30歳無職が占いに行ったら、『就職』という二文字が自分の辞書には、ないと言われた
お笑いバックスに出演しているお笑い芸人で、占い師のますかたさんの影響で、西洋占星術で、自分のホロスコープをみてみることに。
生まれた時間の星の並びで、占いをするのだが、仕事を司る6ハウスに海王星と天王星が混在している。
海王星は、規則通りに働くのが、不向き。
天王星は、自己流で、働き、チームワークが不向き。
どちらもフリーランスの仕事で、成功する星のようだ。
"何の仕事をすればええねん"
30歳を超えて、恥ずかしながら、就活生のようなことを考えている。
ある日、父が生涯保険に入る際、最終的に占いでみてもらって、決めるというロジカルにスピリチャル。
アクロバティクで、高度な手法を使っていた。
それに感化され、最近、何をやるにも『情熱』や『やる気』が出ない日々を過ごしていたので、自分も占いに行ってみることに。
占い師をgoogleで、調べてみる。
風俗サイトを興味本位で、のぞくことがあるが、非常に既視感を覚える。
占い師の写真。
プロフィール。
どういった占いが得意。
店からのコメント。
日記。
レビュー。
違いがあるとすれば、キャストさんに髭を生やしたおっさんがいることぐらいだ。
"風俗やん"
と心の中で、思いながら、にやける。
(電車の車内で、サイトを見ていたので、このおっさん風俗情報みてるやんと同じ車内の人に思われてるに違いない)
相場30分5000円。
内にある本質を見てもらえず、金だけ払って、
『仕事しろ!!』
で、説教されるだけなのは、キツい。
そこで、本質を見てもらえそうな霊視をしてもらいに行くことを決めた。
一人の女性が気になった。
その人より、レビューが高い占い師の方は、その店舗でも、存在する。
しかし、その人に奇妙なサインというか、シグナルを感じる。
"他の人を選んだら、その人に悪いな”
という変な罪悪感のようなものを感じる。
結局、予約もせずに飛び込んでみて、縁がなければ、別の人でいいやという感じで、占いに行くことにした。
母の趣味のウォーキングイベントに名古屋まで付き添い、ついでに、占いを見てもらう。
出不精のひきこもりには、8kmは、キツい。
汗だらだらで、睡魔に襲われながら、占いに向かうことに。
きれいなオフィスビルの一室。
女性が整形外科の医療事務のような佇まいで、カウンターで、接客している。
客層は、キラキラした若い女性。
罰の悪い居心地の悪さをファーストインプレッションで、感じてしまう。
とりあえず、カウンターで、占いを受けに来たことを伝える。
"お前が来る場所じゃない"
感を全身で、受け止める。
気になった占い師さんにカウンセリングして頂きたい旨を伝えると、空いていたので、その占い師の方に見てもらうことにした。
名前、年齢、生年月日、生まれた場所と時間。適当なアンケートを記入し、カウンセリングを受けることに。
受付の時間が来て、カウンターの女性に案内される。
カーテンレールで、簡易的に仕切られた一室に通される。
手狭なテーブル。
サイトで、見た女性が座っていた。
自己紹介とあいさつを軽く済まし、何が悩みかを伝える。
『仕事が長続きしない』
『何に取り組めばいいかわからない』
『同性代の友人との間に、大きなギャップを感じる』
『コミュ二ケーションが苦手』
という悩みを伝える。
30分のタイマーを設定して、早速、カウンセリングしてもらうことに。
ここからは、個人的な備忘録を兼ねて、書いていく。
数秘術?
