2022年総括
師走です。
こんばんは、四流色夜空です。年が変わる前に今年一年を振り返ってみようというブログです。
1月、2月
このあたりから、三月末の賞に応募するものがなく、焦りだして、とにかく自分が楽しいものを、自分でも笑っちゃうものを書こうということで構想を練る。(前年、つまり2021年に公募用に書いていた小説をつづけることができず、白紙になった。)
とにかく刺激になりそうな、町田康、中原昌也、山下澄人、ホラーでは福澤徹三「廃屋の幽霊」を読んだ。なかでもクノーの「地下鉄のザジ」に感銘を受ける。毎日のようにシルビアコーヒーに行く。
3月
ユグナン「もう一つの青春」を読む。文藝新人賞に応募。
4月
応募作を書き終えて空っぽ。課題本のためにニーチェ関連(三島憲一の『ニーチェ』、デリダやドゥルーズ参加の『ニーチェは今日?』)を読む。
課題本というのは、毎年絶対に読む本を三冊選定しており、2022年の課題本はクロソウスキーの『ニーチェと悪循環』、ベケットの『マロウンは死ぬ』、ビュトールの『時間割』の三冊である。
読書会「僕らのスキスキ読書クラブ」を企図。第一回、吉田健一の「パークライフ」を発表。
第二回、中村文則の「遮光」を発表。
2020年の合同誌『HEAVEN』に書いた小説「モーニング・グローリー」が中部ペンクラブ文学賞の最終候補に残る。
5月
ネットプリントよるしの通信Vol.4を配信。短歌と掌編。
京都へ旅行(温故知新ツアー)
実家に帰る。
サガンやソール・ベローを読む。
6月
文藝思潮第三回短歌賞で優秀賞を受賞
煙草を吸いながら本を読むために、実家の玄関でナメクジに囲まれ、戦々恐々とする。
7月
時間があるのをいいことに平坂読の『僕は友達が少ない』を最終巻まで読み終える。課題本の「マロウンは死ぬ」を読了。
今の住居へ実家から荷物を運びきり、アルバイトを始める。
『ぱやちの生誕祭☆にぱ~!』にビデオレターで参加。
8月
ネットプリント「Angeldust Memories」を企画、配信。
中部ペンクラブ最終候補の拙作「モーニング・グローリー」の選評が公開される。
ホラーを読む。梨の「かわいそ笑」や福澤徹三の「忌み地」。前々から読みたかったパク・ミンギュの「ピンポン」を読み終える。
9月
ユリイカの「Jホラー特集」を隅々まで読む。
坊ちゃん文学賞に応募するショートショートを書こうとして、二作書き、応募。ショートショートの参考になればと、田中慎弥の「田中慎弥の掌劇場」を読む。文学フリマの寄稿のために詩を書き始める。
10月
前年惨敗した万葉の里短歌「あなたを想う恋のうた」に応募。でも今回も一首か二首のみ。明るい恋の歌を作るのが難しく……。
詩集「sea.」のための詩ができる。
毎日のようにクロソウスキーの「ニーチェと悪循環」を読む。
11月
課題本の「ニーチェと悪循環」を読了。
読書会「僕らのスキスキ読書クラブ」更新。課題本は梨による「かわいそ笑」。
文学フリマで「sea.」が頒布される。詩を2作品寄稿。
文学フリマのうちあげでかみしのさんと酒を飲み牛タンを食べる。
12月
課題本三冊のうちのラスト、「時間割」を読みつつ、年末に締め切りの文藝の短編賞に向けて小説を執筆中。読み終わり、書き終わるといいのだが……。
というわけで振り返ってみました。色んな事があったように見えますが、まだまだ足りないなという感じです。ひたすらに『読んで書く』、その営為を来年も続けていこうと思います。いつも見ていただいてありがとうございます。時々作品の感想などもいただき、感謝次第でございます。もっともっと作品で恩返しできるよう、頑張りたいと思います。来年は5月の東京の文学フリマのブースをもう取ったので、それに向け合同誌をまた企図していきたいと思っております。もっともっといけるとおもうんで、もっともっとがんばります。
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