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【自己啓発本解説】『60歳までに「お金の自由」を手に入れる!』

こんにちは。
今回は、榊原正幸さんの『60歳までに「お金の自由」を手に入れる!』について解説していきます。


はじめに

日本人の仕事観の底流(ていりゅう)には、「仕事というのは、イヤでもやらなければいけないものなのだから、そんなものイヤだろうがなんだろうが、どうしようもない。」という考えがあります。
たしかに、「好き」な仕事につけている人は、ほんの一握りかもしれないです。
そこで、「好き」と「イヤ」の間に存在する「イヤじゃない」というマインドにスポットを当てていきます。
この、「イヤじゃない」というのは、まさに「好きでもないけど、イヤでもない」領域です。
この感覚を持つことができる仕事に就いていれば、還暦まで働くのも「イヤじゃない」はずです。
そして、還暦前後まで働くことで、資産運用をする時間を稼でいきます。

人間は還暦前後になると、それまで「イヤじゃなかった仕事」でも、大なり小なりイヤになるものです。
そうなったときに「辞められる」のと「辞められない」のとでは、人生の満足度という点で、天と地ほどの開きがあります。
この記事は、イヤでも働かざるを得ない状況からの脱却を図っていただくことが目的です。

この本では、イヤでも働かざるを得ない状況から脱却する方法を19個紹介していますが、この記事では8個に厳選して紹介していきます。
老後、不自由な生活をしたくない人におすすめの記事です。
勉強になった、もっと知りたいと思った人は、いいねやコメントを是非お願いします。

Youtubeでも解説していますので、ぜひこちらもご覧になってください。


具体的なアクションプラン

【1個目】 人生の残り時間が少ないから60歳ヤンリタするべき。

60歳が間近になると、50歳の時とは決定的に違う感覚に襲われます。 
それは、「人生の残り時間が少ない!」という実感です。
このことが、60歳でヤンリタする理由の中でも一番大きいものです。
ヤンリタとは、ヤング・リタイアメントの略で、主な年代は30代〜40代です。
「ヤンリタなんて目指すな」は、若い人の話だから「お金と時間だけしかない奴は、ろくなものじゃない」という言葉は、若い人向けのものです。
人生に対する価値尺度が決定的に違います。
「仕事を通して社会に貢献する」ということについては、60歳までやれば、ほぼやり尽くしたといえると思います。

最近、「60歳は、まだ若いよ!」という言葉を頻繁(ひんぱん)に耳にします。
確かに、現代の60歳は、見た目も行動力も抜群に若々しいと感じます。
10年は若返っている感じです。
「現代の60歳は、リタイアするにはまだ若い」という肌感覚は間違ってないですが、だからこそ、60歳で辞めるのは現代における「ヤンリタ」です。
また、60歳というのは、「格好(かっこう)の辞め時」だと思うのです。
 
社会貢献は、ちゃんとやった。
お金はある程度貯まった。
さりとて、肝心の「人生の残り時間」は少なくなった。
だから、「格好(かっこう)の辞め時」なのです。

そして、矛盾するようですが、「60歳は若いけど、若くない」と思うのです。
現代の60歳は、見た目や行動力は若々しいし、平均寿命も延びました。
でも、若い頃と比べれば、知力・体力が落ちているのはまぎれもない事実ですし、有病率(ゆうびょうりつ)も若い頃よりは格段に上がります。
70歳を過ぎても、「わしゃ、まだ若いし、人生はまだまだこれからだと思っているよ!」という人に、「じゃあ、どれだけのことができるの?」と聞いたら、きっと「あまり何もできないけどね」と答えるのだろうと思います。
そして言うまでもなく、60歳というのは、70歳まで「残り10年」です。
生活の質が高い人生の残りが、たったの10年です。
生活の質がある程度高い人生が、本当に「残り10年」となっていることを真正面から受け止めることが大事です。
だからこそ、少しでも不本意な仕事であれば、すぐに撤収するべきです。
短い残り時間を充実させるために、ヤンリタを検討してください。


