見出し画像

僕らのスキスキ読書クラブ #3 ~『かわいそ笑』~

課題本:「かわいそ笑」(梨、2022年)


<導入~ちっぽけなプライド>


夜空「こんばんは」
かみしの「こんばんは」
夜空「かみしのさん、気づいちゃったんですよ」
かみしの「おっ、気づきました?」
夜空「怖いね……」
かみしの「怖いよ?」
夜空「生きるって怖いね……笑」
かみしの「生きるのが怖いのは、まあそう」
夜空「これからもそう?」
かみしの「これからもそう。ずっとずっと」
夜空「ええ、そんなわけで『かわいそ笑』(梨/イーストプレス)をかみしのさんも読みなさって、僕ねえ、誇らしいことがあって、いまこの本ってランキング5位とかで売れているっていうじゃないですか。それで読書メーターにもたくさんの感想とか書いてますわ、これの」
かみしの「うん」
夜空「いちばん先に読んだの、オレだからね」
かみしの「ははは、そうなんだ」
夜空「誇らしい」
かみしの「それは、それは良かったね」
夜空「ちっぽけなプライドですいません笑」
かみしの「小さな魂を大切にしていこう、それは」

<温故知新とあっち側の規則(レギュレーション)>


夜空「うん、じゃあかみしのさんから概要というか、どこが良かったとかありますか?」
かみしの「そうね。なにがよかったってやっぱ一番よかったのは、雰囲気なんですよね」
夜空「雰囲気?」
かみしの「ええ、やっぱゼロ年代の、そのデスクトップパソコンのさ、ノートパソコンとかじゃないデスクトップパソコンのさ、フロッピーとかそれくらい、90年代からゼロ年代にかけての、アンダーグラウンドの、2ちゃんねるとかのさ、あのテキストサイトみたいな時代の、ガジェットがめちゃくちゃでてきたわけじゃないですか」
夜空「そう、出てくるんですよ。ええ。しかも最後の方は特にね」
かみしの「そう、だからもう、とにかくその時代の空気を文章からね、感じとれて、そこがね最もよかったところですね、僕は」
夜空「文章うまいよねえ。引き込まれる。だから僕、一日で読んだんですけど、結構ページ数あるのに引き込まれちゃって、煙草何本吸ってんだくらいの。そのとき、で、最後のところ20頁くらい喫茶店で読んだんですけど、もう、あの……喫茶店のキッチンの方で『ガチャン』と音が鳴るたびにビクッと肩をふるわせてしまうくらいな集中度でね、怖くなりながら読んでました」
かみしの「まあ、本全体が結構引用が多くて、たぶん引用もほとんどは創作ではあるんだけど、」
夜空「そうだろうね、たぶん」
かみしの「そう、色んなこの文体とか、色んなその2ちゃんねるを初めとしてミクシィとかアメブロとかさ、 ブログ形式の」
夜空「色々あったよね、怪しいワールドとか」
かみしの「そうそうそう、怪しいワールドとか。そういうものの引用という体で、書いてるんだと思うんだけど、だからある時代のインターネットに浸かってきた人間じゃないと書けないんだよね。あれはきっと」
夜空「あれは書けないだろうねえ。見様見真似では」
かみしの「夢小説サイトとかも出てきたじゃん。あの、主人公というか、名前を入れるとさ、そのあとの全部の物語の名前がその子になるみたいなさ、もう古から伝わる夢小説の」
夜空「あれ、なんだっけ。よこつぎ……」
かみしの「あれは、よこつぎすず……りん?」
夜空「あ、よこつぎすずか。挿絵で書いてあったのは『よこつぎすず』だった。あ、でも『りん』と言う場面もあるんだよね」
かみしの「そのなんか引用が多いが故の、なんだろう……まあ、つまりポリフォニーな小説なので、まあ小説と言っていいのか分からんけど」
夜空「あー」
かみしの「だから、こう、飽きないっていうところはあったけどね。単純に」
夜空「僕的にはコラージュみたいな風に思いましたね。僕は面白すぎて、ホラー好きなお母さんに化してしまったので、いま手元にはないんですけれども笑」
かみしの「めっちゃいい話笑」
夜空「僕ね、読んだらね、もう……。僕はそれほどね、あの、かみしのさんほど通暁しているわけではない、もちろん。ホラーの世界に対してね。だけどね、もうね、”これがホラーの最先端かあ!!!”っていう感動みたいなものがありましたね」
かみしの「いや、故きを温ねて新しきを知るってやつですよ」
夜空「そうなんですよ。たとえば、よくする話で……たとえば、天井から足音がするだとか、えっとラップ音だとか、パキッて言ったりとかする実体の見えない怖さが、えっと、これって長編だと難しいんですよ、基本的に。実体を出さないと長編は持たないからね。だから、実話系怪談は余韻で終わるっていうか、あんまり理由づけ、根拠づけがなく、そういう感じで終わるっていうのが実話系怪談でね、バーンと出て終わるとか、それ以降その場所には足を運んでいないとか。なんだけど……その、『核心にたどり着かないことの怖さ』ね。なんだけど、色んな物語を入れることによって、短編のドキドキ感を長く、たくさん読めるっていう、しかも繋がっているみたいな。そういうテクニック的に、非常にうまいことやってるなって印象はあったんですよね」
