「優しさ」を味わいたい
忙しい日々のど真ん中、喫茶店で句読点を打つ
甘〜いフレンチトーストとバニラアイスとね
窓から覗いた別府湾を、我が物顔にしている。
食後のコーヒーも併せて、全部美味しかったな
出された料理を全て食べきらずに、少し残す文化
米一つ粒でも残したら、勿体無いとする文化
どちらがその空間を味わい尽くしているのか。
そんな価値基準は誰1人もが同じじゃないよね。
健全か不健全の話が繰り広げられたおやつの時間
横のおばあちゃん達はストーリーを語っていたな
ママさんは美味しいご飯を作ってくれている
みんながみんな、120点の笑顔をしていたんだ
食後のコーヒーっていう至福の時が訪れてたんだ
儚く消えてしまう煙を一服するのは不健全かな
いいや、体を煙で纏う「君」は無敵にみえる
一度たりとも可哀想には思えないからさ。
もちろん、僕はごちそうさまを告げるまで、
残してはならないという確固たる正義がある。
時には苦かったり、渋く思うことがあっても、
最後のあまーいデザートは絶対に食べたい。
そしてさ、「君」がデザートを笑って食べる側に僕はいたいし、一緒に笑いたいんだ。
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コンセプトは「味わう」とは何か。
近い将来、卒業論文を執筆する心意気も兼ねて
ありふれた日常生活の当たり前と連動させて
この経験っていうのは「健全」なのかね。
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