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【愛媛#2】一期一会の尊さ

愛媛旅行に来ております。本日から正真正銘の一人旅です。今日は松山を離れて、大三島という瀬戸内海に浮かぶ島に行きたいと思います。この付近の島では最も大きい島みたいです。

自転車をレンタルしてサイクリングする予定はありますが、それ以外は完全にノープランです。のんびり行きたいな~と思ってます。前回の投稿は以下のリンクからご覧ください。

どこもかしこも海!

バスから見える景色

松山から今治まで特急に乗って移動して、そこからバスに乗って大三島の宮浦港まで行きます。バスに乗っている時に、橋の上から海が見えました。普段海を見ないので、なんか感動しました。

宮浦港

そして宮浦港に到着しました。めっちゃ暑いですが、良い天気と海の潮風がとてつもなく気持ちいいです。すかさずイヤホンをつけてTUBEの『シーズンインザサン』を流しました。この状況に完全に合ってます!

思わぬ出会い

「お腹すいたな~」と思って歩いていると、結構どのお店もシャッターが閉まっていることに気づきます。そんな時に若い女の人が、お好み焼き屋さんに入っていくのが見えました。そこで僕もその店に入ることにしました。

店内はテーブルが3つでカウンターがある結構狭めの静かなお店でした。店員さんもおばあちゃんが1人でいわゆる田舎のお店だなという感じでした。お客さんはさっきの女の人と自分しかいませんでした。

せっかくの一人旅だし、話しかけてみようと考えて、そこそこ店に入ってから時間は経っていましたが、カウンターで横並びに座っていた女の人に「お一人で来られたんですか?」と聞いてみました。

すると笑顔で「そうなんです~」と答えてくれました。そこから出身だったり、年齢だったり、通っている学校だったり、色々話しました。するとその様子をおばあちゃんが物凄く笑顔で見てくれていました

そしておばあちゃんが「最近は1人で来る人も多いよ~」とか色々話してくれました。おばあちゃんは80歳を超えていて、50年近くこの店をやっているみたいです。本当にお若く見えました。

1人で来たお客さんは大体カウンターに座って、お客さん同士やおばあちゃんと話すみたいです。「私はお喋りだからついつい話しすぎちゃうのよ~」と言っていました。可愛らしいおばあちゃんでした。

お好み焼き(肉入り)

もちろんお好み焼きも本当に美味しかったです。しかも安いし学生にはありがたいお店でした。おばあちゃんに「ありがとうございました!美味しかったです!」と伝えてお店を出ました。

流れで神社へ

お店を出てしばらくさっき一緒だった女の人と歩きながら話しました。この方は、きよかさん(仮名)という方で、広島から車で来た20歳の専門学生らしいです。そして先ほどまで大山祇神社に行っていたそうです。

まだ自転車を借りるまで1時間ほどあったので、その神社行こうかなと思っていると「車で神社まで送りますよ!」と言ってくれました。「旅先の人に車で送って貰うのめっちゃ一人旅っぽい!」と感じました。

※この投稿を読んでいる汚い男友達に残念なご報告です。この方は彼氏持ちなので、この後僕と何か起こるわけではありません。期待せずに読み進めてください。

でも僕が「彼女いないんです、、」と言うと「え、意外です笑」と言ってくれました。「なんで意外なんですか?」と聞くと「なんか余裕がありそう。単純に周りにいい人がいないだけですよね笑」と返してくれました。

彼女がいない人への100点の声掛けだと思います。見習いましょう。

余談

そして大山祇神社に車で行きました。この神社は山の神であると同時に、大海原の神、渡航の神とされている大山積大神一座が御祭神みたいです。大木が3つくらいあって、凄い神社でした。

きよかさんは「この木の周りを息を止めて一周すると願いが叶うらしいですよ~」と教えてくれました。でも木の周りの立て札にはそんなこと書いてないし、半信半疑だったのですが、とりあえず一周してみました。

僕は肺活量が弱いので、ギリギリ一周できました。きよかさんは僕が息を切らしている様子を見て、めっちゃ笑ってました。てか願い事せずに一周できたから、何が叶うか分かりません。ガバガバのルールでやっちゃいました。

神社はそこまで大きくなかったので、早めに車に戻りました。僕が自転車を借りる予定のゲストハウスまで送って貰う途中で、音楽の話になりました。でも結構話が盛り上がっている時に、ゲストハウスに着いてしまいました。

しかし、自転車を借りる時間までは、まだ20分ほどあったので、もう少しだけドライブすることになりました。この先は音楽を流す準備をして読み進めてください。

夏のドライブは良すぎる

僕が「夏に音楽聞きながらドライブするの最高じゃないですか~」と言うと「そこのコードに携帯つないで好きな音楽流して良いですよ!」と言ってくれました。

そこで僕的No.1 J-POPソングであるYUISummer Songを流しました。窓から夏の風が入ってきて、目に見える景色は自然が一杯で本当に最高でした。※「森みたいな感じかな」とか想像力を最大限働かせて読んでね!

