よし

ヘッドホンがライフライン

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運を転がす者

平日の昼間からニャーと声をあげるよ どうも僕はシロです、よろしくどうぞ 湯布院の山奥に棲みついているんだ 何もない所?そんな事言わせないよ だって素敵な人達が集う場所だからさ 僕にとってその日常が特別なんだ 今日は日向ごっこ日和だよね 新緑が芽吹いて、桜も段々顔を出してきて 春の風を十分なほどに満喫しちゃってるよ ああ、なんか眠くなってきたなあ 喫茶去動真庵カフェっていう所でさ、 僕は営業部長として働いているんだ! その代わりにご飯を頂いてるんだけどね。 湯布院の奥地

    • 九州横断道路の葛藤

      連日続く雨と風が、 びみょーな雰囲気を醸し出されていく。 何かいい事ないかな? そう願うなら、熱すぎるジモセンに入ってよ。 いやーな気分への麻酔薬になるからさ。 別府で湧いている温泉や湯けむり達は、実は50年前の雨水がマグマによって熱せられて、地表に昇ったものとされている。従って、今降る雨は50年後の温泉や湯けむりの礎なのだ。 赤くなった体で僕はこう言い換える。 僕たちが見る春雨っていうのはさ、未来の子供達の青春になのかもしれないと。別府に住む者は半世紀のサイクルの流

      • 花まるちょうちょうとうえ木ばち

        千切りキャベツのジャングルを冒険して、 トーストに塗られたバターの大海原と、 真っ赤の目玉焼きにうっとり拝んでます。 風呂からの喫茶店という最高の流れがルーティン化する。今日は、朝ごはんをただ食べるというワンシーンをさ、大舞台の脚本に置き換えてる。 モーニングセットを頼む事は優雅だ。 ただ、その自明すら簡単に凌駕した月曜日の朝。 そんな1日を切り取りして、表すのであれば、 「花まるちょうちょうとうえ木ばち」 タイトルを回収したということで、 ここで、一旦。 小

        • 紫煙が昇りきる迄に

          紙の上、時間を割いて均一に整えてみる。 マッチに明かりを灯し、口元に近づけて、 後は、白い息をそっと吐くだけ。 一度燃えた物が灰になるその過程の中で、 後悔と満足を全ての想いを言葉に置き直そう。 その上で、上手くごちゃまぜに掻き混ぜたら、 喉のイガイガを治す薬ができるんじゃないかな。 温泉88湯を巡って、名人になると誓った僕。 50を超えたのに、スタンプ帳が消えちゃった。 自転車でバイト先に向かう先、車と衝突した僕。 お父さんの大事な宝物を大胆にぶっ壊した。 ノックもせずに

        運を転がす者

          ジモ泉からの贈り物

          真っ青の空の下、ポカポカとした休日の昼間 日常化していく温泉巡りが心地よくて、 ただ、湯上がりのひと時は非日常を感じる 喫茶店「茶房たかさき」のマスターの一言一句 別府温泉への熱い想いってやつを頂いた その贈り物を僕なりに解釈を加えていく ———————— ビーフシチューの最後の一口が、忘れられない。 もうすぐ、後にすることを仄めかしてきてさ、 それでも、もうちょい居てよっていう匂いがして ちょっぴり、僕にはスパイスが効きすぎていた。 マスターが焚き始めた石油ストーブの

          ジモ泉からの贈り物

          「優しさ」を味わいたい

          忙しい日々のど真ん中、喫茶店で句読点を打つ 甘〜いフレンチトーストとバニラアイスとね 窓から覗いた別府湾を、我が物顔にしている。 食後のコーヒーも併せて、全部美味しかったな 出された料理を全て食べきらずに、少し残す文化 米一つ粒でも残したら、勿体無いとする文化 どちらがその空間を味わい尽くしているのか。 そんな価値基準は誰1人もが同じじゃないよね。 健全か不健全の話が繰り広げられたおやつの時間 横のおばあちゃん達はストーリーを語っていたな ママさんは美味しいご飯を作

          「優しさ」を味わいたい

          交差した「優しさ」

          「Apple」という喫茶店に昼下がりに赴いてね 平日なんだけど、休日の昼間の感覚があったんだ 温泉入った後、コーヒーとカレーを頂いてね あとはアイス付きのコーヒーゼリーを食べたんだ ——————————— 暖かいコーヒーの一口が胸にジーンとくる。 ソーサーの上に、ティーカップをそっと置く。 喫茶店だから音を立てずに、物優しく、 麗しい雰囲気が身体中を纏っていて、 ちょっぴり上品な気持ちになっちゃったよね。 デザートを食べたくて、「すみません」と呼ぶ。 「追加のオーダーで