【2個目】 「最高に幸せな人」になる。

「現在、大好きな仕事をしていて、死ぬまで今の仕事をしたい人」であり、かつ「経済的な意味で、通常の生活には困っていない人」こそが「最高に幸せな人」です。

究極的に絞ると、仕事には「好き・イヤじゃない・イヤ」の三つの選択肢があります。
その中で、多くの人が、「イヤじゃない」または、 「イヤ」 な仕事なのではないでしょうか?
「好き」な仕事に就いている人というのは、かなり少数派の、すごく恵まれた人だと思います。
そして、そうではない人のほうが圧倒的に多いのではないでしょうか?
というか、ほとんどの人はご自身の仕事について、「イヤじゃない」か「イヤ」の選択肢に丸をつけるのではないかと思います。
そういう方は、ぜひともこの記事を参考にして、「60歳でハッピーリタイア」してほしいです。
「イヤだけど、お金のためには一生働かないといけないから、仕方なくそうする老後」は、人生の後半が大洪水でびしょ濡れなのだと思います。
 「このままだと、将来、大洪水に見舞われる!」ということに早めに気づいた人は、この記事を見ていただいて、ノアの方舟(はこぶね)を作ってください。


【3個目】 60歳を過ぎたら、「仕方なく働く」をやめる。

この記事の目的は、「60歳を過ぎても、経済的な必要性から、仕事を辞めたくても辞められない人」をできるだけ少なくすることです。
30代や40代で、いわゆる「ヤンリタ」をする人というのは、「人生で余暇を楽しむ」 人です。
そのため、はっきり言ってしまえば「そんなこと、できてもできなくてもどっちでもいいこと」です。

一方、60歳でヤンリタするのは「不本意な苦痛からの解放」ですから、これは「ぜひともできるようになりましょう!」ということです。
早く退職する必要はないです。
早くしなければならないのは、「イヤな仕事」から「イヤじゃない仕事」にかえていくことです。
 
若くして退職しても、ヒマだし、面白くないし、平日の昼間には友達も遊んでくれないし、ろくなことはないです。
若い時こそ、バリバリ活躍して、ガンガンお金を稼いで、それを消費と投資に振り向けてください。 
そして運用をずっと続けて、50歳か60歳になる時までに1億円か2億円を手にしていれば、60歳前後でリタイアするための経済的自立を意味する「FIRA(ファイラ)60」が完成します。
FIRA60とはfinancial(ファイナンシャル)independence(インデペンデンス)retire(リタイア)around(アラウンド)60の略で、経済的自立と60歳前後での退職という意味です。
今後は「仕方なく働く」ことはやめてください。


【4個目】 夢を描く。

きれいごとを言うつもりはないですが、「世の中はお金」ではないです。
お金で買えないもののほうが、圧倒的に大事です。
「健康」「愛情」「友情」「信用」などは、 その典型例です。

ただ、「世の中はお金」ではありませんが、「世の中はお金になってしまう」ことがあります。 
それは、「お金に困っている時」です。
すなわち、「お金が足りなくて困っている人生」をやっている時は、「世の中はお金」になってしまいます。
そのため、そういう時は、割り切ってお金のために頑張るしかないです。
そして、経済的な困難を乗り越えたら、もう「世の中はお金」という考え方から解き放たれるべきです。

つまり、「貧困な状態」の時は、「世の中はお金」になってしまいますが、「通常の状態」であれば、「世の中はお金ではない」のです。
よく「お金持ちになりたい」という言葉を耳にしますが、それは「手段」です。 

そして、「お金持ち」になって、「どうなりたいのか」が本題です。
お金は「あればあっただけ、いくらでもあるに越したことはない」と思うかもしれませんが、それは錯覚(さっかく)です。 
お金は、いくらあっても、つかわないのなら、なくても同じですし、紙切れと同じです。

ウォーレン・バフェットさんは数兆円の資産を保有しているそうですが、そんなにあっても、つかわない分は、紙切れと同じです。
お金が足りないうちは「世の中はお金」になってしまいますが、普通に暮らすことができれば、お金のことはあまり考えずに、好きなことかイヤじゃないことを仕事にして生きていったほうが楽しいですし、結果的にお金もたくさん貯まります。
「こういう仕事がしたい」とか「こんな生活がしたい」といった「夢」を描いて、それを追いかける人生は楽しいのです。
そのような喜びや楽しさを忘れないでください。


【5個目】 「資産運用」する。

60歳前後を過ぎたら、「お金と時間だけ」がある生活をすることをオススメします。
人生の上手な歩き方は、次のような感じです。
「60歳前後までは、しっかり働いて、しっかり財産を形成しておく。 
そして、60歳前後で知力・体力に自信がなくなったりしたら仕事を辞めて、資産運用によって、 『お金に働いてもらう』」。
これが、21世紀の「上手な人生の歩き方」であり、「人生安泰(じんせいあんたい)のロールモデル」です。
60歳前後になったら、「自分が社長なので上司はいなくて、従業員は人ではなく『お金』」という一国一城(いっこくいちじょう)の主(あるじ)になればいいです。
これが「個人投資家に転職する」ということです。

