見出し画像

旦那の圧倒的な共感力の低さと、許容力の高さについて

おつかれさまです、nishiyu(にしゆ)です。いつのまにか梅雨ですね。


一般的に、女性は共感してほしい生き物、男性は解決したい生き物と言うことがあると思います。よく女性は愚痴を聞いてほしいだけなのに、男性がすぐにああすればいい・こうすればいいと解決策を提案してしまい、ケンカになるという恒例のやつです。

さて、私は女性ですがビジネスマンとして10数年やってきた以上、共感でメシが食えるのか!物事は解決してなんぼ。私は女性だけど解決したい生き物なんだ!と自負しておりました。ところがどうやら違ったようです。

というのも、実は昨年の年末に妊娠発覚しまして、妊娠初期の安定しないメンタルや体調不良にがっつりとやられ、こんなに旦那に共感してほしいのに…!と涙を飲んだ事象がいくつかありますので、今日はそのことについて書きたいと思います。いまは安定期(あと慣れ)なので大丈夫ですが、数ヶ月前は、普通に旦那に対してコイツ!!一生許さない!!!と思ってました 笑


例えば、私が以下のようなことを旦那に伝えたとします。

新型コロナの影響で、妊婦健診時の付添いが早々に禁止となり毎回一人で検診に向かっていたときのことです。妊婦健診は、出産まで約15回ほど定期的に受信し胎児の状態をチェックするものです。そんな中のコロナ到来!ただでさえ情報が少ないのに、初期は妊婦向けの情報なんかほとんどなかったです。妊婦たちはみんな不安を抱えながらひとりで受診しているような状況でした。私は、他の産婦人科は分娩自体にも立ち会い・面会も禁止にする産院も増えてきているという情報を仕入れ、以下のように旦那に共有しました。

このままだと、コロナの影響で立ち会い出産がNGになるかもしれない…!

その時の旦那の第一声は、「そうなんだ、仕方ないよね」でした。


また、妊娠中期に入り産休の時期が決定し次のメンバーに業務の引継ぎがはじまったときのことです。私は、今までひとりでやっていたメインの業務をどんどん引継いでいるところでした。今まで自分が対応してきた業務を手放す寂しさに加え、更に知らないところで重要な会議が開かれていたのを知るなどして、なんとも言えない叫び出したいような、じぶんの価値がなくなってしまうような焦りを感じていました。復帰に対しても漠然とした不安がありました。もちろんスタートアップの2年目という大事な時期にも関わらず、妊娠に対していっしょに喜んでくれ、早々に代わりのメンバーを探してきてくれた会社には感謝しかないです。ほんとに。会社に対しては感謝の気持ちしかなかったですが、やはり、どこかで気持ちを吐き出したく以下のように旦那に伝えたことがあります。

メイン業務をどんどん他の人が対応するようになって、じぶんの価値がなくなるようですごく不安…!

その時の旦那の第一声も、「そうなんだ、まあ、そういうもんだよね」でした。これらふたつの事象があって、当時は、おい!!!!もっと、なんか、他に言えることあるだろ!!と思いました。というか今も思ってます。


一方でこんな事もありました。お金が絡む&よくない事を私が恐る恐る旦那に伝えたとします。

1,000万円単位で残っている実家のローンを、わたしが肩代わりしなくてはいけないかもしれない…!

顎関節症がひどくて、歯医者に行ったら歯の矯正で100万円かかるかもしれないと言われた…!

その時の旦那の第一声も、「えー、そうなんだ、でも仕方ないよね」でした。

そうです、旦那は私がどんな事を伝えても、事実を受け止めた上で許容の返答しかしないようです。わたしにはよく分からなかったので、コロナで立ち会い出産禁止を事例に、ちょっと思考回路を聞いてみました。


コロナで立ち会い出産がNG →

立ち会いの数だけ感染の可能性が高くなる→立ち会う=旦那=男性 は仕事で外に出ている可能性が高い→旦那たちが無症状感染の可能性もある→一方で妊婦は免疫力が弱い→院内感染したらそれこ大惨事→とはいえ、立ち会いできる産院に変更するのも大変

→ 仕方ない、我慢しよう


カッコの中すっ飛ばし過ぎですが、理解はできます。おそらく私からの伝え方が、コロナの影響で立ち会い出産NGになる可能性がある、どうしても嫌だからもしNGになったら産院を変更したいがどう思うか?という内容だったら回答はまったく変わったと思います。あと、よく考えると仕事だったら代打案まで検討した上で報告するのが普通だと思うので、この場合は単純に私が旦那に共感を求めて共有したんだなということが分かりました。


私のほしかった回答は、おそらく以下です。

わたし:このままだと、コロナの影響で立ち会い出産がNGになるかもしれない…!

旦那:マジか⁉ それはひどいな、俺だって楽しみにしてたのに。陣痛をひとりで耐えるなんてとても心配だ

ビジネスで置き換えると、なんの解決にもなりませんね笑。もはや時間の無駄と言ってもいいくらいです。

なぜわたしは、ビジネスでは共感を求めないのに旦那には共感してほしいのでようか…?いろいろ考えたのですが、結局は旦那に対する甘えかなと思いました…共感してもらえる=安心する、ショックが軽減するんだと思います。男性はたとえ家族だとしても、共感してもらうよりも解決策を提示されてゴールが見えるほうが安心するんでしょうか?少なくともわたしの旦那はこの思考のようです。


この一通りのショッキングな出来事を通して、学習したわたしは旦那に以下のような接し方をトライするようになりました。

・何か行動してほしいときは、手段まで検討してから提案する。(仕事か…!)

・共感してほしいときは、わたしの立場になって想像してほしいのだけど〜と冒頭に一言添える。

この方法はけっこう有効でした。旦那もわたしが欲しかった回答をもらえなかったからといって勝手にイライラされるよりは、だいぶ気持ちが楽なのではないでしょうか。特に、この一言が添えられているときは、わざわざゲームや動画を止めて聞いてくれるようになりました笑

さらに、自分なりの気持ちの落とし込みとしては、旦那は共感力こそ低いけど手段ベースで提案すればいっしょに解決に臨んでくれるし、言ったことはきちんと守るのでまあ良し、というかいいじゃん!(と思うしかない)というところです。いくら共感してくれても、行動してくれないとまったく意味がないからですね。共感だけで飯は食ってけないし、子育てもできないです。あと共感力低いとなんとなくモテなさそうなので、浮気の心配も少なさそうです笑

もちろん、世の中には共感力の高い男の人もたくさんいると思います!まったく共感を必要としない女性もたくさんいるんだと思います!しかし、わたしも旦那はそうではないということが分かったので、今日も今日とて、ふたりのちょうどいいところに落とし込むために、ふたりで工夫していこうと思います。

画像1



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?