消費者の知覚・認知と企業のマーケティング戦略について①〜製品編〜
こんにちは。今回は消費者の知覚・認知とマーケティングの関連についてまとめていこうと思います。
今回お話しする内容は簡単に説明すると「お客さんがどのように製品を認知して、購買行動に移すか」「そのために企業はどのような戦略をとっているのか」ということをお話ししていきます。
以前働いていた職場で私は販売促進のためのメディア運営や展示会の運営を中心としたマーケティング担当をしていました。
マーケティングのために本や最前線でマーケティングを行っている人の記事を多く読みました。そこで学んだことや実際に活動した中で学んだことをまとめていこうと思います。
マーケティング担当ではない人も消費者がどのように製品に対して反応するのかを知っておくことは、非常に大切なことだと思うので、ぜひご覧ください。
はじめに
今回お話しすることは大きく分けて
①製品
②価格
③流通
④広告・販促
の4つに別れます。今回はその一つ①製品について紹介していきます・
①製品
製品のマーケティング戦略には大きく分けて3つの側面があります。
1)ブランドイメージ
2)ブランドネームとロゴ
3)パッケージデザインと広告
1)ブランドイメージ
ブランドイメージとは「消費者がブランドに対して持っている知覚・認知を統合したもの」です。例を出していこうと思います。次にでた言葉から第一想起されるものをイメージしてください。
・スタバ
・コメダ
・ルイビトン
・しまむら
・ユニクロ
よくあるイメージを書いてみたいと思います。
・スタバ→「おしゃれ」「意識が高い」「Macで作業する」「甘い飲み物」「フラペチーノ」「緑と白」「都会」
・コメダ→「モーニング」「落ち着く」「名古屋」「ゆっくりできる」「シロノワール」「田舎っぽい」
・ルイビトン→「おしゃれ」「高級」「ロゴ」「ハイブランド」「ステータス」「上品」
・しまむら→「少しダサい」「安い」「懐かしい」「バカにされがち」「小学生の時に行っていた」
・ユニクロ→「おしゃれ」「清潔感がある」「コスパがいい」「ヒートテック」「赤と白」
これこそがブランドイメージです。
少し作業がしたいと思ったらスタバを探し、朝に落ち着きたいと思ったらコメダに行きたいと思うことが、購買行動に繋がっているのです。
全く同じバックが、ルイビトンとしまむらに置いてあったらルイビトンの方が高く見えるのも同じです。
企業は消費者からのブランドイメージを作り出すためにマーケティング、ブランディングを行っています。
そして、「車と言ったらトヨタ」のように自社製品の第一想起を取ろうとしています。
2)ブランドネームとロゴ
ブランドネームは社名や商品名のことです。自社のブランドイメージに合うような社名にし、すぐにその商品が思い浮かぶ、昨日が思い浮かぶような商品名を考えています。
例えば「写ルンです」は字体を見ただけで「カメラ」であるということがわかります。さらに頭にも残りやすいです。
3)パッケージデザインと広告
製品のパッケージとTV CMなどの広告について説明していきます。
最近気になったのがこの「Pay Pay」です。まずはこのCMを見てください。
聞いたことがある人も多いと思います。この CM耳に残りますよね。これが狙いです。
電子決済サービスは今や、「LinePay」「メルペイ」「au Pay」などたくさんあります。しかし、多くの人が一番最初に頭に思い浮かぶのはこのPay Payではないでしょうか?
電子決済サービスと言ったらPay Payと言うように新しい市場では「◯◯と言ったら××」という第一想起をとったもん勝ちです。
もし、居酒屋が電子決済サービスを導入しようと思ったら、まず聞いたことのあるPay Payを検索すると思います。それだけで、他のサービスとは、かなりの差があります。
さらに、「ザイオンスの法則」「単純接触効果」と呼ばれる何度も聞いたり、見たりするものを信じて好きになる効果があります。
このような土壌ができているので、他の電子決済サービスが出てきても、第一想起を勝ち取ったPay Payは生き残るであろうと考えます。
他にも広告では、人気のタレントを起用したり、好感度の高いタレントを起用して、ブランド力の向上を図っています。
パッケージデザインについては、パッケージだけを見て中身が連想されるように作られています。
また、商品棚で目立つようにパッケージカラーやデザインを刺激的するケースも多くあります。
スーパーのお菓子コーナーをじっくり観察してみると色々な発見があるかもしれません。
次にスーパーに行く時はお菓子コーナーに立ち寄ってみてください。(企業の戦略に乗って必要のないものを買ってしまうかもしれません。)
以上で製品についての説明を終わります。
次回から、残りの3つを紹介していきます!乞うご期待!
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最後まで見ていただきありがとうございました。これからも皆さんに「少し」役立つ情報を発信していくので、ぜひご覧ください。
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