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おうち時間でも、ひとり呑み。 アルザス料理店の記事を読んで

いつもだったら休みの日は気が赴くままに夜を散策して、最後に必ずたどり着くのは武蔵小山の行きつけのカジュアルなバー。
そこでスコッチウイスキーをまぁまぁ呑んで
家に帰ってぐっすり眠るのが楽しみだけど、
今回ばかりはそうはいかない。

仕方ないので、数日の休みで読める小説をと思い、近所の本屋に足をのばした。
だけど、ふと思いつきで雑誌を購入した。

雑誌を購入するのは、実に高校生ぶり!
あの時は青年の夢が詰まったバスケ月刊誌と
ファッション雑誌を買っていました。

ふと雑誌を買おう、と
思いついたのには理由があります。
それは、noteを始めたことがきっかけで、
プロライターの方々の仕事が気になったこと。

やっぱり、プロのライターさんが書く文章ってどんなものなのか気になりました。
いざ雑誌コーナーに慣れない足取りで立ち寄ってみると、たくさんの種類の雑誌が出版されていることに気付かされました。
意識するとしないとでは、本屋の景色って変わるもんですね。雑誌コーナーからの書店内を見渡したアングルは別物でした。

ファッション
スポーツ
ライフスタイル
建築
デザイン

バイク
料理、、、、

いっぱいあるなぁ。
とりあえず、自分が興味あるものから、、、
手に取って、ペラっ、ペラっ、戻す。
手に取って、ペラっ、ペラっ、戻す。
その繰り返し。夢中になっての繰り返し。
お会計の時に確認した腕時計の短針は店に入ってから30度傾いてました。

そうして選んだのはこちらの3冊!!!

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pen+ エアライン最新案内。
ANAとJAL、羽田空港と成田空港の特集。
飛行機の機体デザインの情報が面白そうだったので購入。
pen+ 海外ドラマが面白い。 
Netflix、Amazon PrimeVideo、Huleの流行りの情報が満載の雑誌。
海外ドラマを見たことがないから、これを機にと思って購入。
dancyu 自由で、気まま ひとり呑み
都内でひとり呑みできる名店を特集した雑誌。
ひとり呑み行きたい!!その自分の気持ちにリンクして購入。

3冊ともおうち時間を豊かにしてくれた雑誌でし
たが、読んでて一番面白いと思ったのは、
「dancyu 自由で、気まま ひとり呑み。」

これっ、本当に面白かったです!!
都内のあらゆるところのひとり呑みおすすめスポットを、店の雰囲気や料理、店主の心意気や絶品おつまみの作り方など、好みやこだわりがてんこ盛りに詰まっていました!!

そして、自分としては気になっていたのはライターの仕事。全体的に文字数が多いページが多く、雑誌一冊にもライターさんがしなければいけない仕事はたくさんあるのだと改めて感じました。

たくさんの素敵な記事の中でも
浅草橋のアルザス料理店 ”ジョンティ "
オーナー・ソムリエ富田裕之の取材をまとめた
「東京で十年」という記事が心に響きました。

オーナー・ソムリエ富田裕之は、高校を卒業して洋菓子店、ホテルのダイニング、日本料理店、ワインバー、高級ステーキ店、フランス料理店と、手に職をつける為、勤める店を変え、ある時ワインの美味しさを知り、フランスまで旅に出ます。

「いやぁ、二十三歳の頃なんかフランスのブドウ畑を自転車で回る旅のはずが、途中からサーフィンに変わってしまったり」とおっしゃっているように、まだ心の中何がやりたいのか、そういった気持ちが固まっていなかったそうです。

そんな冨田さんが28歳の時、「視覚も味覚もすべて奪われました。追いかけたいものが、女の子から仕事へと180度変わった瞬間です。」と語ったのは、二度目のワイン産地巡りで、初めてアンザスを訪れた時だそう。
急斜面のブドウ畑、馬をひいて耕す文化、童話のような可愛らしい街並み、そして、山料理としての豪快かつタフなボリュームの料理の数々。
アンザスの景色や料理は想像をはるかに超えていた。

ワイン単体は素朴な味わいに寄り添っていて、
だけどアンザス料理と調和して生きるワイン。
地元の老夫婦がワインボトルをテーブルの真ん中で食事をしていた景色を目に焼き付け、東京に戻って浅草橋に店を構えた。

そして東京で10年、冨田さんはアンザスの情景をジョンティ”の中で作り上げた。

記事を要約させていただきました。

今のご時世ですが、おうち時間でもたくさんの物語を想像して、こんなにもほっこりした気持ちになれる。そのことが嬉しかったです。
色々な人が頑張っていることが伝わってくる雑誌という媒体は、久しぶりに雑誌を読んだ自分にとってロマンと食欲をもらえるものでした。

ぜひみなさんもおうち時間で雑誌の中の物語に触れてみてはいかがでしょうか。

落ち着いたら呑みに行きたいですね。

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