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新護憲神奈川 主体的平和戦略⑦
<自衛隊の縮小と日米安保解消 — 自衛隊削減の具体的施策と防災省創設の構想>
ソ連が崩壊し、冷戦構造が終焉した直後、北海道・東北方面の自衛隊は削減あるいは撤退してもいいのではないか、という議論があった。元自衛隊員だった人からも、そういう意見が内部にあると聞いた。
現在軍事評論家の小西誠さんは、自衛隊内部に、兵力を南方へ移動させる動きが出始めたことを、私に直接教えてくれた。
あの時以降、彼
新護憲神奈川 主体的平和戦略 ④
–世界的平和構築のための基本理念–『輝け!九条』新護憲神奈川・市民の会 代表 松原 博
1. 軍事力対軍事力のエスカレートを止める日本の役割
人類の滅亡すら危惧される数千発の原水爆を保有する国が、それでも自国の軍事力に満足せず更なる強化を目指している。当然、想定される敵国の軍事力を上回るための努力である。
例えば、ミサイル。この間の飛躍的な発展の前は、「核弾頭が装着されていない、楕円軌道
新護憲神奈川 主体的平和戦略③
80代・今の想い―問題意識
はじめに
前回で、厳しい病の状況におかれた草野さんが、それこそ命をかけて訴えた文章を目の当たりにして、私もそれなりの覚悟を持つべきだと思い、「9条護憲運動の再構築を!」を問題提起した。
同世代の親友、同人誌の仲間を失い、かけがえのない連れ合いをも失って、一人暮らしを始めた80代の私も彼の心境に近いものを感じ取っている。
書庫に置いてあった膨大な書籍(ダンボ
新護憲神奈川 主体的平和戦略② 「9条護憲の再検討・再構築と国連軍・多国籍軍」
前回①の続き
6. (日米安保体制を改編する)そのためにこそ9条護憲運動は力を注ぐべきである。その主張を市民団体、労働組合、政党に浸透させる努力をすべきである。
この間、防災省(あるいは災害対策省)の創設については、同意見・賛同意見はいくつかあったが、自衛隊解体、日米安保条約廃棄については従来の主張を超える目新しい主張
精神科 強制入院の罪
『輝け!九条』新護憲市民の会・神奈川 会員 伊那太郎
「今、何が見えていますか?」「ホールの壁を大きなカマキリが二匹歩いています」「気分はどうですか?」「普通です、特に変わりないです」。25年前、北海道浦河町にある精神障害者のための社会福祉法人「ベテルの家」の理事、向谷地生良(むいやち いくよし)氏が利用者10人ほどと共に全国を講演し、途中八王子での講演会に来た時の冒頭部分だ。壇上に並ん