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インベスターズ・ジャーナル

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記事一覧

SHIFTのIR資料は何がすごいのか

だいぶ遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。 年始早々震災や飛行機事故等ネガティブなニュースが続いており、今年は少しブルーな気持ちでのスタートとなってしまいました。震災によりお亡くなりになられた方、事故によりお亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。日々生きていられることに感謝しながら、我々も少しでも社会にインパクトを与えられるような存在になるべく、今年も邁進していきます。 さて、今年1本目の記事は、SHIFTのIR資料を取り上げたいと思い

「IRのプロ人材」を量産するために何をすべきか

こんばんは。Mutualの吉田です。 2022年のIR系ACには、参画していないにも関わらず打ち上げには参加するということをやっていましたが、今年は参画することができました。笑 noteの三浦さんからバトンを引き継いだので、今回のIR系ACでは、「IRのプロ人材を量産するためにはどうすればよいか?」というテーマで書いていこうと思います。 なぜIRのプロ人材の量産が必要だと考えるのか?日本ではコーポレートガバナンスの重要性が叫ばれ始めて久しく、ここ最近では政府が「資産運用立

公認会計士×IRというキャリアのススメ

みなさまこんにちは。 今までアドベントカレンダーに参画したことがなかったのですが、今年はなんと公認会計士とIR系のアドカレに参画することになりました笑 「勢いでエントリーしてみたものの、何を書こうか、、」と色々悩む中で、公認会計士のキャリアについて考えていました。 公認会計士は、会計監査という独占業務を実施することができる国家資格でありつつも、非常にキャリアの選択肢が広いことで知られています(多分)。 パッと思いつくものを挙げるだけでも以下のようなものがあります。 監査法

【9253:スローガン】2023年2月期 第1四半期決算説明会(書き起こし)

今回の決算説明会におけるハイライト 政府が推し進める「新しい資本主義」の実現に向けた施策として、人的資本への投資拡大やスタートアップの増加が掲げられているが、この動きは当社の事業と非常に親和性が高く、当社にとって追い風となりうる 1Qの売上高については、前期比+11.4%で着地。事業別に見ると、Goodfindは前期比+9.6%、メディア・SaaS分野は、FastGrowとTeamUpの高い成長により前期比+57.1%で着地 新規事業として、スタートアップ・ベンチャー企

【9253:スローガン】2023年2月期 第2四半期決算説明会(書き起こし)

今回の決算説明会におけるハイライト2023年2月期第2四半期の売上高は前年同期比8.7%、業績予想比96.9%と概ね計画通りの進捗。営業損益は主に販管費の節減により期初計画を達成 2022年2月期の通期連結業績予想数値を下方修正 要因①Goodfindの2024年卒向けサービスの受注進捗遅延 2023年卒会員の利用率低下に伴いマッチング数の期待割れが発生し、2024年卒において既存顧客からの継続発注金額が減少 これに対して、学生の行動変容を生み出すコンテキスト及びコン

【9253:スローガン】2023年2月期 第3四半期決算説明会(書き起こし)

PDFバージョンはこちら 今回の決算説明会におけるハイライト創業者である伊藤氏は、2023 年2月期定時株主総会の終結の時をもって任期満了で退任予定。2023年3月からは、新たに現COOの仁平氏が代表取締役社長に、現CFOの北川氏が取締役副社長に就任予定 なお、伊藤氏は退任後、会長職や取締役に就任する予定はなく、顧問やアドバイザー等としてもスローガンに関与しない予定 このサクセッションプランは7〜8年前から準備されていたものであり、徐々に権限委譲を進めていたことから、事

セーフィー佐渡島社長へのIRインタビュー(書き起こし)

吉田:皆さまお久しぶりです。今日はなんと、超大物ゲストにお越し頂きました。証券番号4375、セーフィー株式会社、代表取締役CEOの佐渡島隆平さんにお越し頂いております。本日はどうぞよろしくお願い致します。 佐渡島隆平氏(以下、佐渡島):よろしくお願い致します。 吉田:今回弊社からセーフィーさんの分析レポートを書かせていただいたのですが、それにあたって出てきた疑問点や佐渡島さんにお伺いしてみたいことが出てきたので、今回色々聞いていきたいと思います。レポートはこちらをご参照く