これからの日本では、国民年金があてにならないです。
企業年金もあてにならないです。
たとえ「1億円」の現金があっても、毎年300万円ずつ下ろしていったら満3年を迎える前に枯渇(こかつ)します。
貯金を取り崩すだけの老後なんて、「ジリ貧(ひん)」です。
もう、好き嫌いの問題ではないです。
21世紀は、「自己責任にもとづく投資」が必須アイテムです。

「1億円以上のまとまった資産」を形成するためには、どうしても早い人で10年、遅い人だと30年くらいはかかります。
また、投資資金が「1億円以上のまとまった額」になった際に、堅実かつ安定的にその資産を運用して、手取りで5%〜7%の利回りを生み出せるようになるにも、やはり時間がかかります。
ですから、 「FIRE」や「ヤンリタ」を目指すのではなく、「イヤじゃない仕事」に就いておくことが非常に重要です。
「充分な資産の増殖と資産運用能力を身につけるための時間」を確保してください。


【6個目】 「イヤじゃない仕事」に就く(つく)。

日本人は「イヤなことから逃げてはダメだ」と刷り込まれてきていますが、それは大間違い です。
「イヤなことからは、逃げなくてはダメ」です。
今いるところに臭いにおいがしてきたら、その場から逃げます。 それと同じことです。
同様に、誰もが「学校を卒業したら、働かなきゃ生きていけない」と思い込んでいます。
ですが、本質的なことは「働かなければ生活費を捻出できない」です。
生活費を捻出する必要はあっても、「どこかに就職しなきゃいけない」わけではないのです。
つまり、イヤな仕事であろうと、絶対に「どこかに就職しなければならない」というわけではないです。

「じゃあ、イヤじゃない仕事に就くには、どうすればいいの?」ということですが、自分は何がイヤかを、よく考えてください。

「イヤじゃない仕事」に就くためには、 「worst (ワースト最悪)」を避けることが肝心です。 
何が「worst (最悪)で、それに比べれば 「worse (ワース比較的悪いこと)」は何かを常に自問自答する必要があります。
「better (ベター比較的良い)」や 「best (最良)」はなんだろうと考えても、容易には見つからないです。
大事なことは、「思考停止をしないこと」であり、何が 「worst (ワースト最悪)」で、それに比べれば 「worse (ワース比較的悪いけど、まだマシ)」は何かを常に考え続けることです。

「イヤじゃない仕事」に就く(つく)ことができれば、「人生における経済的成功」に関して半分以上は達成できたことになります。
あとは、じっくりとお金を増やせば、時間をかけて資産形成をすればいいだけです。
現状、イヤな仕事をしている人は、イヤじゃない仕事を探すことからはじめてください。


【7個目】 リタイア後に、自分の世帯が満足する生活費は毎月いくらなのかを考える。

実は、このことがかなり重要な要素です。
「ケチオネア」という、1億円か2億円を貯めて、それを不動産に投資して、働かずに遊んで暮らすのも魅力的ですが、せっかく大きな資産があるのなら、ケチな生活はせずに、もっと豪華で贅沢な暮らしをしたいと思う方もいらっしゃると思います。

一方で、ヤンリタできるなら、ヤンリタ後は地味な生活でもいいから少しでも早くリタイアしたい、と考える人もいると思います。
そこで、「自分の世帯が満足する生活費は毎月いくらなのか?」を基準に考えるのがよいです。
「毎月15万円もあれば充分」という人もいれば、「毎月80万円くらいはないと満足する生活ができない」という人もいると思います。
また、毎月の生活費とは別に、臨時で必要となる出費もあります。
自宅の修繕費や冠婚葬祭(かんこんそうさい)の費用など、意外といろいろあります。
ですから、毎月の生活費を12倍した金額に、少なくとも30万円から多い人は150万円くらいを年間の支出額として見込んでおく必要があります。

年間の支出額は、「毎月15万円もあれば充分」という人でも、(15万円×12+30万円=)210万円くらいは見込んでおく必要があります。
そして「毎月80万円くらいはないと満足する生活ができない」という人は、年間の支出額を80万円×12+150万円=)1110万円くらいは見込んでおく必要があります。
このように、質素な家計と優雅な家計では、かなり大きな開きがあります。
そのため、自分の家計を把握して、「年間の支出額はいくらなら満足か」を知っておく必要があります。

