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落合陽一塾で出会った友と “味わい深い体験を探して” 旅をした件 - 2023年夏編

2023年の夏は熱く、東京での夏日が140日と年間最多タイを記録したほど!
そして、気温だけでなく、落合陽一さんのアーティスト活動も熱い一夏だった。

そんな夏を、落合陽一塾で出会った友と一緒に、感じたままの味わい深い体験を求めて旅をしてみました

その旅のハイライトをここにまとめます。振り返ると、「この旅は本当に充実していた」と感じ、妻とでは考えられないような独特のプランが実現したことにしみじみと感じます。まるで大人の修学旅行。
ちなみに、私たちが探求したテーマは、「童心」、「元祖・老舗・本店」、「アート」でした。


京都旅 - 1日目

初日は事前に「極鶏」と「京都ライカ」に行くことは決まっており、「貴船」に行くことはラーメンを食べた直後に沿線だったので決めました。

一乗寺の「極鶏」で食べるスープを喰らう

極鶏 鶏だく赤だくのハーフ&ハーフ

友が「行きたい!」と強く望んでいたお店、「麺屋 極鶏」に足を運びました。この店は京都のラーメン激戦区、一条寺で人気を博しています。多くの食通を驚かせる超濃厚な「鶏白湯スープ」を堪能しました。私は裏メニューの『ハーフ&ハーフ』を選び、通常メニューの『鶏だく』と唐辛子丼の『赤だく』も同時に楽しみました。さらに、『玉子かけご飯セット』を注文してオリジナルの親子丼を作りました。口に運んだ瞬間、笑顔が自然とこぼれるほどの至福の時間を過ごしました

鶏白湯スープと卵の親子丼!ちなみにご飯はおかわり自由

お料理のレビューは食べログで。

京都の奥座敷「貴船」で山・森・川に癒される

朱色の灯ろうが並ぶ本宮に向かう87段ある参道の石段を登る

京都の奥座敷、貴船にある「貴船神社」は、森に囲まれた清々しい緑と、山から流れる川のせせらぎが楽しめる美しい癒しの空間です。本宮と奥宮に祀られているタカオカミノカミ(水を司る龍神)を参拝した後、風情ある川床のお店で「鮎の塩焼き」を堪能しました。

鴨川の源流である貴船川の川床のお店で「鮎の塩焼き」を味わいながら癒される

京都のライカギャラリーで落合陽一さんによる「晴れときどきライカ」写真展レセプションに参加

伝統と格式のある祇園に構えるライカ京都店

極鶏、貴船に続いて、次に向かったのは祇園にある「ライカ京都店」。この日は落合陽一さんの写真展「晴れときどきライカ ─ 質量への憧憬、ラーメンは風のように」のレセプションが開催されていました。
写真展に関する当日のエピソードなどは、以下のnoteにまとめています。

落合さん自身も言っていたのですが、アーティスト本人からの解説によって作品への理解が深まるのはもちろん、このような特別な体験ができるのは、落合陽一塾生であるからこそ

落合陽一 写真展 「晴れときどきライカ」は10月29日(日)まで

ライカからの帰り道。ギャラリーで出会った方が「落合陽一塾に入りたいです」と言ってくれたことから、歩きながら「『たい』で終わるパターン」という話題になり。
その話題は、友がnoteで詳しく考察してくれました。
(実際に、“『たい』で終わるパターン” でした。)

深夜0時50分から老舗クラブ「京都メトロ」で落合陽一さんによる圧巻のDJ/VJプレイ

「計算機と自然 計算機の自然」DJ/VJプレイ

“『たい』で終わるパターン” の話しから5時間後、“日本で最も長い歴史を誇る”と言われている老舗クラブ「京都メトロ」で、新感覚のグルーヴを体感出来るパーティ"semaphore"のスペシャル版イベントに落合陽一さんがLIVEパフォーマンスを披露
当日のパフォーマンスはnoteにまとめています。

5時間前の時点では「まったくできてない」と言いながらも、サウンドとビジュアルはAIで生成されたオリジナルで、会場を沸かせる圧巻の60分でした!

京都旅 - 2日目

この日は朝イチに第一旭さんに行くことだけ決めていて、それ以外はノープラン。一つひとつ堪能した直後に次を決めて旅しました。

京都朝ラー「本家 第一旭 本店」で『特製ラーメン』を『肉多め』で堪能

『特製ラーメン』に『肉多め』というオプションを追加

2日目の朝イチは、京都を代表するラーメン店「本家 第一旭 本店」。このお店は76年前の昭和22年に、当時屋台が主流だった時代に、京都駅近くで中華そば専門店として誕生しました。
コクがありながらもあっさりとしたスープと、鉢一杯に広がる焼豚が特徴の名店。土曜の朝7時15分に店に到着すると、すでに10人の行列ができていました。このお店は回転率が高く、約10分で店内に入れました。
今回は『特製ラーメン』に『肉多め』のオプション追加と『餃子(六個入り)』を楽しみました。

