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父の事が大好きすぎる話

おはようございます

今日は父のことについて書いてみたいと思います


私は父42才、母36才、兄9才の時に生まれました

兄の後になかなか子供が出来ず諦めていた頃にポンと生まれたそうです


両親は共働きだったので幼い頃からお風呂と寝かしつけは父の役目でした

そのせいか私はとにかく父が好きでした

帰ってくるバイクの音がすれば玄関に走り

父が家に上がると足にしがみついて離れませんでした


そして月日が経ち小学校にあがると周りの親御さんとうちの両親の歳が20才位違うことに気づきはじめました



そして私はすぐにこう感じました


私とお父さんが一緒に居れる時間は周りの子達より20年短いかもしれない…


この事に気づいた時には本当に本当に悲しい思いになりました

夜寝る時に布団に入るとこの事ばかり考えてしまい父の手を握りながら涙を流すこともありました

自分ではどうしようもない事なのに考えては落ち込むループにハマっていたのです


ですが中学生になるとある事に気づきました


それは周りの子達から思春期特有の「お父さんが嫌」という話を聞き始めた頃です

私には全く訳の分からない話でしたがその話を聞けば聞くほど、私達親子は一緒に居れる時間は短いかもしれないが限られた時間をどう大事に過ごすかは自分達次第だと


それからは日々、死を意識しながらもいつ別れの時が来ても絶対に後悔しないように過ごしてきました

ご飯を食べ終わってからは父の好きなテレビを一緒に見たり、家の前の都立公園を散歩したり、二人でご飯に出かけたり普通の父娘より密に時間を過ごしてきた自信があります


今は父79才、私35才ですが今だに実家に行くと、父にピッタリとくっついて座り、手をさすったりハグしたりかなりスキンシップをとります(父は昔からなので慣れてます。そして父からスキンシップを取ることはありません笑)


大好きだから長生きしてね!

お父さんがいなきゃ寂しいからね

ずーっと元気でいてね


と日々プレッシャーをかけています笑


父もまんざらではない様子ですし、私の言霊が効いているのか今だに大病もせず来年80才ですがとても元気でいてくれています


私は小学生の時から父との別れを意識して過ごしてきたのできっと本当の別れが来た時に後悔することはないと思います

いつまでも一緒に居れると思えないからこそ同じ時を大切にしてこれました


本当はいつまでも

長く長く一緒に居たいです


それでも私は私にできるだけの事をしてきました


もし今ご両親と居る時間を大切にできていない方がいたら気づいて欲しいです

時間は限りがある事を


そして明日別れが来たとしても後悔のない時間をお過ごし下さい












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