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交差した「優しさ」
「Apple」という喫茶店に昼下がりに赴いてね
平日なんだけど、休日の昼間の感覚があったんだ
温泉入った後、コーヒーとカレーを頂いてね
あとはアイス付きのコーヒーゼリーを食べたんだ
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暖かいコーヒーの一口が胸にジーンとくる。
ソーサーの上に、ティーカップをそっと置く。
喫茶店だから音を立てずに、物優しく、
麗しい雰囲気が身体中を纏っていて、
ちょっぴり上品な気持ちになっちゃったよね。
デザートを食べたくて、「すみません」と呼ぶ。
「追加のオーダーでしょうか?」と聞かれる。
お客様が神様なら、店員さんも神様だ。
お互いが絶妙な距離感を保ちながら、
店内のBGMと共に、ハーモニーを奏でている。
それでも不協和音が起きてしまう時があって、
目まぐるしい日常だから物に八つ当たりしてさ、
限られた「優しさ」だけが食べ残されている。
そんな「優しさ」は損した気分になっちゃって、
なんか、上手くいかねえって嘆きの声をあげる。
なんかそんな時、悲観しないでって言わない。
かといって、全て経験なんだよとも言わない。
手のできた豆を潰したら、硬くなる。
いやーな痛みが段々と板についた暁には、
義理人情を大切にできるのかなって思ったり。
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テーマは、僕の「優しさ」はなんですか。
婉曲的な書き方をしたのだけれども、
そうではないと表現することができなくて、
人間の感情ってめんどくさいよね。
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