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【24卒就活#7】違和感を見つける

ここまで自分の就活を振り返ってきましたが、今回がいよいよ最終回です。今回の投稿では3回生の3月から4回生の4月までどのように就活をしていたのかについて書いていきます。

ちなみに前回はいよいよ本格的に就活を開始しましたが、様々な壁にぶつかったという結論で終わっていました。こちらからご覧ください。


はじめに

前回までは学生団体の運営などと並行して就活をしていましたが、3月からはそれを全て辞めて、就活に全振りしました。なので本当に追い込んで取り組んでいました。

僕は心配性なのでとにかく数を打ったタイプです。1月中旬から3月中旬くらいまでに70社ほどの企業を見ました。(結局20社ほどは説明会を受けただけで選考は受けていないので、実際に受けたのは50社ほどです)

あんまりこの方法はお勧めできません。死ぬほど落ちるから病むし、体力が問われます。ただ僕は行動してた方が気が休まったタイプなので、数を打っていて良かったと思います。

寝ても覚めても就活

地獄

大体オンライン面接だから画面録画して、それを見返して文字起こしして、次はこう話そうと考えて、次の面接に挑んで、そこでの気づきを自己分析の足しにしたりもして、ということを繰り返し続ける毎日でした。地獄です。

でもそうやって死に物狂いで就活をしていると3/28に、ここ入社しても良いかなっていう企業の内定を得ました。結果的にこの会社に入社するので、この時点で就活終われたのですが、4月末まで続けます。

でも続けて良かったと思っていて、自分の就活の軸を見直すきっかけになったし、内定を取ってからの就活は企業に合わせに行かず、自分自身に向き合うことができたので良かったと思います。

(内定を取ることを第一に考えてしまうと、企業に無理に合わせに行ってる感が出てしまって、最終面接で落ちまくるので、それはあんまりやらない方がいいみたいです。不安だからとりあえず内定欲しいけどね)

選考内インターン

4月からアチーブメントという選択理論を基にした人材教育の会社の選考内インターンが始まりました。選考内インターンがあるほどなので、かなり選考を丁寧にやる会社です。

ちなみに選択理論とは自らの行為と思考を選択することで、自分の行動を直接・間接に全てコントロールできると考えることです。他者にも選択を促すことにより、行動して貰うっていう考え方なので僕は結構好きです。

選考内インターンでは自社の選択理論セミナーを経営者の方に提案するという営業のロープレ試験を受けます。それに向けて内定者の方とzoomで練習したりして、その様子を日報として毎日提出します。

だからこの選考内インターンを受けていると他の会社の選考を受けている時間が無くなります。そこで他の会社の選考を辞退するか、アチーブメントを諦めて他の会社を受けるのか、本気度を見られているんだと思います

僕の場合は既に内定があったので、選考を受けていく中で違和感が生じたところは全部選考辞退しました。だから4月はアチーブメントを含めて5社ぐらいしか受けていません。

この選考は結果的に落ちてしまったのですが、やみくもに受けていた他の企業を選考辞退できたし、営業の練習をできたので良かったと思います。また自分の軸を洗練することが出来たのも良かったです。

(この時期に受けたくない企業をしつこく勧めてきたエージェントをブロックしました。エージェントに一銭も渡すことなく時間だけ使わせました)

違和感

前回の投稿にも書いたように僕は人材業界を中心に受けていました。人材業界には4つの種類があると書かせて頂きましたが、その中で1つに絞るようになってきました。

1つに絞れた理由は自分の就活の軸が洗練されてきたからだと思います。その軸と企業を照らし合わせた時に合っていない所とは違和感が生じてきたし、合う所には面接で正直に話せるようになりました。こんな感じです。

人材紹介
人材紹介は人と会社を繋げる仕事。就活エージェントも似たようなもんだけど、人が会社に入社した時に莫大な金が動く。だから「1人1人のために!」っていう人よりは、流れ作業のように企業と人をマッチングさせられる人の方が売り上げが上がるし評価される。その評価軸で自分が働くのは向いてないと思った。

人材派遣
僕も派遣バイトしたことあるけど環境は劣悪。そんな中で働くから、働き甲斐を求めた人よりは、単純にお金が欲しい人が集まる。しかも正社員として働けないという理由で派遣で働いてる人も多い。だから飛ぶ人がめっちゃ多いし、そういった人達と一生懸命向き合うことは難しい。しかも向き合うことが無意味な可能性もある。あと会社によっては現場を知るみたいな名目で、派遣バイトと一緒に働かされることもある

人材教育】色々迷ったけど僕の就活の軸はうまく自己表現できない人が自分の能力を発揮できるようになることだと思った。それだと人材紹介/派遣のようにマッチングさせるだけでは意味がなくて、その人自身が変わらないと意味がない。だから、その人自身が変われるような教育を浸透させる必要があるんじゃないかと思った。この場合の教育は社会心理学/ビジネス心理学/コーチング/行動経済学とか。
あと僕の就活の軸の上手く自己表現できない人って高校時代の自分で、結局過去の自分を救いたいんだと思った。そのためには会社員だけにアプローチするだけでは意味がなくて、教育を経営者に伝えて、それが社員に伝わり、その家族に伝わり、子供のクラスに伝わり、沢山の組織が変わっていくという循環を自分は起こしたいことに気づいた。
それを起こすことが出来るのは人材教育だけ。

