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【ビジネス書解説】『世界最高の雑談力 「人生最強の武器」を手に入れる!「伝説の家庭教師」がこっそり教える一生、会話に困らない超簡単50のルール 』

こんにちは。
今回は、岡本純子さんの『世界最高の雑談力 「人生最強の武器」を手に入れる!「伝説の家庭教師」がこっそり教える一生、会話に困らない超簡単50のルール 』について解説していきます。

はじめに

コロナ禍で、人と話す機会が減ったという人は非常に多いです。
喋ることが減り、大きな声も出しにくい状況が続き、日本人の「話す力」はさらに衰えています。
それに伴い(ともない)、対人力、対話力は低下し、孤独感を覚える人も増えています。

こういったコミュニケーションの危機を打破する鍵となるのが、雑談力の強化です。
話をすることは、脳内ホルモンを分泌させ、脳や身体の活性化につながります。
雑談は個人の健康や幸福感を高めるだけでなく、職場にいい空気を呼び込んだり、思いがけないイノベーションを生む源泉になったりします。
なかなか会えない時代に頭を抱え(かかえ)ている企業は多いです。
そもそも日本人は、世界の中でも特に、おしゃべりや知らない人との会話が苦手な国民です。

しかし、雑談の効果は無限大です。
健康や職場にいい効果をもたらすだけでなく、人の苦しみや悩みを和らげたり、人との繋がりが増えることにより人生に安心感をもたらしたりします。
今回は人生を変える雑談の秘訣を9個解説します。
気になるものがあれば試してみてください。
この記事がタメになった、参考になった方は、是非いいねやコメントをお願いします。

Youtubeでも解説していますので、ぜひこちらもご覧になってください。


具体的なアクションプラン

【1個目】 相手に話を「させる」

コミュニケーションにおいて大事なのは、「何を言うか」よりも「相手をどんな気分にさせるのか」です。
あなたが何を言ったかなどは誰も覚えていないです。
しかし、あなたが相手をどんな気分にさせたかは一生、相手の記憶に残ります。

あなたも「この人はちょっと嫌な人だった」とか「本当にこの人は良い人だった」という経験があると思います。
相手によってどんな気持ちになったかはずっと覚えているものです。
つまり、聞き手の記憶が話し手の評価に直結します。
雑談力が長けている人は、相手に「良い記憶」を残すよう努力を惜しまないです。

そのために雑談のエリートが心がけていることは、じつは「話さない」ことです。
「話すこと」ではなく、相手の話を上手に引き出す、つまり相手を主人公にして「話させること」に意識を集中しています。
その人といると、いい気分になれる。
勇気や元気が出る、特別な気分になれる。
このように、話し相手を「いい気分にさせること」を何より優先させています。
そうすることで、あなたに好意を抱きます。


【2個目】 「もし」「最も」とつく質問を使う

アメリカの有名なトークショー番組で、司会者がゲストに「もし」がつく質問をして、会話を盛り上げているのをよく見ます。
「もし、魔法の杖があったらどうしたい?」
「もし、あなたが世界の王様なら、どんなことをしたい?」
「もし、1億円あったら、どんな風に使いたい?」
というように使ってみてください。
これは、ゲストの意外な本性を引き出す狙いがありますが、友達や恋人に聞いてみたり、飲み会でこのような質問をしても場が盛り上がります。

もう一つ試していただきたいのが、「最も」とつく質問です。
「これまで、食べたもので一番おいしかったものは何?」「人生で思い出に残っている体験は?」のように、相手の「一番」を尋ね(たずね)てみてください。
「もし」と「最も」がつく質問は、相手の深層心理に迫り、距離を縮めやすくなる便利な質問なので、是非使ってみてください。


【3個目】 相手に関係がある話をする

人は結局、「自分が興味のある話」にしか耳を貸さないです。
逆に言うと、だからこそ聞き入れやすいのは、家族や健康、お金、友人、仕事、趣味など、相手に関係する話題です。
地球温暖化や難民問題、アメリカの人種差別問題などへの関心は持ちにくいです。
しかし、コロナウイルスやワクチンの話となると、途端に興味を持ち始めます。

