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自分のための怒りのコントロール

-----「アンガーマネジメント」怒りのコントロール----

【1】怒りの正体は生き残る才能

「急いでいるのに、今日に限って電車が遅延してる」
「職場の隣の人のキーボードタイプがうるさい!」

など…イライラする理由はさまざまです。現代で何かしら毎日「イライラ」することに遭遇する人がほとんどでしょう。そういった怒りから深刻な問題にならないように管理するために生まれたのが「アンガーマネジメント」と呼ばれる「怒りを予防し制御するための心理療法プログラム」です。

怒りは本来、弱肉強食の世界で生き残るための能力であり、人間誰しもが自然ともっている能力なのです。怒りの感情によって、現代ほど文明が発達する以前であれば、野生動物に襲われないように警戒するために必要な能力だったのです。

ただし、現在社会の中では、弱肉強食で生き残る才能よりも、怒りによる心身へのダメージの方が大きくなり、「怒りは損する」感情となり、自分自身を苦しめる要因になってしまっているのです。ひどく怒った後は、ぐったり疲れますよね?この怒りを上手くコントロールして自分にお得に生きましょう!

【2】怒りのデメリット

1.自分が疲れる
怒りはアドレナリンが分泌させ心拍数が上昇し興奮状態に陥ります。怒りによりさらにネガティブなことばかりに意識が向き、イライラしやすくなります。


2.人間関係悪化
たとえ、あなたが100%正しくても感情的に怒っては、「感情のコントーロールができない人」という印象を与え、大事な人間関係や仕事での同僚との関係悪化につながる可能性もあります。人に嫌われようと関係ないと思いもあるかもしれませんが、現代社会で誰にも関わりなく1人で生きることは不可能に近いです。特にビジネス上の関係では、感情のコントロールできないことが人事評価に悪影響を与えることもあるかもしれません。チームの1人でもいつも不機嫌な人がいると周囲の人も疲れます。特に大切に思う人のためにも「怒り」を上手くコントロールしていきたいですね。


3.大切にしたい人を傷つける
無自覚かもしれませんが、「この人なら怒っても許してくれる」と自分を受け入れてくれている人にこそ怒ってしまうことはないでしょうか?人生で怒るべき場面もあるかもしれませんが、大切にしたい人には感謝や優しさを伝えるよう、感情をコントロールしていきたいものです。


【3】怒らないための考え方

 1.自分が相手の立場ならどんな態度になるか想像する
相手の立場であったら、自分も同じことをしていたかもしれないと考える。 相手にもそれなりの事情があり、自分も相手と同じ立場であれば同じことをしたであろうと考えてみましょう。そうすることで、自分も相手も大して変わらないのだという気持ちになり、心に余裕が生まれるのです。

2. 本当に自分が100%正しいのか?
自分が絶対に正しいとは言い切れないと考える。 人生の経験から異なる固定概念を持ちがちである我々は、自分が絶対に正しいということはありません。「俺こそが正しいんだ!」と言わんばかりに主張する人がいたら、腹が立ちますよね。しかし、怒っているときには興奮状態に陥っていることが多いため、自分でも気付かないうちに横暴な態度になってしまうことも多いのです。

3. 怒りのエネルギーを自分のために変換しよう!
「怒る」という大きなエネルギーを無駄使いせず、本来生き残るために必要な「怒る」という大きなエネルギーを無駄使いせず、自分のために使いましょう!「この人にイライラするぐらいなら、勉強にエネルギー使おう!筋トレにエネルギーを使おう!」

など自分のメリットへ変換していきましょう。


4.「怒り」のメリット&デメリットを考える
自分のために怒るべきではないと考える。 先ほど述べた怒ることによるデメリットを思い出し、怒っても良いことは何もないのだから、怒らないようにしようと考えてみてください。
相手のミスで損害を与えられたとしても、感情のままに叱り飛ばし、人間関係の悪化等の更なる損害を自分に与えることは、控えめに言っても愚かではないでしょうか。


自分ではコントロールできないレベルで日常生活に支障があるほど辛い場合は、精神障害 、認知症、脳血管障害、脳腫瘍など思いもよらない病気が原因の場合もあります。消化器科や内科、心療内科など専門機関を受診してみましょう!何も異常がなければそれはそれで、安心してストレスが減ります

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