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就活にTOEICは必要?必要な資格は?人事が見ているポイントは?

こんにちは。新卒二刀流社会人1年目の込山です。

僕は普段TwitterMatcherを通じて就活生の方とお話をし、代表を務める就活支援学生団体BERRYでも毎週末就活生向けオンラインセミナーを開催しています。

幅広い学生さんとお話する中でこういった質問をよくいただきます。

・就活に向けて取っておいた方が良い資格はありますか?
・就活においてTOEICは何点あった方がいいですか?

今回はこちらについて主観的かつ客観的にお答えしていこうと思います!

就活時に持っていた込山の資格

まず、そもそも就活開始時に込山が持っていた資格を列挙してみます。

・普通自動車免許第一種(MT)
・航空無線通信士(総務省管轄国家資格)
・英検2級(中3時に取得)

だけでした。僕のYouTubeの動画にあげた通り、TOEICは未受験でした。理由ですが、大学生になって試験時間2時間の集中力がなくなったからです。。。(めんどくさい笑)

航空無線通信士は簡単にいうとパイロットと管制官が持ってないといけない無線の国家資格です。後日気が向いたらこの資格についての記事かYouTubeに動画アップしようと思います。(その前にチャンネル登録お願いします)

英検に関しても中3で2級取得はすごかったのかもしれませんが、大学生になると準1級や1級を取得するツワモノがゴロゴロ現れます。

TOEICを必要・参考にしている企業

GoogleやYahoo!などの検索エンジンを活用し「TOEIC 必要 企業」等で検索するとTOEICが必要な企業や参考にしている企業をまとめた記事がでてきます。こちらの記事を参照に見てみました。

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他にもありますが、上記が一例となります。僕自身も楽天のインターンに参加し、選考にも進んでいたり、インターン時の同期が何名か楽天に入社したのでわかりますが、楽天は入社時にTOEIC800点必要だが、内定時に必要というわけではないです。ここを勘違いして選考時にTOEIC800取得をガクチカや自己PRで話し、散った就活生は多いようですね。

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また別の記事では、上記のようなデータが見られました。ここでよくよく皆さんに見てほしいのが

・TOEICが必要
・TOEICを参考にする

の違いです。就活生とお話していてこれを一緒にしてTOEICは絶対に必要と勘違いしている方が多いと感じました。実際の上記の記事のデータで新卒採用時にTOEICを要件にしている会社は全体の4.2%にすぎません。

つまり、TOEICが絶対に必要というわけではないと断言できます。では、なぜTOEICは必要ないのかについて次の章でお話します。

TOEICは必要ない?

先の章でお伝えした通りTOEICは絶対に必要ではないです。別の言葉で言い換えると、

TOEICの点数が高いからといって内定をいただけるわけではないし、TOEICだけで就活が決まるわけではないです。

ここからは会社が、人事が、採用担当がどこを見ているかという視点も大事になってきますが、具体的に説明していきます。

まず、始めに多くの企業が本当に英語力を求めているのでしょうか?また、ご自身が入社したい企業は本当に英語力を求めているのでしょうか?

①日常業務において絶対に必要
②来年以降直近で海外拠点開設予定等があり英語力のある人材を求む
③将来的に海外拠点開設したいという願望がある
④英語できればいいけど、特段必要ない

大きくわけて4つにわかれてくると思います。楽天のような①に当てはまる企業を志望している場合かつ応募要件に「TOEIC◯点」と書いてある場合はTOEIC取得が急務かもしれません。

しかし、②、③、④の場合ははっきりいって今TOEICを取得する必要はありません。

まず、②のような企業はそもそも翌年の拠点立ち上げに新卒を抜擢するでしょうか。外国語が堪能というだけで拠点が立ち上げれるわけではありません。実際に大手メーカーの海外駐在を経験された方に話を聞きましたが、海外駐在員に選ばれるエリート全員が英語が堪能というわけではないそうです。

なぜ、①以外TOEIC取得が急務ではないかというとスキルは後天的に身に着けることができるからです。「甘い」という声もあるでしょう。しかし、断言できます。たゆまぬ努力やトレーニングは必要ですが、スキルは後天的に身に着けることができます。

もし、海外駐在員や拠点立ち上げメンバーに加わりたいという想いを持って要件を満たすためにTOEICが必要であれば入社後や内定後に努力をすべきだと思います。

次に、会社側が本当にTOEIC高得点者を求めているかについてお話します。

例えば、大企業でエントリーが1万人を超えている場合、初期選考で書類選考や筆記試験を貸す企業が多いですが、これは採用担当者の負荷をやわらげる目的もあります。(全員と面談や面接をしていると平気で1年とかかかりますしね笑)そこで合否をわける際にそれぞれが持つ要素で判断をします。経験豊富な中途社員が持つ要素の中には経験・経歴という大きな武器がありますが、新卒学生の要素はこの経験・経歴がないために学歴保有資格で要素判断するわけです。ここで企業は学歴や保有資格を参考にし、自己PR文章やガクチカで面接に進めるのか判断します。

人事が見ているポイントは?

