な人もいます。自分はもちろん昭和ど真ん中。だから、仕事に対する考え方が随分違うと感じることもあります。

ゆとり世代とは

年代的にいうと、「1987年4月2日~2004年4月1日の間に生まれ、ゆとり教育に基づいて義務教育を受けた世代を表す言葉」なんだそうです。我々1970年代生まれはいわゆる詰め込み教育で育ちましたが、その反省を生かしたのがゆとり世代向けの教育でした。

円周率が3.14から3になったと大騒ぎされた世代ですね。特に、1995年生まれは小学校から高校までの12年間をゆとり教育で過ごした唯一の世代として、「フルゆとり世代」と呼ばれているとのこと。

今の職場には結構20代30代の先生が多く、このフルゆとり世代近くの年代の方もたくさんおられます。

こんな時に感じる違い

自分自身は昭和世代ですが、ちょうど昭和でも詰め込み教育の弊害が出だした頃の年代です。近い先輩が基本的に昭和なので、その考え方に結構染まっているというのも事実です。

昭和の世代にとっては基本的に先輩のいうことは絶対です。また、自分のしないといけない仕事は持ち帰ってでも、夜中でもやりきるというのが当然という感覚がどこかにあります。今は自分も家族がいて子供がいるので割り切っているところもありますが、この何がなんでもやらないといけないという感覚がおそらくゆとり世代との大きな感覚の違いです。

例えば、同じ職場のゆとりさんが私に仕事を振りました。それについては全く問題がなく、振られた仕事を自分はするわけです。ところが、その方は普通にふりかえ休日をとって週のど真ん中に休みを取ったりします。

ここで、「え、何がおかしいの?」と感じる人と、「それはあかんやろー!」となる人の二つに分かれると思います。

違いをどう受け取るかがだいじ

江藤自身も、一瞬「えっ!」となりました。でも、それをどう受け取るかが大事だと思っています。昭和世代ど真ん中思考の人なら、「それはあかんやろー!」ですよね。先輩に仕事を振っておいて自分が休むとは何事や!と。

でもね、「えっ!」となった後でいいから、思い直して欲しいんです。それとこれとは別じゃない?って。それこそ、持続可能な働き方を考えてみれば、先輩に頼んだからと言って自分が無理するっておかしいんですよ。そもそも自分が限界まで来ているからお願いしているのであって、その過積載状態を多少緩和してもらったから無理をしたら元も子もないんです。

だからね、「え、何がおかしいの?」でないにしろ、休めるときは休むというゆとり世代の思考から学べばいいんです。違いをどう受け取るかだけの違いで、その後の生き方も人との付き合い方も変わります。

さいごに

ゆとりちゃん。さとりちゃん。Z世代。色々と名前をつけてカテゴライズするのは常に前時代の人です。私は昭和の年齢ではありますが、QOLを大事にしたい。家族、そして子供たちもいる今、睡眠時間を削って仕事を持ち帰って死ぬ思いで学校に尽くす時代は終わっています。それだけしたところで国もその業界も成長しない。ならば、ゆとりちゃんに学んで、休めるときは休み、人に頼めることは頼むのが賢い生き方ではないでしょうか。

だから、ゆとりちゃんから学ぶことはたくさんあるんですよ。

オーガニックラーニングでは年間を通して様々な講座やワークショップをしています。いつかお会いできるのを楽しみにしています。


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