なお、年金の手取り額は将来的に減っていくことが確実視されています。
とりあえずの額がわかっている人は、それを考慮(こうりょ)に入れます。 
ただし、少なめに見積もった金額で考慮に入れる必要があります。
「年金なんて、あてにできない」とお考えの方は、この項目は「ゼロ」としてもよいです。
将来いくら貯める必要があるのか、貯めるまでの道筋を明確にするためにも、「年間の支出額はいくらなら満足か」を考えてください。


【8個目】 「現金出納帳(げんきんすいとうちょう)」を活用する。

「FIRA60」とは、60歳前後でリタイアするための経済的自立を意味します。
FIRA60で大事なことは、「60歳前後で、頂上に到達すること」です。
「早く」は無理ですし、「高く」すると、やはり「FIRA60」ができなくなります。
頂上に達するのは「早く」なくていいです。
無理に急ぐのは、事故のもとです。
早くするべきことは、リタイアではなく、 「イヤじゃない仕事に就くこと」です。
60歳前後の時点で、「リタイアしたからといって、それまでの生活水準を落とす必要がない。」「生活のために、いつまでも働かなければならないということがない。」という二つの点が実現できれば、「FIRA(ファイラ)60」は成功ですし、人生としても成功です。
自己啓発書によく出てくる 「成幸者(せいこうしゃ)」というものです。
無理に「早く」 リタイアする必要もないですし、老後の生活水準を「高く」する必要もないです。
「身の丈に合った生活」が 「豊かな人生」であり一番幸せだと思うのです。

「FIRA(ファイラ60」を達成するために、「身の丈に合った生活」がいくらかかるのかを知っておく必要があります。
だからぜひ、「現金出納帳(げんきんすいとうちょう)」をつけてほしいです。

その上で、現在の支出額のうちで「老後には、いらなくなる支出項目」を拾い出してください。
それを現在の支出総額から差し引けば、毎月の「老後支出」が算出できます。
このようにして、「毎月の生活費として、このくらいあれば、現状を維持しながら不自由なく生きていける」という金額を算出してください。
また、「年金収入」と、「何%の運用利回りなら達成可能か」を計算する必要があります。
それがわかれば、「60歳前後」の時点でいくらあれば 「FIRA(ファイラ60」の状態に到達できるのかがわかります。
身の丈に合った生活をしながら、60歳前後からはゆっくりと残りの人生を謳歌(おうか)したほうが 「豊かな人生」だと思います。
その第一歩として、「現金出納帳(げんきんすいとうちょう)」をつけてください。


まとめ

それでは、まとめていきましょう。

【1個目】 人生の残り時間が少ないから60歳ヤンリタするべき。

60歳が間近になると、「人生の残り時間が少ない!」という感覚に襲われます。
「60歳は、まだ若いよ!」という言葉を頻繁に耳にします。
確かに、現代の60歳は、見た目も行動力も抜群に若々しいと感じます。
ですが、生活の質がある程度高い人生が、本当に「残り10年」となっていることを真正面から受け止めることが大事です。
そのため、少しでも不本意な仕事であれば、すぐに撤収(てっしゅう)するべきです。
短い残り時間を充実させるために、ヤンリタを検討してください。
ヤンリタとは、ヤング・リタイアメントの略で、主な年代は30代〜40代です。


【2個目】 「最高に幸せな人」になる。

「現在、大好きな仕事をしていて、死ぬまで今の仕事をしたい人」であり、かつ「経済的な意味で、通常の生活には困っていない人」こそが「最高に幸せな人」です。
ですが、「好き」な仕事に就いて(ついて)いる人というのは、かなり少数派の、すごく恵まれた人だと思います。
ほとんどの人はご自身の仕事について、「イヤじゃない」か「イヤ」ではないかと思います。
そういう方は、ぜひともこの記事を参考にして、「60歳でハッピーリタイア」してほしいです。


