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なんで片足がないの?なんで戦争するの?なんで戦うの?

家族みんなで7時のニュースを見ながら、晩御飯を食べていた。


ウクライナとロシアは相変わらず戦争状態が続いている。

最近のウクライナは、ロシア軍による大規模なミサイル攻撃を受けているようで、相次いでインフラ被害が出ているらしい。

テレビには、ミサイルが着弾してボロボロになったビルが映っていた。


***

さて、「アンプティサッカー」と呼ばれるパラスポーツをご存知だろうか?

アンプティサッカー(amputee soccer = 切断者サッカー)とは、主に上肢又は下肢の切断障がいを持った人々により行われるサッカー。

日本アンプティサッカー協会
これ


ニュースでは、戦地で足や手を失った負傷兵たちが楽しそうにボールを追いかける姿が報道されていた。

指導にあたるコーチは、「前線から戻った多くの負傷兵が『何をすればいいのか』と自分探しをしているが、ここではエネルギーを前向きに発散できる。未来に向けたこの取り組みは、ウクライナ全体にとって重要だ」と話していました。

NHKの記事より



不思議そうにニュースを見ていた長女4歳に聞かれた。


長女「この人たちは、なんでケンケンしながらサッカーしてるの?なんで足がないの?」

と。


ほんの少しだけ考えて、素直に答えた。


よよ「戦争で爆弾を踏んだり、銃で撃たれたりして足を無くしてん」

と。


長女のなぜなぁぜ?なになぁに?は続く。


長女「戦争ってなに?」
よよ「んー。国と国との喧嘩かな」
長女「なんで戦争するの?なんで戦うの?」

言葉に詰まった。

うーむ。。。。

ぅ、うーーーーーむ。。。。。。




なんでだろう。。。




ほんとなんでだろう。。。




ほんとなんでだろうね。。。


こっちが聞きたい。。。。



けど、答えねば。。。

うむ。。。。。

どう答えたらわかってくれるだろう。。。

・・・

と、考えてたら嫁さんが一言。


嫁「お互いの利益と利益がぶつかり合うからじゃない?自分のことしか考えれへんかったら戦争するんじゃない?」

と。

なるほど。
確かに。
それもその通り。

けど、長女はポカンとしている。
そりゃそうだ。
「利益」なんて言葉初めて聞いただろうし。。。


正義と正義がぶつかり合っているんだよ。

とか思ったけど、「正義」って言葉も難しい。

うーむ。。。

4歳の子供に理解できるようにするには、どんな言葉を選んで伝えるのがいいだろう。。。

・・・

で。

ちょっと考えてから答えた内容がこちら。


よよ「(お互いの)違いを認めないからじゃない?」
長女「ふむふむ」
よよ「長女は子供でパパは大人でしょ?長女は髪の毛長くて、パパは髪の毛短いでしょ?長女は髭がないけど、パパは髭があるでしょ?次女は赤ちゃんで小ちゃいけど、長女は大きいでしょ?あ、保育園のお友達のマリーちゃんは髪の毛黄色いけど、長女は黒いでしょ?マリーちゃんは目が青いけど、長女は黒いでしょ?パパは髪の毛あるけど、じいじは髪の毛ないでしょ?」
長女「ふむふむ」
よよ「こんな感じで人って色々でしょ?色々なのに仲良しなのは、きっと違いを認め合って仲良くしてるからなんじゃない?」
長女「ふむふむ」
よよ「けど、違いを認めない人は、自分が正しいと思っているから、戦うことで自分を守ろうとしているんじゃない?」


長女4歳は「なるほどなるほど」と言っていた。
理解したような、してないような反応でした。


けど、私自身、自分なりに考えて、答えてみたもの本当の意味で理解していないと思われる。実際を知らない。歴史や日々のニュースで学んだだけの知識で答えただけ。


ほんと俺が教えて欲しい。


なんで戦争するんだろうね。



・こぼれ話

If you can't explain it to a six-year-old, you don't understand it yourself.


これ、アインシュタインの名言。

「6歳に説明できなければ、理解したとはいえない」ってやつ。

今回、4歳児に戦争の愚かさについて、めちゃくちゃ端的に説明しようと試みましたが、今の私の理解では、とても難しく頭を悩ませました。

想像してください。
今この瞬間、4歳児がトコトコとあなたの方に近寄ってきて一言

「ねえねえ、なんで戦争するの?なんで戦うの?」

みなさんなら、どう答えますか?


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