具体的に「相手に関係のあるネタ」はどんなものかを説明していきます。
雑談に困ったら、次の5つのカテゴリーから選んでみるのがオススメです。
1つ目は「お金」です。

相手にとって「損になる、得になること」は興味をそそります。
「これ絶対に儲かる」「これで年間10万円無駄にしています」のようなネタは、人は聞きたがるものです。
2つ目は「身近なこと」です。
「近所に美味しいケーキ店がオープンした」「同じ部署に、優秀な人が入ってきた」などのように、人は自分の身の回りのことに関心を持ちます。
3つ目は「役に立つこと」です。
「これを使うと家事が楽になる」「簡単に料理が作れる」など、人は便利になる、役に立つことを聞いてみたくなる生き物です。
4つ目は「インパクトがあること」です。
相手にとって個人的にインパクトがあることであれば、耳を傾けてくれます。
「コロナの影響でよく行っていた居酒屋が閉店になった」「人事異動で上司があの人になる」というようなことです。
5つ目は「悩み」です。
気になっている悩みに関する話題は、聞きたくなるものです。
「たった5分で小顔になれるエクササイズがある」「気になっているお腹周りのぜい肉を、あっという間に落とす方法がある」といったことです。
ぜひ試してみてください。


【4個目】 相手が関心のある話をする

相手が関心を持っているネタであれば、喜んで聞いてくれます。
相手が関心のあるネタも、5つのカテゴリーに分けられます。
1つ目は、「何か新しいこと」です。
「〇〇社の新製品が大ヒットして売り切れになった」「新型コロナウイルスの感染者がゼロになった」などの新しい情報や変化は、誰にでも関心があることです。
2つ目は、「秘密」です。
「実は隠していたことがある」「実は嘘をついていた」などの秘密にしていたようなことは、相手の関心を掻き立てます。
3つ目は、「注目されていること」です。
「今人気出ているお笑い芸人」「アメリカで大活躍の日本人メジャーリーガー」などの話題は、興味を持つ人が多いです。
4つ目は、「流行り」です。
「今トレンドなのはこのスイーツ」「大ベストセラーのこの本は読んだ方が良い」などの最近の流行に人は敏感です。
5つ目は、「苦労・失敗」です。
人は誰かの困難をどう乗り越えたかに興味を持ちます。
「極貧ホームレスが世界的な俳優に」「開店1日前にまさかのトラブル」のようなネタには耳を立てます。

これらはすべて一度見始めると止まらないYouTubeやTikTokに当てはまります。
新しいことや有名な人、流行っているものなどは、脳内で「快感ホルモン」とよばれるドーパミンを大量に発生させます。
そのため、人はその魅力になかなか抗え(あらがえ)ないです。 
覚えておいてください。


【5個目】 「実は」と「ここだけの話ですが」というワードを使う

人は噂話が大好きです。
人は1日平均52分、噂話をしているということや、噂話を聞くと脳の動きが活性化するともいわれています。
また、人類学的に、噂話は貴重な情報を幅広く伝えるという役割を果たしてきた。
噂話によって、どのような行いが社会通念的に受け入れられるのか、受け入れられないのかを学ぶことができる。
という研究結果もあります。

人間の社会活動には、噂話の存在は欠かせないものとなっています。
人のうわさ話が大好きな人間が思わず、聞き耳を立ててしまう最強ワードが次の2つです。

「ここだけの話ですが」と「実は」です。この2つのワードは、聞いている人が、この人は自分だけに「とっておきの噂話」をしていくれていると思わせてくれます。
ネガティブな噂話は控えめがオススメですが、適度なゴシップにはついつい引き込まれてしまうものです。


【6個目】 耳慣れない言葉を多用する

今まで聞いたことない言葉を聞くと、聞く人の脳は思いっきり刺激されます。
例えば、ソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義さんは、
「頭がちぎれるくらい考えろ」
「登りたい山を決める。これで人生の半分が決まる」
という言葉を使われています。

このように、今まで聞いたことない言葉を使って、パッと聞いただけで情景が浮かぶ例えを多用することです。
「一生懸命考えろ」など使い古された表現では、全く印象に残らないです。

当たり前の言葉ではなく、手垢(てあか)のついていない耳慣れない言葉、つまり「誰も免疫のない言葉」に転換できないか、考えてみてください。
その時のコツは、「たとえたい」と思う事象の形状や特徴に当てはまる言葉を連想ゲームのように思い浮かべ、「かけ離れたジャンルの言葉」を使うことです。

辞書に載っているような「氷のように冷たい」「血のように赤い」というたとえでは、「なるほど」とは思ってもらえないです。
「洗いざらしの雑巾のようなゴワゴワした手触り」といった比喩(ひゆ)には、実際にそのものを触った時の身体的な感覚を聞き手の脳に呼び起こす、という研究もあります。

「たとえ」は、音のない白黒の画像に、音や色を付け、脳を瞬時に刺激する最強の言葉の武器と言えます。
ただし、「たとえ」の使い方を間違わないように気を付けてください。

 

