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「平成」

終わりゆく元号へのラブソング

平成生まれとして、思い出深い時間でした。とはいえ、5月1日から生活が大きく変わる訳でもないけれど。

この曲は2018年12月24日に自宅で作りました(これぞ、正しいクリスマスイブの過ごし方)。「Kids」と「Shiwasu」の収録は決めていたので、さらに新しい曲を追加しようと考えていた矢先のこと。ただ、歌詞をまったく書くことが出来ず、2019年を迎えたのです。

今年1月に「Shiwasu」のレコーディングを行なった際、殊の外スムーズに作業が進行したため、その日の作業分をすべてこなしてしまいます。空いた時間が出来てしまったため、デモ段階だった「平成」をレコーディングすることに。ピアノの弾き方とかメロディーを確認しつつ、その場で歌詞を作っていきました。


アナログ感をアナログで作る

急遽のレコーディングだったため、アップライトなど生ピアノを用意することが出来ず、「Kids」などでも使用した電子ピアノを使っています。何度か普通に録音をしたのですが、温もりが再現できず硬い音になってしまいました。考えていた大橋トリオルーファス・ウェインライト(Kidsに引き続き、、)のようなノスタルジーな音像とは程遠い。

そこで、エンジニアの好本氏のアイデアが炸裂。ラインで拾った音をミックスブース内にあるコンポから出力し、そのスピーカーにマイクを立てる(録音する)ということでした。これが良い感じに古ぼけた雰囲気を出してくれています。ただ、ピアノ弾き語りのため、1曲が終わるまで演奏している僕はもちろんのこと、ブース内の人たちも一切余計な音を出してはいけないという緊張感で溢れていました。

収録曲の中では唯一のモノラルで、音量差を感じる方もいるかもしれませんが、その違いを味わっていただけたら幸いです。

「平成」はよしだそういちろうぐるーぷのIGTV(Instagram内)にて公開しております。ぜひご試聴ください。

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