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どれだけ多くの引き出しを作るか【ハック思考 2】

どーもー、やうたです。昨日に引き続き「ハック思考」について書いていきます。どうすれば「ハック思考」を発揮できるのでしょうか?

一言で言うと、「引き出しを多く持つこと」です。引き出しの多さが、「人と違う法則を見つけ、その法則を構成するシステムのスキマに介入できる」のだと言います。この本では、作者が感じた暗黙知や皮膚感覚を引き出しとして紹介しています。だから、「これ!」といった1つの引き出しはなくて、多くの具体例が紹介されています。

例えば、1番こころに残っている「引き出し」はQPMIのエピソードです。QPMIってなんやねんてなると思うので説明しますね。

「PDCAよりQPMIを大事にして経営したい」
質(Quality)の高い問題(Question)に対して、個人(Personal)が崇高なまでの情熱(Passion)を傾け、信頼できる仲間たち(Member)と共有できる目的(Mission)に変え、解決する。そして、諦めずに試行錯誤を続けていけば、革新(Innovation)や発明(Invention)を起こすことができる。

東大発のベンチャー企業の経営者の方の言葉らしいです。
先日、お伝えしたように、僕は来年度熱い思いの仲間たちと一緒に研究会を作って、教育を変えていきたいなと思っています。そんな中で、このエピソード、この「引き出し」で学んだことは「質の高い問いが必要だ」ということですね。

「質の高い問い」は、「熱狂」つまりワクワクにつながります。授業作りにも通じると思いますが、やはり「質の高い問い」「ワクワクするような問い」を磨き続けることが大事だと感じました。

他にも、大きくは視点の引き出し、方法の引き出し、勇気の引き出しなど、須藤さんはカテゴライズして語っていますが、要は、

人生の出来事がすべて引き出しになる 

ということらしいです。出来事をすべて引き出しにするためには、「観」が必要だと言います。何か出来事が起これば自分のものの見方や考え方、自分自身の哲学を見直す。そして、自分の「観」を常にアップデートしていくことが、引き出しの多さに繋がるのだと言います。出来事を起こすためにはとにかく行動する必要が出てきます。(この点に関しては、ホリエモンやキンコン西野など多くの人が言っていますね)

たしかに、「観」つまり自分の哲学的な部分って鍛えづらいですよね。ていうか、むしろ、変わらない部分かと思っていました。僕は、自分の哲学を語りがちで、その哲学を変えようなんて、今まで考えたこともありませんでしたが、最近になって、自分の周り、ひいては世界を変えるためには、自分が変わらないといけないんだなと思うことが多くなってました。この話はタイムリーでしたね。

たしかに、譲れない部分もあります。その譲れない部分と自分が直面している現実の狭間を埋めるのが「観」なのでしょう。

世界を変えるためには、自分も変わり続けないといけないなと改めて思いましたね。

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