株式会社Mutual 公式note

「より多くの人に豊かさをもたらす資本市場を構築し、社会に貢献する」 というミッションを掲げる株式会社Mutualの公式noteです。 投資家へのお役立ち情報情報や企業分析レポート、決算説明会・IR取材の書き起こし記事等を掲載しています。

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【9253:スローガン】2023年2月期 第3四半期決算説明会(書き起こし)

PDFバージョンはこちら 今回の決算説明会におけるハイライト創業者である伊藤氏は、2023 年2月期定時株主総会の終結の時をもって任期満了で退任予定。2023年3月からは、新たに現COOの仁平氏が代表取締役社長に、現CFOの北川氏が取締役副社長に就任予定 なお、伊藤氏は退任後、会長職や取締役に就任する予定はなく、顧問やアドバイザー等としてもスローガンに関与しない予定 このサクセッションプランは7〜8年前から準備されていたものであり、徐々に権限委譲を進めていたことから、事

    • セーフィー佐渡島社長へのIRインタビュー(書き起こし)

      吉田:皆さまお久しぶりです。今日はなんと、超大物ゲストにお越し頂きました。証券番号4375、セーフィー株式会社、代表取締役CEOの佐渡島隆平さんにお越し頂いております。本日はどうぞよろしくお願い致します。 佐渡島隆平氏(以下、佐渡島):よろしくお願い致します。 吉田:今回弊社からセーフィーさんの分析レポートを書かせていただいたのですが、それにあたって出てきた疑問点や佐渡島さんにお伺いしてみたいことが出てきたので、今回色々聞いていきたいと思います。レポートはこちらをご参照く

      • 【4375】セーフィー(リサーチレポート)

        はじめにセーフィー株式会社(以下、同社)は、2014年10月に設立された会社であり、「映像から未来をつくる」というビジョンのもとクラウドカメラ*1の販売と、クラウドカメラで撮影された映像を通じたソリューションの提供を行っている。 2021年9月に、本邦初となるコーナーストーン投資*2のスキームも導入しながら東証マザーズへ上場を果たし、設立から僅か7年であるにもかかわらず、一時は時価総額が2,000億円近くまで上昇した。 これほどにまで注目を集めていた同社だが、2022年に入

        • 再生医療事業を手がけるセルソースが圧倒的な成長を遂げている理由

          バイオベンチャーと聞くと、事業の不確実性が高く、株価のボラティリティも大きくなりやすいという理由でなかなかポートフォリオに組み込みづらいと考える投資家は少なくないと思います。 しかしそんな中で、創業以来ずっと黒字を出しながら、驚異的な成長を遂げている珍しいバイオベンチャーがあります。再生医療の領域で事業を展開するセルソースです。同社の売上高と営業利益のグラフを見ると、バイオベンチャーとは思えない推移となっていることが分かります。 また、株価の推移を見ると、2019年10月の

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          【9253:スローガン】2023年2月期 第2四半期決算説明会(書き起こし)

          今回の決算説明会におけるハイライト2023年2月期第2四半期の売上高は前年同期比8.7%、業績予想比96.9%と概ね計画通りの進捗。営業損益は主に販管費の節減により期初計画を達成 2022年2月期の通期連結業績予想数値を下方修正 要因①Goodfindの2024年卒向けサービスの受注進捗遅延 2023年卒会員の利用率低下に伴いマッチング数の期待割れが発生し、2024年卒において既存顧客からの継続発注金額が減少 これに対して、学生の行動変容を生み出すコンテキスト及びコン

          シダックスで今何が起きているのか?全容を整理してみた

          8月29日、オイシックス・ラ・大地下部市域会社(以下、オイシックス)が、シダックス株式会社(以下、シダックス)に対するTOBを開始したことを公表しました。 これは、2019年5月17日にシダックス創業家とユニゾンファンドの間で締結されている株主間契約書において、「創業家がユニゾンファンドに対し、ユニゾンファンドが所有するシダックス株式の全部を創業家又は創業家が指定する者に対して売却するよう請求できる権利(以下、「本売却請求権」)」が定められていたところ、 2022 年6月 2

          エムスリーはなぜ赤字を掘らずに継続成長できるのか?

          昨年までの数年間は、赤字を許容しながら売上成長を追う会社が多く存在していました。そのような会社を受容し、とにかく売上高の成長率に着目して投資判断を行っていた投資家も増えていたし、IPO時にPSRでバリュエーションを行う事例も散見されました。 しかし、今年に入ってからは投資家のスタンスがガラッと変わったと言われています。米国でのインフレや世界的な資源高等の外部要因が大いに影響しているかと思いますが、「やはりちゃんと利益を出す会社に投資しよう」という風潮が強まっているのは明らかで

          【Retty】コロナ後の2つの成長戦略(書き起こし)3/3

          吉田:ここからは今後の成長戦略ということについてお伺いしていきたいと思います。 これまではコロナも影響して業績が少し落ちていた中で、徐々に飲食店の客足も戻ってきていると思うんですけど、御社の決算説明資料を見ると、今後結構積極的に投資をされていくことが謳われています。この辺りについて少し詳しくお伺いしてもよろしいでしょうか。 奥田:我々としては、今後外部環境が回復していく中で、それに合わせてオーガニック回復していくだけではなく、このタイミングをチャンスを捉えて今まで以上の早い