かみしの「ま、途中まで連作短編だと気づかなかったからね、普通に」
夜空「そうね、そうなんですよ。にくいつくりでね、ほんとにね。あ、あのQRコードが一番最初にもあるけど、途中にもあるじゃないですか」
かみしの「あるね」
夜空「あれ、いつ読み込んだ?」
かみしの「あれはもう出てきたときに読みこんだ」
夜空「あ、ほんと。あの掲示板が出てくるんだよね」
かみしの「そうそうそうそう」
夜空「あれ、怖すぎてさあ。それこそ、文中で書かれてたブラクラとかさあ、なんか大声でわめく誰かが出てくるんじゃないかと思って、怖くて、」
かみしの「あーはいはい」
夜空「読み終わって数日が経った後、昼間にやりましたね笑」
かみしの「笑」
夜空「あー、まあ核心が分からない怖さ……ただ、一篇一篇も完成されているというような」
かみしの「そうだね」
夜空「なにが一番好きですか? 色々短編というか……一番最後が好き?最後めっちゃいい感じだけど」
かみしの「僕はでもあれ好きだな、あの儀式のやつ……あらいさらしか」
夜空「あれね!あれよくできてるよねえ」
かみしの「あれすごいよ」
夜空「ちなみに僕のいちばんも言っておくと、浴槽に……あーでもなあ、分かんないなあ、2こあるなあ。でも全部いいんだよなあ!」
かみしの「浴槽のやつも良かったね」
夜空「そうそう。なんか”キマッちゃった人の掲示板”みたいなさ、なんかスレっていうか。薬物をきめちゃって、っていうスレなんだけど、突然画像が上がってっていう。そしたらこっちにも幻覚が見え始めてっていうさ」
かみしの「その、論理がないのよね。この小説っていうか、この話ってぜんぶ、なんか」
夜空「うん。論理」
かみしの「そう。ある意味での気持ちよさがないというか。それはつまり不快、内容が快・不快とかいう話ではなくて、なんかこう、一件落着感があるわけじゃん。エンタメって」
夜空「あー、そうね。なるほど」
かみしの「これをしたからこれが起きたんだろうな、みたいなさ」
夜空「うん、因果関係というか」
かみしの「そう。でもこれって結構その文章の途中で狂ってったりするわけじゃない。なんか、普通の地の文なのに、なんかだんだんだんだんおかしくなってってるよね、文章が」
夜空「だれが言ってんのこれ?みたいなね」
かみしの「そう。っていうのがあったりとか。だからずーっとなにを読んでてなにが起きてんのかよく分かんないみたいな気持ちのまま、ずっと読むみたいな」
夜空「だからちがう人が体験した同じような話とも読めるし。ただ、よこつぎすず/りんの関係者が、それぞれに見た悪夢みたいなふうにも読めるし。……あの幽霊が出てくるのもよかったんだよな。なんか、ちゃんとした殺し方じゃない、みたいなさ。つまり、寝る前に電話かかってきて行ったら死んでるんだけど、中途半端な殺し方だからやるみたいなさ」
かみしの「あったね。夢の中でだったよね」
夜空「そうそう。夢の中で。そうなんだよね。でもそれがどこまで私の人格なのかも分からない。乗っ取られてる感じもあったりとかして」
かみしの「こういう、何の説明もなく、スレとかに貼られる怖い画像だけど、近似したものがあるんだよね。もうすでに。この世の中に。」
夜空「あるあるある」
かみしの「たとえば、なんだっけな。道をバックにして、夜の。なんか女の人の全身が映ってるんだけど、顔だけが異常にパンパンに膨れてて、体だけがビニールみたいに潰れてるっていう写真が上がって、『これ詳細なに?』ってみんな訊いてるけど誰も分かんないっていうみたいなのがたまにあるんだよ」
夜空「いや、ほんとに現地住民ですからね。かみしのさんはねえ。僕、現地行ってないからねえ」
かみしの「僕はもうあそこらへんでもう結構生活してたんで、中高のときとか。それこそそのUPL鑑定板とかにもいたし……」
夜空「あ、ほんと!?色んなとこいるね!偏在するねえ」
かみしの「だからそういう……本当にあるものをちょっとこう、ズラして……だからタチ悪いよねえ、すごい」
夜空「タチ悪いしねえ……あれ、ネタバレというか、結論部分で詳細は明らかになりますが、ある種ね。かみしのさん、裏表紙とか見た?あの、カバーめくって」
かみしの「あ、うん。めくってみたよ。『ご協力ありがとうございました』ってやつでしょ」
夜空「そう。ほんとタチ悪いよな笑」
かみしの「うん」