【7個目】 決して相手を否定しない

皆さんの周りに、何かを話すたびに、あいづち代わりに「でも・・・」でいつも話を切り返す人は一定数います。
特に相手を否定するつもりはないのに、何に対しても「でも・・・」で切り返すのが癖になっている人は要注意です。

まずは、相手の話を肯定して受け止め、話を重ねていくのが上手な会話のコツです。
違う意見があるときでも、「でも・・・」と否定するより、まずは、「そういう意見もある」と相手の考えを受け止めてください。
また、いったん相手の意見を受け止めながらも、その後に「でも・・・」と否定に入ることも注意してください。

この場合は、「そうだよね。それと・・・」というように、肯定を重ねていくやり方の方が、相手も気持ちよく話を続けることができます。
否定をしないことを心掛けてみてください。


【8個目】 「教えてください」「アドバイスをください」というワードを使う

誰とでも、いつでも、どこでも必ず話ができるようになる魔法のワンフレーズが、「教えてください」と「アドバイスをください」です。
どんなにとっつきにくそうな、偉そうな怖い人でも、この一言だけで話が弾みます。

そもそも人は、「助けてくれた人」だけではなく「助けてあげた人」に好意を持つことです。
これは、「ベン・フランクリン効果」と呼ばれています。
人は、自分の中で矛盾する認知や不快感を抱えたとき、それを解消するために、自身の態度や行動を変えます。

助けてあげた対象がそれほど仲良くない相手だったとしたら、「なぜわざわざ助けてあげなければならないのか」と不快感を覚えてしまいます。
そのストレスを取り除くために「自分は助けてあげるほどの好意を持っている」と思い込んで、不快な気持ちを解消しようとします。
つまり、「助けを求める」ことは、じつは相手に好意を持ってもらう非常に有効な方法です。
その際は、「アドバイスを求める」という方法が極めて効果的です。

「アドバイスいただけないでしょうか?」「教えてもらえないでしょうか?」、こうやって話しかけられたら、多くの人は頼りにされていることを嬉しく感じ、「力になってあげたい」という気持ちを覚えます。

人は誰でも、「誰かの役に立ちたい」という欲求を持っているからです。
何でもかんでも「教えて」では困りますが、もし悩みがあったり問題があったりすれば、勇気を出して助けを求めることをためらう必要はないです。
「教えてください」「アドバイスをください」という言葉は、相手の承認欲求を満たす、強烈な誉め言葉でもあります。


【9個目】 相手の褒めどころを「4つの『1』」で見つけることです。

海外の人に比べると、日本人は褒めることが下手です。
日本では、「褒める=嘘っぽい、わざとらしい」とためらう人が多いからです。
しかし、褒められると誰にとっても嬉しいものです。
「人のどこを褒めたらいいのか分からない」という人は、「4つの『1』」から人の強みを見つける練習をしてみてください。

「4つの『1』」とは次の通りです。
1つ目は、「ナンバー1」です。

その人が誰よりも優れているところです。
「ママの料理は世界一」
「その機転は日本一」というように褒めることができます。
2つ目は、「オンリー1」です。
その人にしかできないことやその人しか持っていないことです。
「君なしではこのプロジェクトは成功しなかった」「あの場面を切り抜けられたのは、あなただからだ」のように、褒めることができます。
3つ目は、「ベネフィット1」です。
その人がもたらすメリットを見つけて褒めてください。
「あなたがいるから人生が豊かになった」「会社の業績に貢献してくれている」のように褒められると、誰でも嬉しいものです。
4つ目は、「チェンジ1」です。
これは、転機や大きく変化したポイントを指します。
「話し方を鍛えて、すっかりリーダーみたいになりましたね」「最近は当事者意識をもって行動するようになりましたね」など、以前よりもポジティブになったところを褒めてください。
これは自分にも使える方法ですので、自己アピールの材料探しにもぜひ使ってみてください。


まとめ

それでは、まとめていきましょう。

【1個目】 相手に話を「させる」

コミュニケーションにおいて大事なのは、「何を言うか」よりも「相手をどんな気分にさせるのか」です。
あなたが相手をどんな気分にさせたかは一生、相手の記憶に残ります。
自分が話すのではなく、相手の話を上手に引き出す、つまり相手を主人公にして「話させること」に意識を集中してください。
雑談力が長けている人は、相手に「良い記憶」を残すよう努力を惜しまないです。


【2個目】 「もし」「最も」とつく質問を使う

「もし」と「最も」がつく質問は、相手の深層心理に迫り、距離を縮めやすくなる便利な質問です。
友達や恋人に聞いてみたり、飲み会でこのような質問をしても場が盛り上がります。
会話が途切れそうになったり、何か話さないと気まずい空気になりそうなときは、この2つの質問をしてみてください。


