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デンマーク・フォルケホイスコーレ留学を選んで本当によかった

みなさんこんにちは。

北欧の世界に憧れて教員の仕事を辞め、デンマーク・フォルケホイスコーレ留学で出会ったノルウェー人のパートナーと、ノルウェーの首都オスロにほどよく近い自然豊かな町で一緒に暮らし始めたゆっこです。

1年前の今頃、2021年1月上旬は、デンマーク留学へ旅立つ直前にコロナの第3波でデンマークが再びロックダウン。
出発の延期を余儀なくされ、落ち込みと不安でいっぱいでした。

待ちに待たされた分きっとデンマーク留学はいいものになると確信する自分と、いやいや、期待のハードルを上げるだけ上げた結果、後悔するタイプなんだからこれ以上期待しすぎるなよと諌める自分。

そんな2人の自分がせめぎあっている状態の中、4月、留学生が再びデンマークに入国できるようになったのを確認するやいなや日本を飛び出すように出発。

コロナ禍の移動ということで、成田空港でのPCRテストとちょっと厳しめのフライトチェックイン、中継地のドバイ空港での抗原検査、そしてコペンハーゲン・カストラップ空港での抗原検査とちょっと厳しめの入国審査を乗り越え、無事入国。

乗客がほとんどおらず、3列シートを独り占めできたのはいい思い出(横になって寝ることができました)。

そして約8ヶ月間のデンマーク留学が始まりました。

「デンマークに渡ったらいろいろ情報発信するんだ!Noteで記事にしようかな?それともYouTubeに動画を上げようかな?お、北欧系YouTuber爆誕か?」

とかいろいろ考えて鼻息荒くしていましたが、そんな私を待っていたのが、この夕日の景色でした。

デンマークのシェラン島Havnsø(ハブンソ)の夕日

見たことのない空の色
海底が見えるほどの透きとおった水
水面をすべる風の音
それにつれて揺れる波の音
岩にとまるかもめの鳴き声

自分がどんどんこの景色に吸い込まれていくのを感じました。

「あ、なんかもう全部どうでもよくなった。ただひたすらこの大自然に身を任せる留学生活にしよう。」

ということで、鼻息荒かった自分はデンマーク留学初日にして、鎮静化されたのでした。

それからの8ヶ月間は本当に充実していました。

暇さえあればあんなにスマホばっかり触っていた私が、あんまりスマホを見なくなりました。

それよりも学校の人達とキッチンでおいしいお菓子や料理をつくったり、トランプで盛り上がったり、大きいスクリーンで映画を観たり、海に飛び込みに行ったり、夕日や星空を見に散歩に出かけたり、空に浮かぶあれはUFOかなんかかと騒いだり笑

そしてたまには一人でのんびり散歩したり、旅に出たり。

ゆっくり穏やかな雰囲気の中で、いろんな背景や考えをもった人たちとの共同生活をとおして自分自身とじっくり向き合ったこの時間。

いろんな価値観を知って、いろんな感情を味わうことができました。

フォルケホイスコーレを卒業しても履歴書に書けるような資格は一切もらえないんだけど、それ以上に自分の内なる変容、成長を実感できたのがとても大きかった。

これが、フォルケホイスコーレ留学の醍醐味なんだなと。

日本でちょっと忙しく生きてきた自分にとって、とても贅沢な時間でした。

自分の喜怒哀楽を安心して表に出せる友達とさらに出会えた上に、留学後の自分の計画を大幅に変更したいと思えるほど好きになった外国人のパートナーにまで出会うことができました。

1年前の不安と落ち込みとでいっぱいだった自分に言いたい。

留学生活、すっごく楽しかったからある程度期待のハードル上げても大丈夫だよと。
あと、日本へ帰る飛行機のチケットを捨てて、今、まさかのノルウェーで生活を始めてるよと。

人生何が起こるか分からない。
よく家族からは、わたしの生き方は心臓がいくつあっても足りないぐらい落ち着きがないと言われます。
でもありがたいことに、29年かけて少々のことではへこたれない強さを身につけてきました。
だからこそ、何が起きても受け止めて前に進める自分でこれからもありたいなと思います。

デンマークからノルウェーへの引っ越し、クリスマス、ニューイヤーと怒涛の日々が一段落したので、これからは、ノルウェーでの暮らしの様子や、デンマークでの思い出についてこのnoteで綴っていけたらなと考えています。

できるだけ毎日投稿を目指して。

それではまた!

学校の修了式にて自分のアート作品と


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