          【9253:スローガン】2023年2月期 第1四半期決算説明会(書き起こし)

          今回の決算説明会におけるハイライト 政府が推し進める「新しい資本主義」の実現に向けた施策として、人的資本への投資拡大やスタートアップの増加が掲げられているが、この動きは当社の事業と非常に親和性が高く、当社にとって追い風となりうる 1Qの売上高については、前期比+11.4%で着地。事業別に見ると、Goodfindは前期比+9.6%、メディア・SaaS分野は、FastGrowとTeamUpの高い成長により前期比+57.1%で着地 新規事業として、スタートアップ・ベンチャー企

          【Retty】他のグルメサービスにはない独自の強みとは?(書き起こし)2/3

          ※本記事は、下記動画の書き起こし記事となっています。 吉田:それではここからは、実際の業績実績であったり御社の強みがどこにあるのかといったところを深堀りしていきたいと思うのですが、まずは直近の業績について簡単にご説明いただいてもよろしいでしょうか。 奥田 健太氏(以下、奥田):直近の業績については、こちらも開示している情報にはなるのですが、いわゆるコロナの影響を受ける前までは非常に順調に成長していた一方で、やはりこの2年ほどコロナの影響を受けてからはいわゆる対面業界が大き

          【Retty】アフターコロナで再び急成長を狙えるか?(書き起こし)1/3

          ※本記事は、下記動画の書き起こし記事となっています。 吉田:本日は新企画「ビジョンの裏側」ということで、上場企業が普段なかなか決算説明会等で伝えることが難しい、企業の経営者がどのような思いで事業をやられてるのか、どんな競争優位性を持っていて、今後中長期でどんな成長戦略を持ってるのか等々について根掘り葉堀り聞いていくという企画をやっていきたいと思います。 第1回は、グルメプラットフォームサービスを展開されているRettyさんにお話をお伺いしていきたいと思います。ということで本

          起業しました!

          6月30日付で3年近く在籍したReapraを退職し、この度新たにMutualという会社を起業しました。最初は私1人でのスタートになりますが、これから少しずつ組織を大きくして、社会に少しでもインパクトを与えられるような会社にしていけるよう頑張ります。 今日は、どのような経緯で起業に至ったのか、これから何をしていこうとしているのかということについて簡単に綴ってみたいと思います。 起業に至った経緯私は2019年9月にReapraに入社しました。Reapraは日本と東南アジアでスタ

          金融教育について思うこと

          今年の4月から高校の家庭科の授業で金融教育が行われるようになりましたが、実際にどのような教育が行われるのか気になったので少し調べてみたところ、金融庁が「高校生のための金融リテラシー講座」というものを掲載していました。内容をざっと見てみたところ、投資教育というよりかは、基礎的なマネーリテラシーをつけてもらうことに主眼が置かれているようです。 この金融教育を強化する動き、個人的には賛成です。個々人が最低限のお金に関する知識を身につけることで人生設計を狂いにくくしたり、十分な金リ

          個人投資家もESGを無視できなくなってきていると思う理由

          ここ数年の世界的なサステナビリティに対する関心の高まりを受けて、「ESG」というワードを聞いたことがないという人もかなり少なくなってきたんじゃないかと思います。 では、投資判断時にESGを考慮している個人投資家は今どれくらいいるでしょうか?なんだかんだで、「ESGなんてただの綺麗事でしょ」とか「結局株価は業績に連動して動くんだから、そんなの見ても仕方ない」と思われている個人投資家も相当数いると考えられます。「ESGなんて欧米の利権ビジネスだ」等の陰謀論を唱える人もいます。

          オウケイウェイヴの失敗は予期できたのか?

          4月19日、オウケイウェイヴが「債権の取立不能または取立遅延のおそれに関するお知らせ 」というタイトルで、下記の事実を公表しました。 取引先に対する資金の運用を委任していたが、当該取引先が法的整理を行う方針であることが発覚したこと 投資金額3,429百万円、運用利益1,503百万円の合計4,933百万円の債権が取立不能または取立遅延となる可能性があること この一報を受けて、SNS等では「ポンジスキームに引っかかったのではないか?」等の憶測が飛び交っています。たしかに、2

          合理性だけを追求しない株式投資の面白さ

          「あなたは何のために株式投資をやっているのですか?」と100人に聞くと、恐らく95人くらいは「儲けるため」と答えると思います。当然といえば当然で、儲からない投資なんて誰もやりたくないし、そんな投資を勧めるのは詐欺だと言われても仕方がありません。 ただ、私は個人的に、「儲けること、リターンを出すこと」だけが株式投資の醍醐味ではなく、合理性を追求しない楽しみ方もあると思っています。今日はそんな話を少ししてみたいと思います。 インデックス投資は確かに合理的ここ数年、アクティブフ