シダックスで今何が起きているのか?全容を整理してみた

8月29日、オイシックス・ラ・大地下部市域会社(以下、オイシックス)が、シダックス株式会社(以下、シダックス)に対するTOBを開始したことを公表しました。 これは、2019年5月17日にシダックス創業家とユニゾンファンドの間で締結されている株主間契約書において、「創業家がユニゾンファンドに対し、ユニゾンファンドが所有するシダックス株式の全部を創業家又は創業家が指定する者に対して売却するよう請求できる権利(以下、「本売却請求権」)」が定められていたところ、 2022 年6月 2

オウケイウェイヴの失敗は予期できたのか?

4月19日、オウケイウェイヴが「債権の取立不能または取立遅延のおそれに関するお知らせ 」というタイトルで、下記の事実を公表しました。 取引先に対する資金の運用を委任していたが、当該取引先が法的整理を行う方針であることが発覚したこと 投資金額3,429百万円、運用利益1,503百万円の合計4,933百万円の債権が取立不能または取立遅延となる可能性があること この一報を受けて、SNS等では「ポンジスキームに引っかかったのではないか?」等の憶測が飛び交っています。たしかに、2

2168:パソナグループの決算分析

先週木曜日に決算が発表され、金曜日は前日比+25%も株価が伸びたパソナグループ(以下、パソナ)。人材派遣を中心に、人材に纏わる様々な周辺事業を展開する同社ですが、直近の決算を皮切りに事業内容や財務諸表の特徴を見て、今後の見通し等について考えていきたいと思います。 パソナの事業概要まず、パソナが展開している事業の概要を見ていきましょう。パソナは、主に8つの事業を展開しています(以下、HPより抜粋)。 各事業別の売上高構成比率を見ると、人材派遣、BPO、アウトソーシングが中心

長期間成長を続ける会社のIRの特徴

とある週末外を散歩散歩しているとき、ふと思い立ってTwitterでこんなつぶやきをしてみました。 すると予想外の反響があり、「あ、これはちゃんとやらなヤバい(汗)」という強烈な義務感が私に襲いかかってきたので、この記事を書くに至っております。 IRがイケてる→伸びるという因果関係は成立しないまず、先立って触れておきたいのが、IRがイケてる→長期で伸びるという因果関係が成立するわけではないという点です。 あくまで、事業が長期で伸びている会社がイケてるIRを行なっている場合が

1417:ミライト・ホールディングスの決算分析

今年3月から順次開通が始まっている5G。まだまだ利用可能なエリアは少ないことから、これから時間をかけて利用可能エリアが拡大されていくこととなっています。 このように通信エリアを拡大していこうと思ったら基地局等の建設工事が必要となってきますが、この通信設備の建築をメイン事業として展開する 「ミライト・ホールディングス(以下、ミライトHD)」という会社があります。 今日はこのミライトHDについて書こうと思うのですが、通信設備の建設業界にはミライトHD以外に「コムシス・ホールディン

3267:フィル・カンパニーの決算分析

突然ですが、皆さんが土地持ちだったとしたら、その土地をどのように活用していきたいと思いますか? 自分の家を建てるもよし、高値で売るもよし、商業施設を建てるもよし、、、このように、土地の活用方法は色々あって、空き地のままほったらかしで何も収益を生まない場合もあれば、うまく土地が活用できて大きな収益を生み出す場合もあります。 そしてその土地の活用方法の一つに、「駐車場」があります。駐車場は、なんといっても「低コスト」で土地の活用を開始することができるという特徴があります。 土地

4443:Sansanの決算分析

6月19日に上場を果たしたSansan。公募価格4,500から初値は4,760円をつけ、現在5,810円の値をつけて時価総額は約1,740億円となっています。今日は、そんな「The サブスク銘柄」であるSansanの決算を見ていきたいと思います。 1. Sansanの概要Sansanは、2007年に寺田親弘氏により設立された、名刺管理サービスを提供会社です。松重豊が出てる「面識アリ」のTVCMシリーズで知ったという方も多いかと思います。 そんなSansanは、①Sansan