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「ありたい自分」を優先すべき時代

新しいアイディアを守る提案が得意なIPRoom代表兼弁理士の打越佑介です。
今日は自己実現についてのぼくの考えを記します。


なぜなら、最近は下記ようなニュース記事をよく見かけるからです。簡単に言うと、50代前後の会社員の方々の悲しい結末です。


「なりたい自分」を優先した末路


「・・・。安定もいいけれど、安定すれば甘えてしまい、どんどん時間がなくなっていく。“将来やりたいこと”と“今できること”を、逐一見つめ直しておくべきでした」

会社にいても次のキャリアの準備はできる。まずは自分の胸に“どう生きたいか?”を聞いてみよう。

<引用:「年収1000万円を捨てて、俳優になった「キリンビール元営業部長」の後悔」 日刊SPA 2021年11月03日>

ぼくは、この記事のご本人は「なりたい自分」を優先してしまったのではないか、と思っています。


会社員が悪いといっているのではありません。記事にも書いてあるとおり、安定(=ぬるま湯)に慣れて「なりたい自分」にそれなりに近づけたため、本当はこうありたいという自分像を考えることすら忘れてしまったことが、とても残念です。


会社員(=安定)という最大の武器を活かし、「ありたい自分」を少しづつ優先していくべきだったのではないでしょうか。


「なりたい自分」とは?「ありたい自分」とは?


ぼくが考える「なりたい自分」と「ありたい自分」の解釈は以下です。

▷ なりたい自分=地位(例:大手企業の管理職)、収入(例:年収1000万円以上)、住まい(例:六本木)
▷ ありたい自分=働き方(例:場所や時間にとらわれない)、遣り甲斐(例:使命をまっとうする)、環境(例:どこで誰といるか)


新型コロナウィルスの影響により、デジタルトランスフォーメーションやリモートワークといった働き方が主流になりつつあります。


誰しもが気付くべきことは、以前よりも格段に時代の変化が早くなった、ということです。


働き方生活様式もめまぐるしく変わっています。こういった時代にも関わらず、「なりたい自分」を優先すると変化について行けず、いずれ自滅しかねません。


まずは過去の自分を知ることから


「ありたい自分」がわかると行動がかわるはずです。だから、年齢が高めの人ほど、危機感を抱くでしょう。時間がないと。


でも「ありたい自分」を知るには、過去の自分の棚卸しが必要です。結局、育ってきた環境や経験が、ありたい自分を形成する要素だからです。


何ごとも過去からしか学べません。そして、過去がわからなければ、未来を推測できません。だから歴史を知ることが大切です。


それは自分自身も同じです。過去の自分しらない限り、未来の「ありたい自分」を知る術はありませんし、ましてや表面的な「なりたい自分」に走ってしまうと、大切な時間を失ってしまいます。



以前、以下の記事を書きました。「ありたい自分」を再認識するためです。

ぼくはこれからも「ありたい自分」を実現するたために人生を選択していきたいと思います。


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