0~21のタロットカードの大アルカナ。
0~21の周期で、動いているらしく、1年ごとに1つずつ進み、誕生日を迎えると、1つずつ動くということらしい。
自分の生まれた年から算出すると、
10 『運命の輪』
コロコロ変化する人生を歩むらしい。
一つのところで、留まっては、いけない人。
6 『恋人』
調和を表す。理性的な男性。感性の女性。
これがコミュ二ケーションを苦しめているらしい。
基本的に、四角形で、社会的に収まるらしい。
しかし、自分の数字は、
10=5×2
6=3×2
非常に収まりの悪い数字らしく、取り敢えず、転がってみて、気が付いたら、三角に一個ついて、四角形になってたわ。
ていうのが自分の人生らしい。
"よって、『就職』という二文字は、あなたにありません。"
という事らしい。
フリーランスを字で行く人。
波乱万丈を生まれる前に決められているのは、非常に面倒だ。
現在は、18の『月』で、午前0時、何も見えない状態。
誕生日を迎えると、19の『太陽』が射す朝焼けになるらしい。
あと、自分には、旅人が見えると言われた。
日本よりも、海外に住んだ方が過ごしやすいらしい。
古い文明が残る場所だと落ち着くらしい。
"どこに行ったらいいですか?”
と聞いてみると、
"イギリスかな"
と言われた。
イギリスかー。
先月、観た北アイルランドの映画を思い出す。
これの主人公もIRAと戦っていたテロリストだから、北アイルランド。
呼んでいるのか?
コミュニケーションは、嫌いな訳ではなく、『恋人』のやさしさで、疲れてしまうらしい。
コロコロ変わる気分屋のせいで、色々な人の信頼を裏切ってきた。
恋人のやさしさが傷に塩を擦り付ける。
ある程度、人との間に距離を置かなくては、いけないらしい。
自分のテリトリーに入ることを許せる人が現れるから、その時は、許可を出して、あげて欲しいとのこと。
流行に敏感であり、文才もあるらしい。
noteをやっていることを伝えると、面白い文章が書けるから、書き続けるべきとのこと。
したがって、久しぶりにnoteを書いている訳だが。。。
"芸術とかいいけど、絵とか、描いてる?”
と問われた。
"音楽を作ってます"
と答える。
"やってんじゃん。youtubeとかやった方がいいよ"
とのこと。
井戸端会議のような雰囲気になってきたので、
"何か見えます?”
と聞くと、
"先祖の先祖で、厳格で、強い男性がついている”
とのこと。
"何かに見られてる感じがしない?"
わかります。
こいつの仕業か。
三日坊主の理由は。
作業してたら、[何やってんねん]って、言いに来る奴は。
続けて、
"厳格な家庭なんだね"
"大変、だったね"
と言われ、
そうなんす。
理解者いねぇっす。
涙が出そうになった。
あと、二個セットのものを部屋に置いた方がいいこと。
シャイニングの双子の人形とか。
ビーバス&バットヘッドのフィギュア。
みたいなことだと思う。
占い師の女性から
"聞きたいこと言えなくて、ごめんね"
"あなたは、正しい道を歩んでいる"
"気にしなくていい"
と言われる。
人から
"正しい人生を歩いてる"
なんて言われたことねぇー。
と思いつつ、
同時に、『ですよね~』とも思う。
自分の人生を他の人がやってたら、とうに山手線に身投げするか、ビルから飛び降りてるだろう。
現に、祖父は、父親が生まれてすぐに近所の踏切に身投げしたらしい。
次の祖父も、叔母を生んだ後、死んだ。
理由は、知らん。
ウェスアンダーソンの映画の冒頭みたいな喜劇のような悲劇。
まぁ、どちらも、顔もみたことないけど。
単に、祖母が下げマンだったのか。
厳格な自分の周りにいるジジイのせいか。
ほぼ心理カウンセリングだったので、最後、占い師の方がオラクルカードを横に裏側で、並べ、一枚選ぶよう促される。
一枚目
『スタミナ不足』
2枚目
『実家ぐらし』
を言い当てられ、罰が悪い。
3枚目
『結婚できるらしい』
結婚なんて、今のところ、考えられないが。。。
そんな感じで、カウンセリングは、終了。
取り敢えず、今の人生を転がってみよう。
占いしてもらう前よりも、明るく考えることが出来るようになったと感じる。
帰宅後、親に占い結果を報告すると終始、怪訝であった。