【3個目】 60歳を過ぎたら、「仕方なく働く」をやめる。

早くしなければならないのは、「イヤな仕事」から「イヤじゃない仕事」にかえていくことです。
若い時こそ、バリバリ活躍して、ガンガンお金を稼いで、それを消費と投資に振り向けてください。 
そして運用をずっと続けて、50歳か60歳になる時までに1億円か2億円を手にしていれば、「FIRA(ファイラ)60」が完成します。
FIRA60とはfinancial(ファイナンシャル)independence(インデペンデンス)retire(リタイア)around(アラウンド)60の略で、経済的自立と60歳前後での退職という意味です。
今後は「仕方なく働く」をやめてください。


【4個目】 夢を描く。

経済的な困難を乗り越えたら、もう「世の中はお金」という考え方から解き放たれるべきです。
つまり、「貧困な状態」の時は、「世の中はお金」になってしまいますが、「通常の状態」であれば、「世の中はお金ではない」のです。
よく「お金持ちになりたい」という言葉を耳にしますが、それは「手段」です。 
そして、「お金持ち」になって、「どうなりたいのか」が本題です。
「こういう仕事がしたい」とか「こんな生活がしたい」といった「夢」を描いて、それを追いかける人生は楽しいのです。
そのような喜びや楽しさを忘れないでください。


【5個目】 「資産運用」する。

60歳前後を過ぎたら、「お金と時間だけ」がある生活をすることをオススメします。
60歳前後になったら、「お金」という一国一城の主になればいいのです。
21世紀は、「自己責任にもとづく投資」が必須アイテムなのです。
利回りを生み出せるようになるにも、やはり時間がかかります。
ですから、「FIRE」や「ヤンリタ」を目指すのではなく、「イヤじゃない仕事」に就い(つい)ておくことが非常に重要です。 
「充分な資産の増殖と資産運用能力を身につけるための時間」を確保してください。


【6個目】 「イヤじゃない仕事」に就く(つく)。

自分は何がイヤかを、よく考えてください。
大事なことは、「思考停止をしないこと」であり、何が 「worst (ワースト最悪)」で、それに比べれば 「worse (ワース比較的悪いけど、まだマシ)」は何かを常に考え続けることです。
「イヤじゃない仕事」に就く(つく)ことができれば、「人生における経済的成功」に関して半分以上は達成できたことになります。
あとは、じっくりとお金を増やせば、時間をかけて資産形成をすればいいだけです。
現状、イヤな仕事をしている人は、イヤじゃない仕事を探すことからはじめてください。


【7個目】 リタイア後に、自分の世帯が満足する生活費は毎月いくらなのかを考える。

年間の支出額をシュミュレーションするのは大事です。
毎月の生活費とは別に、臨時で必要となる出費もあります。
自宅の修繕費や冠婚葬祭(かんこんそうさい)の費用など、意外といろいろあります。
毎月の生活費を12倍した金額に、少なくとも30万円から多い人は150万円くらいを年間の支出額として見込んでおく必要があります。

年間の支出額は、「毎月15万円」という人で210万円、「毎月80万円」という人は1110万円くらいは見込んでおく必要があります。
家計によりかなり大きな開きがあるので、自分の家計を把握して、「年間の支出額はいくらか」を知っておく必要があります。
将来いくら貯める必要があるのか、貯めるまでの道筋を明確にするためにも、「年間の支出額はいくらなら満足か」を考えてください。


【8個目】 「現金出納帳」を活用する。

「FIRA(ファイラ)60」で大事なことは、「60歳前後で、頂上に到達すること」です。
早くするべきことは「イヤじゃない仕事に就くこと」です。
60歳前後の時点で、「リタイアしたからといって、それまでの生活水準を落とす必要がない。」「生活のために、いつまでも働かなければならないということがない。」という二つの点が実現できれば、「FIRA(ファイラ)60」は成功ですし、人生としても成功です。
「FIRA(ファイラ)60」を達成するために、「身の丈に合った生活」がいくらかかるのかを知っておく必要があります。「現金出納帳(げんきんすいとうちょう)」をつけてください。
「毎月の生活費として、現状を維持しながら不自由なく生きていける」という金額を算出してください。



解説は以上です。
あとは「やるだけ」です。
「行動する」人は、ゴールに到着します。
行動しない人は、いつまで経っても現状のままです。
皆さんもぜひ、「漠然とした不安を抱えた日々」から一歩踏み出してください。
今回の解説が面白かった、勉強になったという人は、いいねコメントを是非お願いします。

Youtubeでもお金に関すること、メンタルに関することなど、日々の生活に役立つお話を『毎日』投稿しています!
お時間があればぜひご覧ください!

またこちらの本が気になった方は、ぜひご購入して読んでみてください!


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