皮パリパリの餃子は6個で300円という驚きのコスパ

このお店は朝6時から営業しており、海外のお客様も多く訪れるため、朝の時間帯に行くことをオススメします。
お料理のレビューは食べログで。

土曜の9時に「金閣」を貸切状態で至福の時間を満喫

いつもキンキラキンに輝いている

京都を代表する観光地。北山で黄金に光り輝く世界遺産に指定されている「金閣」。海外のお客様も多く集まるこの場所は参拝時刻は9時から。その時刻にここに来ると下記のような貸切状態を楽しむことができます。

数分の短い間でしたが、太陽の光に照らされた金閣寺の黄金色がきらめき、その美しさが池に映り込むことで二重の美を生み出していました。周囲の静寂と完璧に調和し、一瞬にして永遠のような神秘的な感覚になりました。

丹波亀岡から山間の峡谷16kmを流れて名勝嵐山へ「保津川下り」

三者三様の熟練の船頭さんのトークも魅了

金閣の次は丹波亀岡へ。嵐山へと続く約16㎞の渓流を約2時間で下る「保津川下り」。熟練の船頭さんが棹と櫂で船を巧妙に操り、狭い岩間をすり抜けて進むのです。この日は水量が少なかったため、スリルは控えめでしたが、保津渓谷での鳥のさえずりや水しぶきの音、美しい景観を堪能しました。

半世紀の歴史を誇る一乗寺「天下一品 総本店」で伝統の鶏と野菜の極上濃厚スープを楽しむ

『牛すじラーメン』を『こってり、麺カタ』で注文

嵐山で下船した後、次の目的地は一乗寺。おそらく、嵐山に降り立ち、何も観光せずに2日連続でラーメンランチに向かう観光客は珍しいでしょう。 1971年(昭和46年)に屋台からスタートした京都の伝説的なラーメン店「天下一品 総本店」へ。創業初日にわずか11杯しか売れなかったものの、現在では全国で218店舗(2023年10月13日現在)を展開。国内ラーメンチェーンで8位(2023年7月現在)の店舗数を誇る大手ブランドとなっています。
今回は、総本店限定の『牛すじラーメン』と『ライス』をいただきました。

ラーメンの牛すじ・スープと一緒にライスを胃に流し込む。

天下一品総本店でしか味わえない、牛すじ入りの究極のこってりスープはまさに至福の一杯。お店の長い歴史と伝統に敬意を払いながら、この極上のラーメンを堪能しました。
お料理のレビューは食べログで。

全国約30,000社の稲荷神社の総本宮「伏見稲荷大社」の標高233メートルの稲荷山を登る

インバウンド人気観光スポットランキング1位「伏見稲荷大社」。

一乗寺から京阪で繋がる伏見区の「伏見稲荷大社」へ。
五穀豊穣、商売繁昌、家内安全のご利益で知られ、年間を通じて国内外から多くの観光客が訪れる日本屈指の観光地です。朱色の鳥居が連なる千本鳥居は、和の精神を感じさせる幻想的な雰囲気で、訪日観光客にも人気です。

稲荷山の山頂まで続く朱色の鳥居

本殿は多くの人で賑わっていますが、標高233メートルに位置する稲荷山の最高峰、一ノ峰(上社神蹟)まで登る人は少なく、比較的空いています。
朱塗りの千本鳥居を抜け、一周約4キロメートルの「お山めぐり」を足早に2時間で楽しみました。

四つ辻付近から京都駅周辺を眺めることができる

京都旅 - 3日目

醍醐寺に行くことは決めていて、何で〆るかを考えて…知る人ぞ知る越境ラーメン店へ。

醍醐寺霊宝館で落合陽一さんの『 Phantom Resonance: 「百鬼夜行と計算機自然」』を鑑賞

霊宝館には10万点以上に及ぶ寺宝が管理・保管されている

三日目に向かったのは、真言宗醍醐派の総本山の世界遺産「醍醐寺」。京都市街の南東に広がる醍醐山に200万坪以上の広大な境内を持ち、国宝や重要文化財を含む約15万点の寺宝を所蔵しています。

この日から、第1回日本国際芸術祭における醍醐寺内イベント、落合陽一さんによる『Phantom Resonance: 「百鬼夜行と計算機自然」』がはじまりました。
特別企画展に関する当日のエピソードなどは、以下のnoteにまとめています。

醍醐寺は歴史的・文化的に重要な寺院で、広大な境内と寺宝が特徴です。豊臣秀吉の花見の場「醍醐の花見」としても名高く、京都の歴史と文化を体感できる場所です。

金堂(国宝)は豊臣秀吉の命で紀州の湯浅から移築され平安末期の様式を保っている

京都府の辺境にあるラーメンの楽園「無鉄砲 総本店」で極上の『とんこつチャーシューメン(半熟味玉入)』に舌鼓

『とんこつチャーシューメン(半熟味玉入)』を『硬め、こってり、多め』で注文

京都旅行の締めは、京都府木津川市にある「無鉄砲 総本店」。このお店は京都市の南部、奈良にも近い地域にあり、民家が少なく、車がないとアクセスが難しい場所にあります。それでも開店時から多くのラーメン愛好者が集まり、長い行列ができていました。
今回、注文したのは『とんこつチャーシューメン(半熟味玉入)』と硬めの細麺で『替玉』をいただきました。