<6は嘘~ホラーの四方山話~>


夜空「あのーなんか最後の方で、その、ホラーに対するメタ的な見方みたいなのを思ったんですよね。だから怖い話をつくったときに、架空の人物を不幸にする」
かみしの「うん、そうだね」
夜空「だから、本文とはズレるけど……その、架空に不幸にされた人物の怨念の集積みたいなのを感じるんですよね。それは広めれば広めるほどに巻き込んでいくみたいな。それを話したりすることが協力になるっていうか。結構、複雑なこと言ってるよね、最終のところでは」
かみしの「まあ、作り結構複雑だと思うよ、これは。われわれも結局なんでこの横書きの文章じゃなくて縦書きの文章で刊行したとかってあるわけじゃん」
夜空「ええ笑」
かみしの「まあ、そこがだから、われわれがこれを読む時点で共犯者であるということなんだけれど」
夜空「そうそう。あの、電信柱に貼ってある写真なりね」
かみしの「そう、だからある意味で第四の壁を破ってきてるのよね、これは」
夜空「壁……壁ってなんすか?」
かみしの「まあ、つまりこの、小説の中からこっち側に語りかけてくる」
夜空「あ~~でも、まあパッと言ってしまうと、例えば東浩紀の『ゲーム的リアリズム』。ゲームのプレイヤー自身が問題に巻き込まれる、なんかそういうのですよね」
かみしの「まあそういうのですね」
夜空「参加型モキュメンタリーとかも書いてありますしね」
かみしの「うん」
夜空「かみしのさんはあの~、非常にホラーに造形が深いということで、指南というかちょっと訊きたいのは、その、こういう小説ってほかにあるんですか?」
かみしの「こういう小説ってのはどこの部分を指してこういう小説なの?」
夜空「切り貼りしてというかモンタージュというか、コラージュというかまあ引用が多かったりというか、色んな人の話をまとめるけど、連作にも見えるような感じの、総合的というか」
かみしの「うーん、あるにはあると思うけど……あんまり見たことないかもしれないな」
夜空「あー。僕は初めてだったからさ、もしかしたら過去にこういうのやってんのかなあってのは気になってました」
かみしの「ま、でもこんなに多岐にわたってジャンルを引用して連作にしてるのって、あんま見たことないかもしんない」
夜空「あー」
かみしの「僕の知らないジャンクなホラー小説たちのなかにはあるかもしれないんだけど」
夜空「まあ、あるかもって感じですかね。えーっと、怖さは、怖さ度合いで言ったら、かみしのさんの怖さ度合い10段階としたらどのくらいなんですか、この作品は? 僕はかなり怖かったけど」
かみしの「そうね!怖さ段階で言うと……怖さで言うと、ま、読んだのがロッテリアだったっていうのもちょっとあるんだけど、」
夜空「僕も喫茶店で読んでたのにびっくりした!」
かみしの「そうね、怖さでいくと……うー……ま、6/10くらいかな」
夜空「あーーーーーー。ぼくは9.5/10くらいですけどね。あ、そうですか。あ、あのね、名古屋にいたときに、三津田信三の『禍家』、あれがめっちゃ怖かったんですけど、あれと同じくらい怖かったんだよね」
かみしの「ああ、へえー」
夜空「ああ、でもかみしのさん6ですか。え、じゃあかみしのさんのツボみたいなものってあるんですか? こういう系が怖いみたいな」
かみしの「ホラーで?」
夜空「そう。ホラーで。でもやっぱ人それぞれツボってあるよね?」
かみしの「難しいなー。まあ、ひとつは『誰もさわれないところに行ってしまう』みたいなの」
夜空「きさらぎ駅的な」
かみしの「神隠しだね、つまり」
夜空「なるほど」
かみしの「で、それをなんかこう、それが寂しいとか良くないとかでもなく、『あーあの子はあそこに行っちゃったねー』みたいな。なんだろうな、洒落怖の話でいくと、『地獄に落ちました』っていうのがあったんですよ。」
夜空「んー、どんなだっただろ」
かみしの「詳細はちょっと忘れちゃったんだけど、娘がかけっこをしててゴールの瞬間を写真に撮ったんだって」
夜空「うんうん」
かみしの「そしたらそのみんなが拍手してるんだけど、その拍手のタイミングが偶然重なって合掌してるように見えるんだよ。で、そのあとにその子は病気かなんかで死んでしまったらしいんだけど、そのときに運動会の写真を住職とかに見せたら、『残念ですが、あなたの娘さんは地獄に落ちました』って言われる話なんだけど」
夜空「そんな住職いるんだ……なるほど」
かみしの「だからもう論理がない、というかこっち側の論理で動いていないところに行ってしまって、どうしようもないみたいなの、すごい好きで」