こんな感じで軸を絞っていきました。4月に入ってから受けていた企業は全てこの軸に当てはまっていたので、この中で細かな違いを比較して、自分はどの会社に入りたいのかを決めて行きました。

ちなみに人材業界への理解が深まったのは、ウィルグループという人材会社を受けていたからだと思います。この企業は選考がかなり長くて沢山面接を受けます。面接だけでなく業界理解セミナーなども選考過程にあります。

その過程で50代の結構偉い方と話した時に「ホスピタリティが高い人はこの会社に向いてない。正直この会社に人材に対する熱意がある人がどれくらいいるのか分からない」と正直な意見を教えて頂きました。

しかし、人材業界の中でもB-styleなどは顧客ファーストを理念として掲げているので、自分が抱えたようなビジネスモデルに対する葛藤はないと話されていました。ただこれも入社しないと本当の所は分かりません。

決め手

ここに入社しても良いかもなという2社から内定を得ました。既に内定を得た会社を含めると3社になります。この3択からどのように絞っていったのかを書いていきたいと思います。

ちなみにその2社はアクティブアンドカンパニー組織理論(レイスグループ)です。僕が実際に内定承諾した会社名は個人情報とかの問題ありそうなので、ここでは書かないでおきます。興味ある方は直接聞いてきてください。

ライフスタイル

顧客へのアプローチの方法の比較などは正直あんまりできなくて、どの方法でも大して変わらないように思えました。でもライフスタイルには明確な違いがありました。

僕が内定承諾した会社は地方に結構支社があって転勤が前提の会社で、それ以外の2社は基本的に東京勤務でした。僕は出来る限り東京で暮らしたくない人間なので、このライフスタイルの違いは大きかったと思います。

おまけに内定承諾した会社だと家賃補助が出ます。このように生活のことを考えた時に会社が決まりました。24時間ずっと働くわけではないので、こういった面も大切だと思います。

社長の腰が低い

他の2社は面接を受けている中で向こうの態度が上からだった気がします。最終面接開始5分で「僕ばっかり話すより、なんか質問ありますか?」と聞かれたこともありました。やっぱり社長って自己顕示欲が強いのです。

組織開発に携わっている会社なのにトップダウンの会社は嫌だなと思ったのも理由としては大きいと思います。あの社長にビクビクしながら働くの嫌だなと思ってしまいました。

内定者に会わせてくれるか

僕はこれ地味に大切だと思ってます。他の内定者に会うことで大体の会社の雰囲気が分かるし、自分と違った企業分析をしている人も多いので、企業選びの参考になります。

会社選びに迷っている段階で、新卒1年目の社員と面談を勧められたりもするんですけど、既に会社に入っている人の目線がフラットなわけないと思うので、内定者と会うことは大事だと思います。

僕が内定承諾した会社はまだ内定を承諾していない段階で、東京での内定者交流会に招待して頂きました。もちろん交通費は出ます。この交流会で友達もできたので、良かったなと思います。


でも多分一番良い内定承諾の仕方は、内定を貰った瞬間に承諾しようと決まることだと思います。それほどの熱量を持って面接に臨んだ方が良いです。僕はそうならなかったので、比較して決定するという形を取りました

ただ僕は70社近くの会社を見ていたので「これだけ会社見たからもう良いだろう」と考えられました。あと他の内定者の人に「それだけ沢山企業を見た人がこの会社に決めるなら安心やわ」と言って貰えたりもしました。

おわりに

結果をざっくりとしかお伝えしていなかったので細かく伝えます。
68社受けて選考を辞退したのは29社(説明会のみ19社)お見送りになったのは33社で、内定が6社でした。(面接1回だけで内定が出た会社が2社あった)

沢山の企業を見られるのは新卒の時だけと言われているので、沢山の企業を見て、沢山の社会人の方と話せて良かったと思います。色々大変なことありましたが、何とか無事に終われた就活でした。

ここまで僕の就活について書いてきましたが、あくまで僕の就活ですので当てにはしないでください。それでもアドバイスが欲しいという方がいれば、このマガジンに沢山投稿しているのでご覧ください。

先輩だからって偉そうにアドバイスする人もいるけど、既に就活の市場が変わっている可能性もあるから当てにできないし、でも就活の市場に詳しいエージェントは、売り上げのためにやってるので当てにできません

誰も信じられないんです。それにも関わらずえげつない量の情報が飛び交っています。その中でどれを取捨選択していくかというのが大切になってくるし、それは社会人になってからも大切なのかなと思います。

でも今の人って既にSNSで凄い量の情報に触れて取捨選択していて、だいぶ情報を選ぶアンテナは優れていると思います。それを社会人版にアップデートするってだけです。これもまた就活なのかもしれません。

この投稿もその情報の1つとして役に立てばいいなと思います。
本日も読んでくださりありがとうございました!

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