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【まとめ】しまなみ海道、心地よい海風を楽しむ自転車の旅

 2020年3月初、まだ緊急事態宣言が出る前。自転車に乗るのは久々で、健康にもいいし、城巡りにと行った旅行です。
 広島空港から福山・尾道に。翌日は自転車で大島まで、最終日は今治・松山に行って、松山空港から戻り。瀬戸内の食と景色を満喫できた楽しい2泊3日でした。

旅のきっかけ

「しまなみ海道に行かない?」
そんな誘いを受けたのは息子から、私を金づるにしようとでも思ったんでしょう。

「え、しまなみ海道って、チャリンコで長距離走るんだろ。そりゃ無理じゃないか。」
「いや、70kmくらいだから大したことないよ。」
「ふぅん、そうか。」

曖昧な返事で流しておいて、さて、しまなみ海道について調べることに。

本州側の尾道から愛媛の今治まで、その間にある6つの島を結ぶ道。
サイクリング向きの設備が整っていて、バスやフェリーで渡ることも可能なのか。

尾道には、一度行ってみたいと思っていたんだよな。
ん? 水野勝成の城、福山って尾道に近い。

お、村上水軍の能島城も、しまなみ海道の途中。
大山祇神社、読み方がわからないけど、何やら歴史のある神社らしい。

今治にも城があったはずだし、帰りの飛行機を松山空港にすれば、松山城や道後温泉にも寄れそう。
自転車旅というだけでなく、瀬戸内の歴史を楽しめそうだな。

旅行を申し込んだのが2月初、旅行に行ったのが3月7日から9日。
昨今の騒動が徐々に拡大していた頃でしたけど、後から振り返ってみればまだまだ序の口でした。

城と神社、尾道をはじめとする瀬戸内の風景。
自転車で巡る旅、子供の頃に戻ったようでワクワク感たっぷりですね。


1日目:まずは福山観光から

 成田空港から広島空港まではLCCでのフライト、高速バスに乗って、最初の目的地である福山市に到着。ここで食べたお好み焼きは素晴らしく美味、そして福山城を見物した様子をまとめたのが以下の記事です。


1日目:尾道の街をゆったりと散歩

 福山から尾道に移動し、映画ロケ地や神社仏閣などを3時間ほどかけて巡って。坂の風景はいかにも尾道っていう感じですよね。
 夕食はおでん、これがコスパよく味も素晴らしかったんです。温泉で身体を温めて、充実した1日を過ごせたことに感謝して、翌日のしまなみ海道に備えて早めに就寝。


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 1日目のルートはこちら。広島空港(左端で切れてます)から福山まではバスで1時間でしたけど、若干大回り気味なんだなと。
 ご覧のように広島空港からは尾道の方が圧倒的に近いので、お時間の無い方は尾道に直接。三原までバス、尾道までは山陽本線というルートが便利だと思います。


2日目:しまなみ海道にて、まずは大山祇神社を観光

 尾道から生口島まではフェリー、そして自転車で大三島に。しまなみ海道でトップクラスの観光地である大山祇神社、海上交通が盛んだった時代には今日よりも更なる存在感があったのでしょう。樹齢2,600年の大楠、奉納された国宝・重文クラスの鎧兜が多数と見どころたっぷりでした。


2日目:村上水軍の能島城を観光、大島の民宿でボリュームたっぷり海鮮料理

 島伝いに自転車で走るしまなみ海道、気分のいいものですね。大島で村上水軍博物館を観た後、遊覧船で本拠地の能島城をぐるっと一巡り、戦国時代を感じてと。この日は近くの民宿泊で、ここでは真鯛の塩焼きやカサゴの煮付けやと、お腹いっぱいの海鮮料理を満喫でした。


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 2日目のルート。緑色が自転車ですけど、フェリー(尾道〜瀬戸田港)やバス(多々羅しまなみ公園〜大山祇神社(地図上は「道の駅」となっているところ)の方が長かったんですね。


3日目:今治までの移動をどうするか… そして今治城を観光、松山まで一気に移動

 「お尻が痛い」というのは、レンタルした自転車がスポーツタイプだったせいでしょうね。格好つけずに、ママチャリ借りておけばよかったと少し後悔。
 今治市内での唯一の観光、​今治城は想像以上に立派で、城好きの方であればここは一見の価値ありです。その後、今治駅から松山駅まではアンパンマン特急にて。疲れからハプニングもあったりと、なかなか楽しい旅路でした。


3日目:最後は松山観光、素晴らしい城でした

 旅の最後は松山城、さすが現存十二天守の一つだなと思いました。観光用で作られたのではなく、戦闘用に造られたものを観光している、ということですかね。
 LCCも快適で、松山空港・成田空港それぞれで食事を楽しんでと。この旅の締めくくり、細かいミスはありましたけど、まずまずだったと思います。


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 3日目のルート。道の駅よしうみいきいき館から今治まで、そんなに大した距離では無いものの、お尻の痛さには勝てず...


最後に

 以上、しまなみ海道紀行でした。
 今回は3月と気候のいい季節でしたけど、暑い・寒い時期にはそれなりの準備が必要でしょう。季節を選べば軽装でサイクリング、フェリーやバスを使えば誰でも無理せず回れるしまなみ海道。

 一度は行かれることをお勧めしますよ。



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