JR木津駅西口から約45分の静かな徒歩ルートを進む

一日に約300kgの豚骨が使われ、髄まで煮込まれたスープは、国内産の豚骨と水だけで作られています。見た目よりも意外とあっさりとしており、このお店はまさにラーメンの隠れた楽園です。
お料理のレビューは食べログで。

飛騨高山旅

岐阜県高山市で1泊2日の旅を楽しみました。メインイベントは落合陽一さんの大規模個展の鑑賞で、創造性に深く感銘を受けた。夜は落合陽一塾生との懇親会があり、様々な視点と知識が交錯する刺激的な時間を深夜まで過ごした。

食文化にも触れたいと思い、高山ラーメンの元祖、老舗、そして人気店とされる3軒のラーメン店を巡った。それぞれの店で歴史と伝統の継承、独自のスタイルのこだわりを堪能し、地域の食文化に感嘆した。

高山市の古い町並みを散策し、透き通った宮川で水遊びを楽しみ、その土地土地の風情と文化に触れる貴重な時間を過ごし、心に残るものとなった。

落合陽一さんの日下部民藝館での2回目の大規模個展「 ヌル即是計算機自然:符号化された永遠, オブジェクト指向本願 」

AIを用いて作られた「オブジェクト指向菩薩」

岐阜県高山市は、江戸時代の面影を今も残す古い町並みが魅力。ここで栄えた代官所の御用商人、日下部家の民家は1966年に国の重要文化財として初めて指定されました。その日下部民藝館で、落合陽一さんの大規模個展が2年連続で開催されました。

今年は「ヌル即是計算機自然:符号化された永遠, オブジェクト指向本願」というタイトルで、リアルとデジタル、物と考え、さまざまな哲学やテクノロジーがどう組み合わさるかを楽しみながら考えることができる空間が広がっていました。

3DモデリングしCNC技術を用いて物理的な形に落とし込み職人の手で磨き上げられた

メインの作品は「オブジェクト指向菩薩」。デザインにはIBM 360のスパゲッティーコードとIBMのタイプライター用球体タイプフェイスが参考とされています。新しい菩薩像は3Dモデリングで設計され、CNC技術を用いて物理的な形に具現化されました。その後、職人によって丁寧に磨き上げられ、用いられた材料の曲木も慎重に加工されました。最終的に、真言宗総本山醍醐寺の住職によって開眼法要が行われ、仏像として完成しました。

真言宗総本山醍醐寺の住職によって開眼法要が行われ仏像として完成

会場には60以上の作品が民藝品とともに展示されており、昨年とは全く違う壮観な空間が広がっていました。
こちらの個展に関する当日のエピソードなどは、以下のnoteにまとめています。

高山ラーメンの元祖「まさごそば」で情熱と技術が凝縮した一杯を堪能する

『中華そば』のみのシンプルなメニュー構成で営業している

高山ラーメンの元祖とされ、屋台から始まった歴史を持っている時代を超えた名店「まさごそば」
メニューはシンプルに『中華そば』のみ
その一杯にかける情熱と技術が凝縮されており、地元の愛と誇りを感じながら、至福の一杯を堪能しました。
お料理のレビューは食べログで。

高山の老舗「桔梗屋」で先代から継承する伝統の味を楽しむ

昭和28年の創業以来続く伝統の『中華そば 並』を注文

路地裏の一角にひっそりと佇む、昭和28年の創業以来続く老舗「桔梗屋」
現在は二代目店主が腕を振るっています。
お店の雰囲気からも昔懐かしさを感じることができ、また素材の旨味を最大限に引き出した一杯に至福の時間でした。
お料理のレビューは食べログで。

「麺屋しらかわ」で交錯する伝統と革新の至福な一杯をいただく

高山ラーメンをベースにしつつ、独自の進化を遂げた『麺屋しらかわ中華そば』を注文

高山ラーメンの伝統と革新が融合した一杯を提供する「麺屋しらかわ」
高山でトップクラスの行列店。
飛騨高山のご当地ラーメン、高山ラーメンをベースにしつつ、独自の進化を遂げていました
お料理のレビューは食べログで。

さいごに

いかがでしたでしょうか?人生の折り返し地点を過ぎた私が体験した、直感と感動に溢れるグルーヴ旅。漠然としたテーマを掲げ、笑いと感動に満ちた瞬間を追求したプライベートな時間です。
皆さんもこのような深く、楽しい時間を体験してみませんか?

何か新しい気づきやインスピレーションを感じていただけたなら、それが何よりの喜びです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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