選考において重要な点をお話しますが、書類選考や複数の面談・面接を通して人事が見ているのは価値観や考え方のマッチ度合いです。ここが最重要だと断言できます。少しイメージしにくい方のために男女の恋愛に例えてお話します。


あなたの好きな男性のタイプは「高身長(185cm以上)、高収入(年収1000万円以上)、イケメン(山崎賢人似)」だとします。

運良くタイプの男性と出会えて、猛アプローチの末に付き合えたとします。付き合いはじめて3ヶ月、ついに彼との同棲が始まりました。(最高ですね笑)

しかし、彼は玄関で靴を脱ぎっぱなし、トイレの便座開けっ放し、おまけに超頑固で自分が全て正しいと思う性格。

加えて、あなたは靴を綺麗に揃える几帳面な性格で、トイレの便座を開けっ放しにするなんてありえない。「直して」と注意したくても頑固な彼に言えなくて我慢の日々....


この2人は付き合い続けて結婚するでしょうか?きっと別れますよね。むしろしんどい思いをしながら生活するくらいだったら別れた方がいいと思います。僕は第二新卒や20代向けの転職エージェントもやっていますが、多くの転職理由はこれです。

新卒のときはあまり考えずになんとなく条件が良いから入社したものの入ってみると考えや価値観にギャップを感じてて、今辞めるのももったいない気がするけどやっぱり続けていってもいいことないので転職します

これから就活を迎える皆さんも、就活真っ最中の皆さんもこうなると想定して就活をされているわけではないと思います。

まずは、自分の考えや価値観を整理して(将来像を含む)、企業のHPの企業理念、代表インタビュー等を確認して考えや価値観がマッチしているかを確認してください。

ここで、マッチした企業がTOEICの要件が含まれている場合にTOEICの学習を進めるという順序で良いと思います。

就活に必要な資格は?

「就活に必要な資格はなんですか?」とご質問いただくことが多いのですが、全ての企業を網羅できる資格はないと思います。上記で書いた通りTOEICもそれに当てはまりません。志望企業によって必要な資格や超優遇される資格があるのでご自身で調べていただいて取得することをオススメします。

おまけ的な情報ですが、僕自身の経験からして珍しい資格は面接において有効に働きます。

実際僕が取得している航空無線通信士の質問はほとんどの面接で突っ込まれました。

こういった珍しい資格について取得理由をしっかり話すことができれば面接を有利に進めることができます(なんせ自分だけが詳しい話ですからね)。

まとめ

ここまでのまとめです。

「就活スタートはまずTOEIC(資格)取得だ」は大きな間違いです。

ここは抑えて就活の資格については考えていただきたいですし、逆に「僕(私)は資格やTOEICないけど大丈夫かな....」と不安に感じていた方は朗報かもしれません。以下に就活のスタートの切り方をまとめます。

①自己分析により自分の考え方・価値観整理
②企業HPの代表者インタビュー・企業理念・ミッション閲覧
③価値観のマッチ度を自分なりに図る
④必要な要件を確認
⑤資格やTOEICが必要な場合は対策

こちらの手順で就活を進めましょう。僕自身は自己分析ではなく、自己認知と呼び、「30歳までのライフプラン」設計を勧めていますが。

このあたりのお話は別途記事を投稿するかもしれませんし、しないかもしれません。もし、詳しく聞きたい場合は僕のTwitterのDMに連絡ください。いつでも開放しておりますので。

上記記述通りTOEIC取得は二の次です(断言)。

就活必須資格はなく、上記の手順でマッチ度の高い企業の要件整理後に取得を目指しましょう。選考段階で持っていると志望本気度の高さを見せることもできたりするので。

文章だとうまく話せないこともあるので、よければZOOM等オンラインツール使って是非お話しましょう!次の章で僕のSNSを添付するので是非連絡ください。

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