対話1.5/続・なぜ慶應野球部を心から愛せないのか?
※本記事は対話形式で進んでいきます。
※イ=イト吉、与=与多朗の発話です。
※連想があればぜひコメント下さい!
イ:まだ言ってんのかい笑。
与:いや、今日さ、ロザン(芸人)のすがちゃんが、YouTubeでおんなじこと言ってたのよ。
【ロザンの動画(※1)要約】
・慶應は漫画だったら負けてるチーム
・勝ったら、あかんやん!!笑
・ユニフォームがめっちゃ綺麗。
・文武両道できちゃう時代が来た?
イ:たしかに、おんなじこと言ってるね笑。
与:そやねん(嬉しそう)…どうですか?
イ:うーん。…その動画を見たら、新しく思ったことがあるわ。
与:おっ、何?
イ:えっと、慶應が優勝したことで、”文武両道は無理”ってセオリーが破られたってことでしょ?
でもそれって、さらに打ち破りたい気持ちにもさせるっていうか。
慶應の勝ち方に対して、また逆転を目指そうとする人が出てくるんじゃない?っていう。
与:あ〜〜〜わかる、わかる!
なんか、めっちゃ性格悪いけど、「お前ら、今回は優勝できたけど、そんなんあっていいわけないだろ!一泡吹かせたるで?」みたいな。
負けへんで?みたいな。
イ:そうそう。打ち負かしたるぞって動機にもなるのかなって。
恵まれた奴が勝利しちゃうセオリーをさらに壊してやろうっていう…、山ちゃん(※2)みたいなさ。
与:そういえば、仙台育英の監督も、「人生は敗者復活戦だから」って言ってるんだよね。
今回も、負けた後のコメントがまた良くて!
”これで勝利も敗北も味わえたから、日本で最高の経験値だ”、って。
イ:いいコメント!!!わかるわ。
本気で悔しい思いができることって財産だと思うな。それは慶應の子が持てなかったものじゃないの?
与:あ〜。あ…心理学でなんだっけ、跳ね返りの…レミニセンス?
イ:レジリエンス(弾性;※3)ね。
与:そうそう、それも関係ある気がした。
それでいうと、慶應の子達って、レジリエンスあんのかな?(失礼)
イ:う〜ん!そこが怪しいか?って、私もちょっと思ってる。(失礼)
与:慶應の子達って、勝者に生まれて、勝者のまま死んでいく可能性もあるよね?
日本の財界トップを牛耳ってたりとか…個人として、”できない→できる”しか経験しない可能性もあると思う。
イ:う〜ん、なくはない…か?
例えば、野球部を卒業してからそのまま社長になったら、理不尽な上司には出会わないまま勝ち逃げするルートな気もする…みたいな。
でもうーん!どうだろ。
与:それでいうと、やっぱ、慶應が優勝するより、湘北(※4)が優勝した方がおもろいじゃん!っていうのはある。
イ:あ〜〜〜!いい。それでいうなら、予想通りだとつまらないっていうのはあるか?
慶應の子達は全く悪くないけど、無名から勝ち上がる方が圧倒的におもしろい…っていうのはあるよ。
その軸で見ると、慶應は不利じゃない?
与:確かに、今年の慶應の優勝は、どこか世論が作った感も感じちゃうけど、去年の下関国際は社会を巻き上げて登りつめていったっていうか…。
今年も、仙台育英の方がおもしろい勝ち上がり方してるって思うな。
イ:”慶應のサクセスストーリーは愛されにくい”ってところが、欠点なんじゃ?
ブランドが強すぎるってところがさ。
与:ブランドが欠点、ってこと?
…それは、納得できるな。
ちょっとこじつけな気もするけど。
イ:外からだとあんま面白くないなっていうのは、一つの感情として真実ではあるんじゃないかしら。
与:たしかに。それでいうと、やっぱり慶應は縦の繋がりめっちゃ強くて。
どうしても、慶應以外の人から見て内輪感を感じ易いところはあるかも。
アゴラの鐘『そこまで!今日はお時間で〜〜す』
※1;YouTubeチャンネル『ロザンの楽屋』。
与多朗の愛動画。
※2;お笑いコンビ『南海キャンディーズ』
のツッコミ。イト吉は大好き。
※3:心理学用語。ストレスや逆境に対し、
跳ね除けて回復していくような力。
※4:大ヒット漫画『SLAM DUNK』に
登場する高校。本記事では、
優勝候補と思われていないチームの
比喩として用いています。
今回の対話は、いかがでしたか?
ここまで読んでいただき、
誠にありがとうございます。
「ちょっと待て。俺は慶應の子達が
大好きだ!」という方、ぜひぜひ、
ご意見ください。
他の方々も、記事に関する感想や
個人的な連想があれば、お気軽に
コメント欄にご発話ください。
ぜひぜひ、お待ちしています!
ではまた、
アゴラでお会いしましょう。
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