しばらく走っていると海が見えてきました。「夏が来るから海へ行こうよ」という歌詞とのマッチ度が半端ないです。多分これ以上この曲に合う状況ないんじゃないかってくらい最高でした。

さらにSaucy Dogのシーグラスも流しました。「あのね、海岸線 覚えてる?」という歌詞から始まる歌なのですが、この曲も最高に景色とマッチしていました。

きよかさんは「お母さんに『たまたまお好み焼き屋さんで会った人と仲良くなってドライブした!』って話します!」と言ってくれました。1つの思い出を作ることが出来て、本当に良かったと思います。

そして時間になったので、ホテルに戻りました。「僕が広島に行くとき連絡します!逆に大阪に用があれば連絡ください!」と伝えてお別れしました。偶然の出会いって本当に大切だし素晴らしいです!

しまなみ海道サイクリング

自転車は14時から18時までレンタルしました。海が見えたら砂浜を散歩したり、集団で歩いている小学生に挨拶したりのんびりしながら、完全に自分のペースのサイクリングです。

最初は一人旅は寂しいかなと思っていましたが、サイクリングは特に一人で良かったと思います。僕は運動したりするのが結構好きなので、全然大丈夫でしたが、暑すぎるし体力ない人だとかなりしんどいと思います。

途中たまたまあった神社に寄ってみたりもしました。暑かったし、物凄く長い階段を見て、登るか迷ったのですが、とりあえず登ってみました。こういう選択が出来るのも一人旅ならではだと思います。

長時間漕いでいると疲れるし、坂が来た時は尚更しんどいです。何より暑かったので、少し屋根があって休めそうなスペースで、休憩することにしました。休憩が自分のペースで取れるのも良かったと思います

現在地を確認しようと思って、GoogleMAPを開くと、目の前の島がひょうたん島だということに気づきました。(横からじゃ全然分かりませんが、、)

こういった気づきがあるので「ノープランで地図を見ずに突き進む!」という考え方も良いとは思いますが、ある程度事前知識を入れておくのも大事だなと思いました。目立たない観光名所をスルーしてしまうかもしれません。

そしてしばらく進むと道の駅今治市多々羅しまなみ公園に到着しました。かなり動いたので、レモンソフトクリームを食べました。さっぱりしていてこの状況にピッタリでした。

そしてその後も引き続き自転車を漕ぎ続けて、17時頃になりました。もう結構疲れたので、ゲストハウスに帰ろうかなと思っていると入日の滝▶︎という看板があったので、とりあえず向かってみることにしました。

しかし、この道が想像以上に過酷でした。そもそも3時間近く漕ぎ続けて疲れが溜まっているのに、かなり急な坂だし、どんどん道は細くなるし、ずっと顔の周りを蚊が飛んでいて気持ち悪かったです。

そんな山を必死に登った先に人気のない滝がありました。もう暑すぎたので、最低限の服だけを着て滝に飛び込みました。誰かがいれば絶対にしなかったと思うので開放感が凄かったです。

結構ショートカットしたところもありますが、大三島を一周し終えて、サイクリングが終わりました。海を見ながらのサイクリングは本当に最高でした。最後に沈みそうな夕日と撮った写真を載せておきます。

神過ぎる銭湯

かなり汗をかいたので、ゲストハウスのオーナーに「ここの近くに銭湯ありますか?」と聞いてみました。するとマーレ・グラッシア大三島という銭湯を紹介されました。

520円で入ることができる銭湯なのですが、オーナーが特別に450円で買えるチケットをくれました。さらに、このゲストハウスを運営するグループで作ったというシャンプーとボディーソープまで貸してくれました。

「500円くらいで入れる銭湯だから、最低限の設備だけ整っている所なんだろうな」と考えていたのですが、全く違いました。サウナがあり、露天風呂もあり、素晴らしい銭湯でした。

また露天風呂から海に沈んでいく綺麗な夕日を見ることが出来ました。この景色を見ながら温泉で癒されて、1日の疲れが取れました。こんな素晴らしい銭湯に安く入れることが驚きました。

夜ご飯

スーパーも19時半で閉まったり、結構営業時間が短いお店が多いので、ご飯を食べられるか心配だったのですが、少し進んだ先にきつねのぼたんという少しおしゃれな居酒屋みたいなところがありました。

店に入るとお客さんは若い女の人1人だけで、その人はカウンターで店長さんと楽しそうに話していたので常連さんのように見えました。僕もカウンターに座って、とりあえずレモンサワーを頼みました。

すると店長さんが「お疲れですね笑 サイクリングですか?」と話しかけてくださり、そこから少しだけ会話しました。常連さんのように見えた女の人は、まだ高校生で別の島から移ってきたそうです。

というのもこの島の高校は生徒数減少のため、全国から生徒を募集しているようです。その生徒は学校の近くの寮で暮らしているのですが、この居酒屋を経営しているご夫婦が、その取り組みの中心だったみたいです。

そして学校終わりにその女の人はお店に寄っていたと説明されました。もっと深く話を聞いてみたかったのですが、楽しそうに話している様子を見て「これは邪魔してはいけない」と考えて、すぐに帰りました。

おわりに

沢山体を動かしたし、サウナに入ったので、もう眠気は凄いし、かなり疲れました。でも普通に過ごしていたら、多分一生会うことがないような人達と出会えて、本当に暖かい気持ちになれました。

毎週ゼミとかで同じような人と会うのも全然いいとは思いますが、せっかく限りある人生なので、沢山の人と会って話してみたいと改めて思いました。しかもこんなにやさしい人が沢山いるなら尚更です。

いよいよ明日が最終日です。明日は広島の福山に行こうと思っています!また明日も読んでください!ありがとうございました!

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