          交差した「優しさ」

          傲慢な左眼

          片腕を伸ばして、OKマークを作ってみて、 輪っかの中にある物に両眼でピントを合わせて 左眼、右眼、交互に隠すとするじゃん。 そしたら、利き目がわかるから —————————— Lineやインスタのプロフィールに載せれる写真 幾千枚以上の素敵な写真がカメラロールにあって 全部左眼からファインダーを覗いていて そんな写真1枚1枚にはドラマがあるんだよ ボヤけている写真も、噛めば噛むほど味が出る 万華鏡のように、傑作ドラマは一通りではない 美しさというのは常に

          傲慢な左眼

          宣戦布告

          お天道様が昇る前、暖かい言葉が殴ってきた 最近の若者は〇〇だから、ダメだ、よくない。 この社会は、生きづらいよなと問いかけてきて、 うんと素直に僕は答えていこう。 —————————— 朝6時、またろくに眠れずに家を出る 朝風呂週間の3日目、なんだかんだ僕の美学 暗かった夜道を通ってるのに、足取りが軽い 一歩目歩けたら、あとは走れるよな 名前も知らないおじいさんと会話を試みる 2回目行かなさそうな温泉にて日常会話をして、 昔の暮らしはこうで、今の暮らしは

          宣戦布告

          ゆとり齎す荒行

          外気温零度によって麻痺した僕の身体には、 ヒートテックではなく、水風呂が解決策。 無理に服を着込む必要なんかそこにはなくて、 着飾った所で越冬なんかできちゃしない。 —————————————— 九重連山の麓に位置する露天風呂「山恵の湯」と呼ばれる温泉に浸かった。いい湯。バリエーション豊富な露天風呂と弾みまくった会話によって、僕らは黄昏時を跨いだんだ。しわしわになった指と共に薄暗くなっていく景色。今度は、田舎ならではの、星と月の光が足元を照らしてくれる。 その温泉

          ゆとり齎す荒行

          20分休み

          レトロな雰囲気に包まれた鉄輪の喫茶店 ふと散歩中の足が止まり、立ち寄った アメリカンコーヒーのブラックを軽く一口 それ以降は、角砂糖とミルクを加え、それは優雅に飲んで、そんな身の丈に合わないぼっちな私を店員のおばちゃんが見守ってくれている。 半分コーヒー飲んだ頃には、 火照った体と、ぬるくなったコーヒー。 それに、海外の家族と地元のおっちゃんたちが来て、店は賑やかに。店員のおばちゃんに話しかける暇もなく、刻々と時間はゆっくり過ぎていて。 いつも、学校のLAWSONで買

          20分休み

          「滉」

          海に、太陽に、光に、生きる。 生きるってなんだろう。 〜2002年4月、産声をあげる前の出来事〜 ある快晴の日、なかなか生まれてこない自分と親が一緒に眺めていた駿河湾。そんなキラキラした太平洋を眺めながら、創られたのが僕の名前である。今では「よし」が定着しているけれども、なんだかんだ名前の方が好きなんだよね。(これからも「よし」って呼んでね) これまでの21年間、僕はご縁に助けられて生きてきた。だからこそ人生そのものをご縁に委ねてもいいじゃないかと思うんだ。 正直に言

          ぼくの旅

          閉塞的な日常から抜け出す物語は、朝の2時から始まる。颯爽と駆け抜ける夜の道はいつもと同じ道を走ってるのに風通りがいつもと違う。 最初は自由を求めて車をただ走らせた。 田舎道、それは僕らの道かを証明するかのごとく、爆音で音楽を鳴り響かす。 眠気が襲って、家に帰れ。 まだ間に合う、帰って、ベットで寝れる。 頭の中でそう言ってくるんだ。 それでも、僕は走り続けている。もう少しと。 そんな無意味のような、試練じみた旅の中果たして何を感じるのか。 何にも縛られずただ赴くままに旅

          ぼくの旅

          夏が戻ってきた。

          noteやりたい詐欺して、1年も立ってしまって、初めて書くという意思があったから書いてみる。 そんな僕が書くテーマは「夏が戻ってきた」 夏が来たではなく、あえて戻ってきたという言葉を選び、書き始めようと思います。一緒に懐かしかった夏の思い出たち、探してみませんか? -------------------------------------- 僕はいつも〈夏の夕暮れ時〉になると、子供の頃にタイムトリップする。それは幼少期の自分にとって、夏休みというのが華だったから思い出す

          夏が戻ってきた。