夜空「あー、なるほど。それがすごく怖くもあり、好きでもあるんだ」
かみしの「そうだね」
夜空「こういうの読みたくないじゃなくて、むしろ」
かみしの「まあ、怖いが勝つね。つまり、ちがう論理で動いている世界が存在しているというのがさ……」
夜空「あーーー。粘膜人間は? ちがう論理で……」
かみしの「粘膜人間は、今読んだら大丈夫かもしれないけど、ちがう論理というかあれはもうなんか不快なだけの小説」
夜空「おもろいなあ笑……。まあでも、飴村行さんの新刊を読まれてるということで」
かみしの「あ、新刊は面白かったです」
夜空「かわいそ笑のことにちょっと戻りますけども、色んなエピソードが入ってますけど、なんかどれもさあ、食い違いというか、同じことを言ってるようには思えないというか、」
かみしの「そうだね」
夜空「そうだよね笑。なんか最初から読んでるから、ああこれはこの人のことなんだなって思うけど、普通に単体で見たら、えっこれとこれは一緒なの……かな? とか。そういうちょっとちぐはぐ感みたいのがあって。なんか同一……っていうか、『この人のことを言ってる』ってなると怖さが薄れるんだと思うんですよ。最初の話に戻るけど」
かみしの「そだね」
夜空『だから〇〇の呪いとかになっちゃうともう分かっちゃうというか、ああこの場所に行ったら不吉なことが起こるんだなとかの予測がついちゃう。だから、どこまで不条理と見える不吉なことをやれるかってことに対してね、自覚的な作品であると思うんですよね、うん……』
かみしの「6は嘘かな、7くらいは怖かったかも」
夜空「7は結構だよ、7は結構な怖さですよ笑」
かみしの「うん」
夜空「最後の方、読者に向けてになってくるじゃないですか。きみのことだよってなってくる」
かみしの「そうそうそう」
夜空「あれとかは結構……怖くない?」
かみしの「ま、そうね……ツイートもしたけど、暗い夜の公園とかで読んでたらめっちゃ怖かったと思う。あるいは一人暮らしの部屋のなかとか」
夜空「あー」
かみしの「ロッテリアは明るすぎたね」
夜空「いやーでも僕も洒落怖読むとき大学の図書館で読んでたからね。たくさんいる人のなかで読んでたから……いやでも珈琲館でも怖かったけどなあ」
かみしの「笑」
夜空「そうですかあ~~」
かみしの「ちょっと場所は重要かも」
夜空「あの人称変化とかって、つまり『この人が聞いている』話が次には『あなたが聞いている』っていう」
かみしの「ああ、自然にね」
夜空「ああいうのって純文学とも親和性があるんじゃないかとも思うけど……まあ、だからそういうテクニックっていうのは分かるんですよ。でもー、でもちょっと本を閉じたくなるというか」
かみしの「ふふふ」
夜空「でもさ、洗い晒しにしろ夢小説にしろなんにしろ、一番最後で『ひとこと』あるんだよね」
かみしの「『ひとこと』あるね。メッセージがね」
夜空「そう、『ここまでやってるんだから死にたいんなら死んでくださいw』みたいなさ」
かみしの「そうそうそう」
夜空「あれがまたちょっと、何!?ってなるよね」
かみしの「ね。あれ今なに読んでたんだっけ、ってなるよね。手記を読んでいるのか、あれ、何だっけ? みたいな」
夜空「え、ここまで前フリだったの!?みたいなさ」
かみしの「うん」
夜空「だから、ああいう手法……手法っていうか、まあでも、でも新しい会話のかたちにはちがいないと思うんだけど……どうですか?」
かみしの「うーん、そうね、そうかもしんない。あんまり書籍の形でやられてんのは見ないかも。なんかその、サイトとかだったらさ、あるかもしれないけど。ああいうのって」
夜空「あーそうなんだ」
かみしの「なんか小説というか本の形態だとあんま見ないかもね」
夜空「あー。犬鳴村より怖かったね」
かみしの「いや犬鳴村よりは七万倍くらい怖かった」
夜空「笑」
かみしの「犬鳴村なんて一回も怖かったとこなかった」
夜空「いや、ぼくちょっと怖かったけど笑」
かみしの「はじめのはじめだけ怖かった」
夜空「ザ・ジャパニーズホラー」
かみしの「ええ、怖い話を読んでいきましょう。僕はいまからコトリバコ読むんで」

話者紹介
かみしの(@KamisinOkkk):存在証明と花腐し
夜空(@yorui_yozora)  :それもまたSweet Daysわね……


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?