【3個目】 相手に関係がある話をする

人は結局、「自分が興味のある話」にしか耳を貸しません。
聞き入れやすいのは、家族や健康、お金、友人、仕事、趣味など、相手に関係する話題です。
雑談に困ったら、「お金」「身近なこと」「役に立つこと」「インパクトがあること」「悩み」という5つのカテゴリーからネタを選んでみてください。
具体的に「相手に関係のあるネタ」であれば、聞きたくなります。


【4個目】 相手が関心のある話をする 

相手が関心を持っているネタであれば、喜んで聞いてくれます。
オススメは「何か新しいこと」「秘密」「注目されていること」「流行り」「苦労・失敗」の5つから話題をチョイスしてみてください。
これらはすべて一度見始めると止まらないYouTubeやTikTokに当てはまります。
覚えておいてください。


【5個目】 「実は」と「ここだけの話ですが」というワードを使う

人は噂話が大好きです。
人は1日平均52分、噂話をしているということや、噂話を聞くと脳の動きが活性化するともいわれています。
人のうわさ話が大好きな人間が思わず、聞き耳を立ててしまう最強ワードが、「ここだけの話ですが」と「実は」です。
この2つのワードは、聞いている人が、この人は自分だけに「とっておきの噂話」をしていくれていると思わせてくれるので、とても効果的です。


【6個目】 耳慣れない言葉を多用する

今まで聞いたことない言葉を聞くと、聞く人の脳は思いっきり刺激されます。
今まで聞いたことない言葉を使って、パッと聞いただけで情景が浮かぶ例えを多用してください。

当たり前の言葉ではなく、手垢のついていない耳慣れない言葉、つまり「誰も免疫のない言葉」に転換できないか、考えてみてください。
その時のコツは、「たとえたい」と思う事象の形状や特徴に当てはまる言葉を連想ゲームのように思い浮かべ、「かけ離れたジャンルの言葉」を使うことです。

「たとえ」は、音のない白黒の画像に、音や色を付け、脳を瞬時に刺激する、まさに最強の言葉の武器と言えます。
使い古された表現では、全く印象に残りません。


【7個目】 決して相手を否定しない

何かを話すたびに、あいづち代わりに「でも・・・」でいつも話を切り返す人や特に相手を否定するつもりはないのに、何に対しても「でも・・・」で切り返すのが癖になっている人は要注意です。
違う意見があるときでも、「でも・・・」と否定するより、まずは、「そういう意見もある」と相手の考えを受け止めてください。
肯定を重ねていくやり方の方が、相手も気持ちよく話を続けることができます。
否定をしないことを心掛けてみてください。


【8個目】 「教えてください」「アドバイスをください」というワードを使う

誰とでも、いつでも、どこでも必ず話ができるようになる魔法のワンフレーズが、「教えてください」と「アドバイスをください」です。
どんなにとっつきにくそうな、偉そうな怖い人でも、この一言だけで話が弾みます。

人は、「助けてくれた人」だけではなく「助けてあげた人」に好意を持つのです。
これは、「ベン・フランクリン効果」と呼ばれています。
「助けを求める」ことは、じつは相手に好意を持ってもらう非常に有効な方法なのです。
その際は、「アドバイスを求める」という方法が極めて効果的です。

悩みがあったり問題があったりすれば、勇気を出して助けを求めることをためらう必要はないです。
「教えてください」「アドバイスをください」という言葉は、相手の承認欲求を満たす、強烈な誉め言葉です。


【9個目】 相手の褒めどころを「4つの『1』」で見つける

褒められるとやはり嬉しいものです。
「人のどこを褒めたらいいのか分からない」という人は、「4つの『1』」から人の強みを見つける練習をしてみてください。
1つ目は、「ナンバー1」です。その人が誰よりも優れているところです。
2つ目は、「オンリー1」です。その人にしかできないことやその人しか持っていないことです。
3つ目は、「ベネフィット1」です。その人がもたらすメリットです。
4つ目は、「チェンジ1」です。これは、転機や大きく変化したポイントです。



解説は以上となります。
コミュニケーションも人生も、「自分」というちっぽけな器から抜け出し、「誰かのために」「何かのために」という視点に立つと、楽になります。
コミュニケーションには自信も才能もいらないです。

コミュニケーションを変えることで、自信は生まれてきますし、才能ではなくスキルだから、いつでも誰でもいつからでも必ず身につけることができます。
今回紹介した9個のアクションプランを試してみて、自分の殻を破ってみてください。
今回の解説が良かった、タメになった人は、いいねコメントを是非お願いします。

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