2月24日(土)
雨が連日続きの後の曇り空
中途半端な天気に煽られて
不自然に律儀な性格でありたい
無意識にネクタイを強く締めて
普段しないお洒落を試みる
車の中、手段に縛られまいと
自由気儘にドライブを実行する
カーナビで表れない道を走行しながら
仕事人間が染み付いた体とは対照的に
なにもない無能な時間を謳歌する
挾間の食事処で店員のご厚意に甘えて、
残り僅かの新鮮な食材を頂いたんだ。
椎茸、蕾菜、肉じゃが、揚げ豆腐、味噌汁、米
全部の食材がハーモニーを奏でている
帰り際、5円玉とご縁を貰ってジモ泉へ
既に、体がしわしわな人達が浸かってる
こんにちはと挨拶を告げて、かけ湯して、
浴槽にちゃっぽんと浸かる、げ、あちぃ。
声には出なかったけど、顔が熱いと言っていた。
それを見かけた仙人みたいなおっちゃんが僕に、
爺:「なんや熱いんか。そうか熱いんか。」
僕:「熱いですね...熱い風呂お好きなんですか?」
爺:「そりゃ、そうやろ。」
爺:「ぬるい温泉は苔が纏ってる感じがするんや」
南西から光が、窓の隙間から差し込んでいて
光の直線から見ることができる湯煙が綺麗で
そんな素敵な空間が幸せでさ。
富士山の麓に風呂桶をそっと置いてね、
「お先に失礼します」と告げて、
かっこよく立ち去ったことはできてるよね。
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