見出し画像

【年齢のうた】小泉今日子●「私の16才」、そして16才を唄ったアイドルソング群

メリークリスマスでした。
しかし腰が痛いです。

師走のバタバタ極まれりで、混沌の日々でして。とくに21日はたいへんでした。強い思いを込めた原稿の執筆、続いてこれまた思い入れ多めのインタビュー取材……。
そのあと横浜に移動し、21時から観たTAKURO(GLAY)のライヴには、非常にグッと来た。2ndステージでした。

GLAYのリーダーによるひさびさのソロ・ライヴ
仕事で入っていたため、
アイスカフェオレとミックスナッツで

そのあたりは、ノドの調子が今イチだったけど大事に至らず、かわりに腰が痛くなっておりました。正確には背中の下あたり。
とにかくこの日の濃さは今年屈指であった。

そんなふうに仕事の話をしている時には、相手に対して「はぁ~っ!」「ふぅ~ん!」「へぇ~っ!」「ほぉ~っ!」と言うことが多い自分に気づいた青木です。「ひぃ~っ!」はまだない。

さて、今回の年齢ソングは、小泉今日子の「私の16才」です。
キョンキョン、僕は一度だけ取材でお会いしたことがあります。20年以上前だけど。

実はカバー曲だった「私の16才」


小泉今日子の「私の16才」は、彼女のデビュー曲。1982年3月の発売。
僕は、これも松田聖子と同じく妹がレコードを買っていたので、よく耳にしたものだ。ディスコっぽい前のめりなビートが、主人公の女の子の気持ちの強さをよく表現している。
のちのキョンキョンの、面白いこと何でもやっちゃおう!みたいなフリーダム感は見えていない頃。まっすぐさが印象に残る曲である。


……と思って聴いていたのだが、これが実はカバー曲だったというのは、わりと最近知ったことである。勉強不足であった。
この3年前、1979年に森まどかという歌手が出した「ねえ・ねえ・ねえ」という曲がオリジナルなのだという。

しかもこれ、当時のキョンキョンの事務所の社長が「ねえ・ねえ・ねえ」の良さを見出し、歌詞も曲もアレンジも森まどか版のままでいいから、ということで決めたとのこと。比べて聴いてみると、たしかに印象は変わらない。
しかし3年も前の曲を、よくそのままの作りで出したものだなと驚く。

歌の内容だが、花言葉も知らないおばかさん……という箇所に、おいおい、と思ってしまった。花言葉をわかってる学生など、いつの時代もそう多くはいないのではないだろうか。男子でも女子でも誰でも。しかしこういう振り切った描写は昭和な感じがあり、嫌いではない。
そしてあとの歌詞に出てくるリラの花の花言葉を検索してみると、「愛の芽生え」「思い出」「初恋の香り」と出た。リラとライラックが同じ花だというのも初めて知った。ライラックにはラベンダー。ダリアだいだい大根で。
「私の16才」は、初恋の歌だということだ。

そしてそれよりも注目したいのは、元が「ねえ・ねえ・ねえ」というタイトルだったのが、このキョンキョンのほうでは「私の16才」に改題されていること。デビュー当時の彼女は、まさしく16才になったところだった。
このあたりは、やはり南沙織~山口百恵と続いた一連の年齢ソングからの影響があると思う。

ただ、「私の16才」というタイトルにある年齢は、16才のリアルさを匂わせているだけで、曲の内容に16才らしい何かが埋め込まれているというのとは少し意味合いが違う。もっとも、この歌のような16才もいるだろうけど。

これまたこんなにある!16才を唄ったアイドルソング


今回はここで、ひとつ調べてみようと思った。16才という年齢を唄った曲について。
16才ソングはどれだけあるのか? どれだけ知っているのか? 今どれだけ聴ける状況にあるのか? などなど。
前回のHana Hopeの時にちょっと書いた16才についての歌の探索を、早くもやってみようと思ったわけである。

そして調べてみた。そしたら……膨大にあった。ものすごい数が存在したのである。すっかり、困り果てるぐらいに。
16才ソング、恐るべし。

とりあえず今回は、テーマや歌詞の重要なポイントとして16才が唄われていて、それもアイドルソング限定というくくりで、ここに挙げていくことにする。これ以外の、たとえば普通の歌謡曲とかJ-POPとか、ロックとかフォークとかアニソンとか演歌まで含めた16才ソングとなると、このnoteがパンクしてしまいかねない(大げさ)。

ただし、リンクが張れない有名曲もあるので、これがすべてだと解釈しないでいただきたい。つまり動画サイトや配信サイトに、公式では未登録のものだ。
その紹介できない16才ソングの代表格は、シブがき隊の「NAI・NAI 16」。こちらも彼らのデビュー曲で、1982年のリリースである。作詞は森雪之丞、作曲と編曲は井上大輔。

それでは、16才が主役のアイドルソング(ちょっとだけレンジ広め)を、一気に。


……数があまりに多い。16才ソングの研究を徹底的にやろうと思ったら、大変そうだ。アイドルの歌で、タイトルや歌詞やテーマに16才が登場して、それが配信されているものというくくりのみで、これだけ存在するのである。
しんどいので書かないが、アイドルソング以外で上記の条件を満たす歌は、この数倍はある。未配信のものを含めれば、もっとあるわけだ。

いずれにしても16才とは、歌のテーマとするには非常にポピュラーな年齢ということだ。
そして16才ぐらいの子の気持ちは、青春ソングにおいて、そしてアイドルソングにおいて、メジャーで、しかも重要なテーマなのだろう。


クリスマスイブは家族でブッシュドノエルを食した。
成城石井のもので3700円+税、
ほど良いチョコの甘さがグッド







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?